
ブナ林便り Letters from a Wood of Beech
Welcome to< Letters from a Wood of Beech> ようこそブナ林便りへ! 吉田悟郎のホームページです

富士山東南麓 十里木高原のブナ林 〔石垣貞一氏描)
1952年のことでした。社会科世界史教師になったとき、<アジアの叢の中から>世界史をとらえよう、
自分に巣くう帝国意識・植民地保有者意識をどうにかし て克服して自立と共生を支える世界史認識をうみだしていきたい、そう意気込みました。それから、日本ではじめての世界史教育と世界史研究はもう五十年以上の歴史をあゆんできましたが、私たちの世界感覚・世界意識、そして世界史感覚・世界史意識は形成され、成長してきたといえるでしょうか。おおいに疑い自戒する現状です。しかし、私たちは1982年末、比較史・比較歴史教育研究会という小さな会をつくり、1983年の日米歴史学会議の歴史教育部会での<日米におけるヨーロッパ史教育>の対話を皮切りに、1984年の第一回東アジア歴史教育シンポジウム以来五年おきに近隣東アジア諸国の歴史家・歴史教育者を招いて東アジア歴史教育シンポジウムを開き、<自国史と世界史>を共通課題に掲げ、東アジアの対話を試みてきました。この共同の学習と運動を通じて、国家や民族、そして階級にも囚われないー自国・自民族中心主義ではないーそういう世界史認識・世界史像を互いに試行し始める、そんな時代が開けつつあるという思いをようやくもてるようになりました。当面,私自身は、国家や民族、階級に囚われ
縛られた既存の<世界史・全体史>を、西洋主義・近代主義で 化石化した従来の<世界史>を
ひっくり返して、自由闊達で多種多様多元多層の、 相互の<自立と共生>を支えるような、 未知の世界史の大海へ 漕ぎ出ていこう と夢見ています。(2001.3.25)
ブナ林便り / 東アジア史への試み(北方史を描く愉しさ・朝鮮五葉松への旅・その続・こぼれ話し)
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