テクロス社での就業規則改訂をめぐって2

テクロス社での就業規則改訂をめぐる、労働者代表選挙には、組合員K以外に、もう一人(人事部所属の方)が立候補しました。
人事部は、就業規則の改訂にあたっては、経営側の意向に従って業務として改訂作業を進めていく立場にありますので、人事部所属の社員が、就業規則の改訂をめぐる労働者代表となるのは、望ましくないとする見解も見られるのですが、組合員Kはこの点については、このときは軽く指摘するにとどめました。)

選挙方法をめぐって、組合員Kは、投票の匿名性が保障されるよう無記名投票にすべきと強く主張しました。
組合員Kがこの点は、妥協しなかったことで、投票は、無記名投票とし、立候補者2名が、投票箱をもって、各フロアを回っていくスタイルとする、という形に落ち着きました。

2018年1月31日に選挙が行われ、即日開票の結果、人事部所属の方の得票が3票多くなりました 。ただし、白票が多数投ぜられたこともあり、有権者の過半数には達せず、二人とも労働者の過半数の信任は得られない、という結果に終わりました。

労働者代表が選出されなかった場合、会社はその経過等を書面にまとめた上で、就業規則を労働規準監督署に届けるという選択もできるのですが、今回はそうした判断はせず、保留状態となっています。
今回のように、労働者への不利益変更を含む場合、労働者代表が同意する意見書がない形では、今後争いとなった場合、改訂の有効性が問われることになりますので、この点は、会社としては賢明な判断といえるでしょう。

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