『赤旗』で、立命館大学の労基法違反と労働契約法脱法の非常勤講師5年雇い止め(「授業担当講師」制度)が、記事になりました。
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立命に是正勧告 京都労基署(『赤旗』2018年2月3日)
立命館大学が(京都市)が、非常勤講師を5年で雇い止めとする就業規則を改定したことなどにかかわって、意見聴取が必要な労働者過半数代表選出の要件を満たしていないとして、1月30日、京都上労働基準監督署から労働基準法違反の是正勧告を受けました。
同大学の労働者過半数代表選出にあたって、労働組合側は、正規教職員を中心とする立命館大学教職員組合だけでなく、非常勤講師が加入する複数の組合も選挙管理委員会に参加し選挙を行っています。しかし、複数の立候補があり、得票1位も過半数に達していないと判断されました。
立命大では、2016年、非常勤講師を雇い止めとする就業規則の改定を行っています。非常勤講師が加入する関西圏大学非常勤講師組合、ユニオンぼちぼち、ゼネラルユニオン、は5年雇い止め撤廃を求め、立命大教職員組合も5年以上の契約更新による無期転換を春闘要求としています。
同大学広報は、「労働者代表だと認識していたので困惑している。就業規則については、見直しを求める団体交渉の申し入れを受けているので、それに対応する」と答えました。
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