研究者声明への賛同のお願い

2007/03/01, 09:34

私たち若手研究者は、このたび執り行われようとしている長居公園テント村に対する強制撤去に対し、以下のような声明文を提案いたしました。私たちといたしましては、野宿問題にかかわっておられる研究者の方々のみならず、さまざまな研究分野でご活躍され、この問題に関心を寄せておられる方々にもご賛同をいただければと願っております。賛同していただける方は、以下の手続きで賛同の旨、送信していただければ幸いです。なにとぞよろしくお願い申し上げます。

[声明文を読む]

ご報告:2月2日午前10時大阪市役所にて、みなさまよりお預かりした賛同書(当日7時現在276名分)メッセージとともに声明文を大阪市長宛に提出し、その後プレス報告を済ませてまいりました。たくさんのご賛同、誠にありがとうございました。
関西若手研究者有志一同

誠に遺憾ながら既に報道されましたとおり、行政代執行は2月5日午前令書通りに執り行われました。


[長居公園テント村行政代執行の記録『それでもつながりはつづく』] 好評発売中!

[第4回 長居公園 大輪祭り ご案内]
[Homeless Support Festa: The 4th Nagai Park Dairin Festival]
2007年2月5日、私たちの大切な、長居公園の野宿者テント村は、強制排除された。 /でも、出会いを紡ぐ場の力を信じる私たちは、テント村を終わらせない。可能性を摘ませない。 /もう一度、これからも、大輪の花を咲かせよう。
★日時:2007年10月13日(土) 12時〜、10月14日(日) 10時〜
★場所:大阪市東住吉区 長居公園・自由広場


[代執行当日の様子]を掲載しました。[マスコミ報道]とご比較ください。

声明書および皆さまからいただいた賛同書は、長居公園テント村にも掲示しました。
テント村の日常風景とあわせて[長居公園の写真記録]をご覧ください。
昨年の [大輪まつり]の様子も追加しました。

[代執行令書]ならびに代執行令書に対する[当事者による申入書]も掲載しました。
声明文の名称が誤解を招きかねないものでしたが、文責者が「若手研究者」であっただけのことですので、「若手」「研究者」といった言葉に限定せず、ひろくご賛同ください。
なお、声明書はお書きいただいた賛同書とともになんらかのかたちで大阪市に提出し、またウェブやビラ、マスメディアなど、機会がありましたらさまざまな媒体に公表していく予定です。その際にはご記入いただいたお名前・所属等・メッセージが公表される可能性がありますが(メールアドレスは決して公表いたしません)、この点、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
[賛同者一覧] 2007年2月4日25時現在318名

[賛同メッセージ]

[関連報道]も随時更新します。

関西若手研究者有志一同

公開シンポジウム『寄せ場労働者・ホームレスの「生きる場所」はどこに?』

2007/03/01, 09:27

チラシ 釜ヶ崎における「住民票問題」とホームレステントの強制撤去の本質について考える

_ 釜ヶ崎の44平米の宅地に3,000人を超す住民登録がなされていた問題、ホームレスが公園に住民票を置けるように求めた裁判の判決、そして長居公園でのホームレステント強制撤去。ここ数ヶ月、釜ヶ崎の日雇労働者やホームレスの「居場所」を巡ってさまざまな問題が起こっている。

そもそも釜ヶ崎の日雇労働者やホームレスは故あって法・制度の定める「場所」で暮らしてはいない。したがって、日雇労働者やホームレスは法律や制度が想定する「住居」に住民票を置くことができないという厳しい現実がある。

本シンポジウムでは、これまで釜ヶ崎の日雇労働者やホームレスの「生きる場所」への権利がいかに無視されてきたのか、そしてこのような現実を突破していくためにはいかなる闘いが必要なのだろうか、このことについて議論する。

_ パネリスト
金子 俊雄 (大阪市職員労働組合西成区役所支部)
林 真樹 (大阪市従業員労働組合公園支部)
本田 哲郎 (釜ヶ崎ふるさとの家)
松繁 逸夫 (釜ヶ崎資料センター)

_ 司会
島 和博 (大阪市立大学大学院創造都市研究科)

_ 日時・場所
2007 年 3 月 10 日( 土)
午後 6 時 30 分~9 時( 開場 6 時)
大阪市中央公会堂 地下 1F 展示室
大阪市北区中之島1-1-27
大阪市営地下鉄御堂筋線 淀屋橋駅1番出口から徒歩5分
予約不要・入場無料

_ 主催: 大阪市立大学大学院 創造都市研究科 都市共生社会研究分野

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