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長居公園仲間の会

概略

長居公園の野宿者たちによる自助組織?

歴史

陸上競技場のある長居公園は、最盛期には500軒を超える野宿者のテントがありました。オリンピック誘致を見据え、大阪市は2000年12月にシェルター(仮設一時避難所)を全国で始めて設置し、入所と引き換えに、長居公園にはテントを二度と張らないという念書を迫りテントはどんどん減りました。が、入所期限である3年の間に再就職が叶わなければ結局は野宿に逆戻りせざるを得ない、という極めて現実的は理由でテントで暮し続けることを望む声はたくさんありました。

そんな中、野宿の当事者と全国の支援者の手で『シェルターのシェルター』としての役割を担うテントが建てられました。シェルターに入所してもささいなトラブルなどにより、はじき出されてしまったが最後、戻るべく自分のテントは公園管理局によって潰されてしまっています。そういった仲間のための、自前のシェルターでした。

現在の仲間の会本部テントは、その時にかろうじて維持されたテントが場所を少し移動したものです。本部テントは共同炊事や図書室、大切な荷物の保管場所でありまた同時に長居公園に暮す仲間の居間の役割を果たしています。

活動内容

☆炊出し:毎週第1,3日曜  17時〜   公園内に居住する仲間、周辺で生活する仲間に呼びかけています  ただメシを食うのではなく、仲間同士でつくりあう共同炊事の機会であり、仲間の出会いの場です。カンパいただいた衣類などの分配もします。

☆相談活動:毎週木曜日  13時〜15時   福祉・借金・労働相談、その他何でも相談を受け付けます。野宿者/非野宿者は問いません

☆畑での農作業:第1,3土曜日 第2,4,5日曜日 8時出発   近郊の畑で無農薬野菜を作っています。収穫した野菜は炊出しで活用したり、販売したりしています。野菜を通じた地域との出会いの機会づくりでもあります。

ぜひ活動に参加してください。常に人手不足。活動に参加し、野宿の仲間と出会ってください

関連資料

・「2006年10月 野宿者の強制排除に反対し、長居公園テント村の存続を求める署名

・「地域のみなさまへ

・『長居公園仲間の会』/ 小論文、講演録、随筆、陳述書など合計6本収録/30p/2005