月別アーカイブ: 2013年2月

学習会:『敵には動揺を 味方には確信を』読書会年間計画

『敵には動揺を 味方には確信を
     ――小城修一さんの戦後社会・労働運動史 インタビューとエッセイ

 『敵には動揺を 味方には確信を』編集委員会編/A5判/220ページ 【詳細】


4月から上記の本の読書会を実施します。参加者みんなで輪読をして、感想を言い合う形式で行います。本さえあれば、だれでもいつからでも参加できます。本は1冊1,200円です。必要な方は用意しますので、事前に組合アドレス botiboti[at]rootless.org([at]→@)まで連絡ください。
学習会ですので、組合員には交通費が支給されます。
(本の代金は各自負担してください。あしからず。)
■読書会日程(毎月第2日曜日の15:00~17:00です)
第1回 4月14日(日)15:00~17:00 於:京都事務所
第2回 5月12日(日)15:00~17:00 於:大阪事務所
第3回 6月 9日(日)15:00~17:00 於:京都事務所
第4回 7月14日(日)15:00~17:00 於:大阪事務所
第5回 8月11日(日)15:00~17:00 於:京都事務所
第6回 9月 8日(日)15:00~17:00 於:大阪事務所

■本の紹介
 この本でお話しされている小城修一さんは、元〈全国金属労働組合京滋地方本部〉書記長で、私たちが事務所を置かせてもらっている〈きょうとユニオン〉の顧問でもあります。この本ではその小城さんの戦争体験から戦後の活動、そして中小企業の労働者の権利を守るための闘いなど、人生を振り返りながら、理解しやすい語り口で、いきいきとインタビューに答えています。いま私たちが、組合活動をしていくうえで、考えておかなければならないことや、どう生きるのかといったことまで、いろいろなヒントが入っています。読書会に参加できない方でも、〈きょうとユニオン〉〈洛南ユニオン〉に問い合わせれば購入できますので、ぜひ、手にお取りください。

双龍自動車労組の100万人署名のお願い

 アジア共同行動(AWC)日本連絡会議という団体から下記の呼びかけが行われています。Eメールでの署名が可能ですので、内容を読んで賛同いただける方にはご協力をお願いします。
---------- 転送メッセージ ----------
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AWC情報 2013.2.20
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        アジア共同行動(AWC)日本連絡会議
                      TEL:0774-43-8721 FAX:0774-44-3102
         (メール) awcjapan21@yahoo.co.jp
           (ホームページ) http://www.awcjapan.org/index.html
韓国の双龍自動車労組が100万人署名を呼びかけています。
以下に、日韓民衆連帯全国ネットワークからの同署名の呼びかけ、および署名用紙を転送します。
日本連では2010年6月に双龍自動車労組のイ・ヨンホさんをお招きして、77日間のストライキを描いた映画「あなたと私の戦争」を上映しました。また昨年のAWC日本連夏期訪韓団はソウルの焼香場を訪問してきました。
双龍自動車問題は終わっていません。より多くの署名(お名前・団体名、および住所)をお願いします。
呼びかけ(日本での署名送り先):●日韓民衆連帯全国ネットワーク 
〒112-0002 東京都文京区小石川1-1-10-105 ℡/fax03-5684-0194
E-MAIL:souryuji222@yahoo.co.jp
■第1次集約2月末、第2次集約3月末
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双竜自動車労組の国政調査!解雇労働者の復職!を要求する
100万人署名運動にご協力を!
韓国では、昨年暮れの大統領選敗北以降、絶望した労働者、しかも労組活動家が5人も自殺をするという大変な事態がおこっています。
こうした中で今、双竜自動車の解雇労働者の問題が大きな焦点になっています。
双竜自動車では、整理解雇の撤回を求めて2009年、77日間の激烈な玉砕ストライキが行われました。
双竜自動車では、総人員の36%である2646人を整理解雇対象に挙げ、この問題を巡りストライキを行いましたが、最後まで整理解雇を拒否した974人の内ストライキ籠城を行った組合員640人余りに対して無給休職と営業転職48%、希望退職52%の非常人材運営計画を受け入れ1年以内に無給休職者を復職させるという内容で最後に劇的大妥協をしました。
しかしそれから3年半、会社は中国の上海自動車からインドの自動車会社であるマヒンドラに再び売却され、その間23名の労働者と家族が自殺をしました。
このような状況に対して、金属労組双竜自動車支部は、ソウルの大漢門の前に23名を追悼する焼香所を設置して、テント篭城をはじめました。今年のソウルは特別に寒く、零下19度にもなる日がありましたが、テント篭城は続けられています。更にまた昨年11月からは、平澤市にある工場の前の送電鉄塔の上に3名の労働者が登り高空篭城を始めました。体感温度は零下30度です。
このような闘いに押されて、大統領選挙の中で、朴槿恵―セヌリ党は、双竜自動車問題の国会での国政調査を約束しました。しかし選挙が終わっても、約束を履行しようとしません。
国政調査をすれば、偽装赤字で整理解雇をし、また殺人的鎮圧でストを弾圧した問題と責任が自ずと明らかになります。一方会社側は、国政調査を逃れようと、欺瞞的に無給休職者の復職を決めましたが、未払い賃金訴訟の取り消し確約書提出を強要するなど、依然として労働者弾圧の姿勢を変えていません。
 このような状況に対して、金属労組双竜自動車支部は、国政調査の実施と解雇労働者の復職を求めて別紙のように100万人署名を呼びかけています。
 労働者に国境はありません。資本の新自由主義グローバリゼーションに対抗して、この呼びかけに応え、金属労組双竜自動車支部を支援していきましょう。多くの方々の署名の協力をお願いいします。
2013年2月8日
呼びかけ(日本での署名送り先):●日韓民衆連帯全国ネットワーク 
〒112-0002 東京都文京区小石川1-1-10-105 ℡/fax03-5684-0194
E-MAIL:souryuji222@yahoo.co.jp
■第1次集約2月末、第2次集約3月末
<MAIL、FAX個人用署名用紙>
双竜自動車問題解決のための
5大要求の受け入れを求める
汎国民100万人署名運動
――李明博政権(朴槿恵次期大統領)と国家が責任を取らなければなりません――
整理解雇を阻止するために双竜自動車の労働者が2009年77日間ストで闘ったが、政府は野蛮な弾圧で鎮圧しました。2646名の労働者が追い出されて、解雇の苦痛で3年半の間に23名の労働者とその家族が命を失いました。
李明博政権と国会が責任を負わなければなりません。李明博政権は殺人的な鎮圧と23名の死にたいして公式に謝罪しなければなりません。国会は国政調査を通して会計操作の真相を究明して原職復職のための対策を作らなければなりません。
李明博政権(朴槿恵次期大統領)と国家が出てきて双竜自動車問題を解決しろ!
◆第1、双竜自動車の解雇労働者を全員復職させろ!
◆第2、李明博政権の殺人的鎮圧の責任者を処罰しろ!
◆第3、会計操作の真相を究明して責任者を処罰しろ!
◆第4、23名の双竜自動車犠牲者の名誉回復と対策を立てろ!
◆第5、整理解雇―非正規職を撤廃しろ!
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<MAIL、FAX個人または団体用署名>
名前(又は団体名):
住所:
(日本での送り先にMAIL、FAXで送ってください)
殺人政権糾弾!整理解雇撤回!
双竜自動車犠牲者追慕と復職のための汎国民対策委員会
署名用紙送り先:ソウル市中区貞洞 京郷新聞社本館13階 双竜自動車汎対委
電話:02-2670-9196 Fax:02-6455-9196
E-mail:victory@jinbo.net HP:http://victory77.jinbo.net
日本での署名送り先:●日韓民衆連帯全国ネットワーク
〒112-0002 東京都文京区小石川1-1-10-105 ℡/fax03-5684-0194
E-MAIL:souryuji222@yahoo.co.jp
■第1次集約2月末、第2次集約3月末

2月23日(土)最新労働法情報(労働契約法、労働者派遣法、高年齢者雇用安定法)学習会のお知らせ

この一年で労働関係のいくつかの法律が改定されました。最新の労働法事情をきちんと知っておこうという趣旨で以下のような学習会を開催します。
日時:2013年2月23日(土)15時~
場所:京都事務所(http://rootless.org/botiboti/access.htm)
講師:中村研(労働組合なにわユニオン 書記長、コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク 事務局次長)
*どなた様でも無料で参加できます。
法律の細かな内容にまで立ち入るので難しく感じるかもしれませんが、講師が一方的に話すのではなく、参加者の興味関心に応じてざっくばらんに話し合う形式で行う予定です。事前にレジュメを見せてもらったのですが、法律のポイントだけでなく、ILOとの関わりや実践的な活用の仕方まで触れられていて興味深かったです。
なお、当日は17時から定例カフェもありますので、そちらのほうもよろしければご参加ください。メニューはロールキャベツです。

カンパが目標額に達したようです。

先日呼びかけをいたしましたカンパですが、目標額に達したようですので、お知らせいたします。
(以下転送、転載歓迎)
下記支援要請の件につき、本日皆様より頂いたカンパの総額が195690円となり、当該のAさんの罰金の立替に必要な15万円を上回りました。
皆様の素早いご支援とご協力、大変ありがとうございました。
15万円を超過した分のカンパは、当会の活動に直接当てさせていただきます。
今後、ブログの開設、集会の開催等を通して、事件や運動の経過を報告させていただきたいと考えております。どうぞ引き続きご支援とご注目をよろしくお願いいたします。
京都市空き缶回収禁止条例を考える会
akikan.kyotoshi@gmail.com

【緊急カンパ要請!!】京都市「空き缶回収禁止条例」関連のトラブルで罰金刑を受けたAさんの支援にご協力ください

下記の要請を転載いたします。
********転送・転載歓迎**********
【緊急カンパ要請!!】京都市「空き缶回収禁止条例」関連のトラブルで罰金刑を受けたAさんの支援にご協力ください
 2013年1月17日、京都市上京区で、アルミ缶の収集を行っていたAさん(77歳)が、集めたアルミ缶を取り上げようとした京都市職員とトラブルになり、公務執行妨害容疑で逮捕される事件がありました。Aさんは、22日もの間身柄を拘束されたのち、2月7日に京都簡易裁判所から暴行・傷害の罪で罰金15万円の略式命令を受けました。
 生活困窮状態にあるAさんは、高齢と病気のために使用している自らの介護用品を買うために、アルミ缶の収集と売却を行っていました。苦しい生活を送るAさんは、罰金を期限の2月21日までに支払うことができません。このままでは、Aさんは留置され、労役を課されてしまいます。
 この事件の背景には、アルミ缶の収集が貧困者の生活を支える手段となっている実情と、通称京都市「空き缶回収禁止条例」の、法的な規定を逸脱した乱暴な運用の実態があります。生活苦からやむなくアルミ缶を集めていたAさんに無用で過酷な制裁が及ぶことを見過ごすことは、そうした貧困者への社会的暴力を容認することになりかねません。
 私たちは、Aさんの自由と尊厳、心身の健康がこれ以上無用に損なわれないために、Aさんの罰金を立替えるためにカンパによる緊急支援を呼びかけます。立替えたお金はAさんから分割で少しずつ返還してもらいます。そして、Aさんから返還されたお金は、問題解決に向けた行政との話し合い、情報公開請求等による条例の運用実態の監視、事件の大本にある貧困問題の解消など、「空き缶条例」に人権擁護の観点から向き合う活動に充てます。
 
 罰金の支払期限まで、ほとんど時間が残されていません。Aさんへの支援カンパを2月20日まで受け付けます。多くの方の素早いご支援が必要です。ぜひともご協力のほどよろしくお願いいたします。
☆★☆★☆
※Aさんへの支援カンパの受け付けは、2月20日までとします。それ以降に振り込まれたお金は、会の活動に直接あてさせていただきます。
【カンパ振込先】
◆ゆうちょ銀行からのお振り込み
記号:14450 番号:3809901 
加入者名:キョウトシアキカンカイシュウキンシジョウレイヲカンガエルカイ(京都市空き缶回収禁止条例を考える会)
◆ゆうちょ銀行以外からのお振り込み
ゆうちょ銀行 店名:四四八(ヨンヨンハチ) 店番:448 預金種目:普通預金 口座番号:0380990
口座名:キョウトシアキカンカイシュウキンシジョウレイヲカンガエルカイ(京都市空き缶回収禁止条例を考える会)
    
【事件の経緯と社会的意義】
 京都市では、2011年4月に、集積所に有料指定袋に入れて出された、アルミ缶を含む特定資源ごみを、市の指定を受けていない者が回収することを禁止する趣旨の条例(以下、空き缶条例と呼びます)が施行されました。今回の事件も、地域を巡回していた市職員が、条例を口実に、Aさんに注意をし、アルミ缶を取り上げようとしたことが原因の一端となって起こったのです。
 しかし、今回の市職員の対応は、条例の規定する範囲を越えた乱暴なものであった可能性があります。職員は現場でAさんを無断で動画撮影し、アルミ缶の入った黒いビニール袋を取り上げようとしたり、抵抗するAさんを羽交い絞めにしたりしたそうです。これらの行為は、条例に基づく違反者への対応のための内規に違反するものです。さらに、Aさんはコンビニなどの店舗や自動販売機の横に設置された回収箱からアルミ缶を収集していただけで、集積所からはアルミ缶を持ち去っていないそうです。そもそもAさんの行為が条例による規制の対象となるものではなかった可能性すらあるのです。Aさんは当初公務執行妨害容疑で逮捕されたにもかかわらず、最終的に暴行と傷害で略式起訴されました。このことからは、裁判所に市職員の行為が正当な公務を逸脱していたと認定される可能性が高いと判断した検察が、公務執行妨害での起訴を断念した事情がうかがえます。
 アルミ缶の収集は、野宿者や、Aさんのような生活困窮状態にある方にとって、残された数少ない、場合によっては唯一の生活手段となっている実態があります。空き缶条例は、制定以前から、人々のそうした生活の糧を奪うという生存権侵害や、生活困窮者に悪者のレッテルを張るという社会的排除につながることが危惧され、批判されてきました。条例案を審議した市会においては、野党の反対意見のみならず、与党議員からも人権擁護の観点からの慎重意見が相次ぎました。本案は市民を巻き込んだ激論の末に付帯決議とともに可決を見たという経緯があります。このように、運用に際して最大限の慎重さを要するはずの空き缶条例が濫用され、市民の生存や尊厳を脅かす口実となるならば、貧困問題が未解決の現状において基本的人権と空き缶条例はやはり相容れないと考えざるをえず、条例が形成を目指す「循環型社会」の価値も貶められかねません。
 この事件は、上記の理由で、単にマナー違反の市民が市職員を暴行した事件として片付けることは許されません。事件の根本にある問題の解決と再発防止のためには、繰り返される貧困者への社会的暴力に抗して、人々が生きる努力を互いに認め合い支えあう社会的な努力を重ねることこそが必要であると考えます。アルミ缶集めという、生きるための必死の営みの場が、この事件のような生活困窮者と行政の不幸な出会いの場ではなく、相互理解と貧困問題の解決に向けた出発地点になることを願います。
◆呼びかけ:京都市空き缶回収禁止条例を考える会
(連絡先:akikan.kyotoshi@gmail.com)