「労働基準法違反「契約年限無効」 非常勤講師ら、立命館大告発へ /京都」
(毎日新聞2月16日〔京都版〕)
http://mainichi.jp/articles/20180216/ddl/k26/040/516000c
立命館大の非常勤講師ら3人が15日、一部の非常勤講師の契約更新に5年の上限を設けた際、正式な手続きを経なかったとして、吉田美喜夫学長らを労働基準法違反の疑いで京都上労働基準監督署に刑事告発すると発表した。講師らによると、上限があるため少なくとも4人が3月末で雇い止めとなるという。講師らは変更された就業規則の無効を訴えている。
立命館大は2016年4月に有期雇用の「授業担当講師」制度を設け、契約更新の上限を5年とした。労基法は就業規則変更の際、労働者の過半数の代表者に意見を聞くことを定めているが、制度を設けた際の労働者代表選挙の投票率は過半数に満たなかったため、変更は無効としている。告発する講師らは「改正労働契約法で定められた5年を超えた有期雇用契約者の無期転換権を、脱法化する制度だ」と撤廃を求めている。
立命館大は「告発の内容を把握していないのでコメントは差し控えたい」としている。【野口由紀】
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