長居公園でホームレステントを強制撤去（JNN／TBS系）

　今年８月の世界陸上を前に、長居公園を整備するため、大阪市は行政代執行法に基づき、ホームレスのテントや小屋の強制撤去に乗り出しました。

　５日午前８時、大阪市東住吉区の長居公園では、市の担当者やガードマンらがテントを取り囲みました。

　そして午前９時、両者のにらみ合いの中、開始宣言が行われ、行政代執行法に基づく撤去が始まりました。テントは崩され、中にあったものがトラックに積み込まれています。

　今年８月に世界陸上が開かれる長居公園では、公園の整備が進められていますが、大阪市は周辺住民からの苦情がある上、工事の妨げになるなどとして自主撤去を求めていました。しかし、ホームレスや支援者は、市との話し合いは十分でないとして、１０人が残っていました。

　テントは次々と撤去されましたが、最後の１つの前でホームレスや支援者らが抵抗を続けています。

　大阪市は、今回の撤去費用として１人当たり１０万円を請求することにしています。（05日11:46）

[5日13時53分更新]