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10月29日第2回労働委員会報告-和解へ

10月29日(月)第2回労働委員会が開催され、和解の方向で進めることになりました。
和解内容をつめるため、11月12日(月)、12月4日(火)と協議の場がもたれ、和解内容についても合意に至りました。

組合としては、今後、正常な労使関係を築いていくことを優先し、和解を受け入れる判断をしました。
今後は、労働環境、待遇の改善に向けて、提案し交渉を進めていくことに力を注いていきたいと考えています。

引き続き、テクロス社で働くみなさんはじめ、IT業界、ゲーム業界に携わる方々の注目を広く呼びかけます。
今後、社員の皆さんには、この公開ブログとは別に、社員向けの媒体を用意し、発信・交流していきたいと考えています。
これについては、準備が整い次第、別途ご報告させていただきます。

(※なお、これまで公開してきた記事についても、和解内容を踏まえ、見直しを行っていきます)

第1回労働委員会(申立人:ユニオンぼちぼち、被申立人:株式会社テクロス)報告

(2018年12月に和解成立に至りました)

8月30日(木)2時より、京都府庁の西別館にて、第1回労働委員会が開催されました。
まず、3人の労働委員と、テクロス社側(代理人弁護士含む)、組合側(ぼちぼち組合員)の三者参加の場がもたれました。

3人の労働委員の内訳は下記のようになります。
・公益委員:公益を代表する委員(大学教授、弁護士など)
・労働者委員:労働者を代表する委員(労働組合役員など)
・使用者委員:使用者を代表する委員(企業経営者、使用者団体役員など)

テクロス社からは、「第1準備書面」「第2準備書面」(以上、弁護人作成)「陳述書」(テクロス人事部ゼネラルマネージャー作成)が提出されていました。
「第2準備書面」と「陳述書」は、労働委員会開催の直前に送られてきたため、組合側では、第1回の労働委員会ではこれへの書面での反論を準備せず、のぞみました。

この場にて、労働委員会より、組合側に、下記3点の要求がなされました。
(1)組合員Kに支給された2018年1月の賞与の具体的な金額を主張すること
(2)団体交渉の反訳(=音声データを書面化)を提出すること
(3)相手方の準備書面に反論する組合側の準備書面を提出すること

第1回労働委員会は、こうした簡単なやりとりにとどまり、
最後に第2回労働委員会の期日を10月29日(月)14時からとすることを決めて、30分間程度で終了となりました。

その後、労働委員会と組合、労働委員会とテクロス社、各々での非公式の折衝が行われました。

まずは労働委員会と組合との折衝。
続いて労働委員会と会社との折衝。
さらにその後、労働委員会と組合との折衝。

これらの折衝を通して、労働委員会より、第2回に向けて、組合側で「和解案」を用意するよう提案され、組合としても承諾し、準備することになりました。