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なかまユニオンによる抗議文

【 抗 議 文 】

 大阪市経営企画室 御中
 大阪市ゆとりとみどり振興局 御中
 大阪市市民局 市民部 広聴相談課 御中
 大阪市健康福祉局 生活福祉部 御中

2007年1月28日
大阪市都島区東野田4丁目7−26 和光ビル 304 なかまユニオン

 大阪市当局が長居公園の野宿労働者の生活を支えるテントの強制撤去むけた対応に強く抗議します。    長居公園では仕事を奪われ生活困難により、住居の確保が困難となった人々がやっとの思いで公園内でのテント生活をしているものです。そんな人々を強制排除しようと1月15日(月)に「除却命令書」を交付し、25日には行政代執行に基づく「訓告書」を通知し強制撤去に向けた体制固めを進めています。行政代執行はテント生活者の生活拠点を奪い、生命の危険を招く恐れがあるものです。力づくでの排除は許されるものではありません。

 テント生活者も市民です。テント村の人たちは「テントを追い出されても、よその地域でアルミ缶拾いはできんから、長居で野宿する」と言っています。これまで市の対応に応じて退去した人も「強制排除されるならかなわんな」と言い、説得という寄り脅迫に近いものだったことを告げています。大阪市は自主退去を求めていますが、退去しても生活できる場所の提供が不十分です。北港にある自立支援センターなどへの入所策を考えているようですが、付近は工場街で住民の姿は見られません。また退去期限も指定され、生活が保障されるあてがまったくありません。強制排除は人命無視でしかありません。

 大阪市が公園から排除するのは、今年8月に開催される国際陸上競技大会のためと聞いています。国際競技会開催のために人命を切り捨ててしまえば、各国の参加者に疑問と非難の声が渦巻くことでしょう。市民の生活を破壊してまで開催する意義はまったくなく、「市民スタンダードに側った市政運営の確立=改めて市民の目線に立ち」(市政改革マニフェストP6)にも明らかに反するものです。また公園は、<都市公園法>の規定でも「都市公園の占用が公衆のその利用に著しい支障を及ぼさず、かつ、必要やむを得ないと認められるものであって‥」と記されているように、テント生活者の使用を否定するものではありません。生活困難によりテント生活でしか居宅が保障されていない現状を考えるなら、公園の使用は当然といえるものです。    再度大阪市当局に強制排除の中止を求めます。