賛同メッセージを追加します。以前のメッセージは前の記事をご参照下さい。
賛同人一覧を作成し、追加の賛同を加えました。
【メッセージ】
中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)
「A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾!!」に賛同します。
西村仁美(ルポライター)
わたしもこの夏、似たような経験をしています。某福祉事務所への同行取材で、ビデオカメラをまわしていたら、事務所の人間に警察に通報されましたヨ。同行していた取材対象者の撮影許可は得ており、窓口対応の職員が出てきたところで「撮りますから」と言ったら、「名誉毀損で訴える」とか「警察を呼ぶぞ」「撮影部分を消せ」とかわあわあ言われ、それから一時間近くもめていました。結局、福祉事務所から連絡を受けた警察が「そんなことじゃ行けない」と職員に言ったらしく、わたしも「そんなことで訴えたり、警察を呼ぶなんてみっともないですよ。だいたい公務で撮影されても構わないという判決が過去に裁判所で出ているし。福祉事務所に行って、撮影を過去にもしていますが、こんなことをいうのはお宅のところだけ」みたいなことを言い、身分をあかせと言われ、名刺を渡したところ、態度が変わったわけで。A君はわたしと同じようなことをして、警察を呼ばれ逮捕されてしまったわけで、こんなおかしなことはない。それに、だいたい困ったらすぐ警察を呼ぶっていう福祉事務所の態度もおかしい。自分たちでなぜ問題解決に当たれないのか。こんな自分たちで話し合って解決できるような問題にいちいち警察を呼ぶのは、税金の無駄使いというほかない。市民もこんなことに自分たちの大事な税金がむざむざと使われていることをよく知ったほうがいい。福祉事務所の職員は、自分たちの仕事や働きっぷりが世間にタダで紹介されるいい機会なのだから堂々と撮影されればいい。A君はいま「最悪」と思っているかもしれないけれど、これを機会に福祉事務所や警察のいい加減さをあちこちで発表すればいい。
これはこんなくだらないことで、何の罪もないあなたが逮捕されてしまった落とし前を福祉事務所や警察に対してしっかりつけましょう!(これじゃ「一言」じゃないですね・笑)
稲葉奈々子(茨城大学教員)
生活保護を申請する人の年齢や性別や国籍にかかわりなく、窓口で誰が対応するかで左右されることがないような制度でない点こそが問題だと思います。
客観的な基準を定めて、そこに該当する人にはすべてシステマティックに支給する、という当たり前のことを当たり前にやっていれば、今回もあり得ない出来事です。A君を問題にするのではなく、制度の運用のあり方を、すべての人に同じく適用されるように見直すべきでしょう。
自由と生存の家実行委員会
失業者があふれている。全労働者の3分の1が非正規労働を余儀なくされ、ゼロ貯蓄世帯が22%だ。生活破綻はもはや誰にでも起こりうる。それなのに相変わらず行政窓口での水際作戦は続いている。仕事を奪われ、住まいを奪われた人を見殺しにしていいのか。生活保護は当然の権利だ。A君無罪!
田中 捷介
Aさんの生活保護の申請不受理は、不当だと考えます。ましてや当該福祉事務所の受付員が申請の際に強迫行為があったとして警察に通報など職務怠慢だとしか云いようがありません。生活に困窮した時のために生活保護制度が存在しますので、正当な権利として申請できなければ法律の意味がないのと同じです。福祉事務所全体の資質の問題もあると思います。福祉は与える側と与えられる側の差異が明確に示されるものです。Aさんの頑張りが福祉の持つ本質的な問題点を浮き彫りにして行くことと期待しています。寒さも厳しさを増します。お体に気をつけて頑張ってください。
Media Champon
【抗議声明】Media ChamponはA君への告訴取り下げおよび即時無罪釈放を強く求めます
ビデオカメラを片手に「生活保護申請をさせてください」と福祉事務所職員に訴えたA君が刑事告訴され「職務強要罪」にあたるとして逮捕・拘留、さらには起訴されるという信じがたい事件が起こりました。
http://rootless.org/botiboti/blog/blog-entry-1101
公職に就く者がビデオカメラで職務を強要される?ビデオカメラは言うまでもなく無機質に世界を記録していく機械であり、19世紀末のモーション・ピクチュア誕生から現在に至るまで撮影者は我が意のままにならぬ機械が生み出す映像=現実と格闘してきたのは周知の事実です。
A君を告訴した福祉事務所も当然ながら分かっているはずです。A君が手にしたビデオカメラは誰の意図とも無関係に貴方がたの職務を淡々と記録しただけであることを。
「水際作戦」と呼ばれる違法に保護申請の受け取りを拒否することが職員の有能さであると言わんばかりの福祉事務所の職務こそが透明化されるべきであり、A君が切実な思いでビデオカメラを片手にその職務を記録しようとしたことは一点の曇りもない正当な行ないです。たとえ撮影された映像が公開されたとしても何一つ問題はないと私たちは考えています。
犯罪的なのはA君を告訴し、弾圧し、起訴することによって職務の透明化を水際で食い止めんとする公職に就く者たちです。A君に沈黙を強要せんとしているのは彼らです。
また今回の弾圧に際し、あるマスメディアは生活保護の申請書受理を要求する正当な権利行使をあたかも不当な要求であるかのような記事を出しました。A君のささやかな行為が封殺される一方で事実を捻じ曲げた情報が垂れ流されることは恣意的な権力行使に基づく不均衡さを示しています。A君に向けられた今回の弾圧は独立メディアおよび個人で対抗情報を発信している人たちへの弾圧に等しいと私たちは考えています。
私たちMedia Champonは表現、撮影、公開の自由を擁護する立場からこのようなデタラメがまかり通ることを絶対に許すことはできません。私たちはA君への告訴取り下げおよび即時無罪釈放を強く求めます。
2009年12月20日 Media Champon
フリーター全般労働組合
「A君は無罪だ!生活保護申請に対する不当逮捕・起訴弾劾する!!」
生 活保護を申請にいった仲間が逮捕・起訴され、未だに拘留されている。恐慌の嵐は、人々の仕事、住居、そして命さえ奪っている。金融機関には莫大な国家予算 が投入され、マネーゲームの勝者は、莫大な利益を得た。生活保護の申請に対して、福祉事務所の職員がきちんと職務を行うのはあたりまえのことだ。生 活保護を受けるべき人々の多くは、「水際作戦」で追い返されている。ぎりぎりの生命の際にある人間が、絶望の淵へと投げかえされる。生活保護を受けるべき 状況にある者が、保護を受けるは、あたりまえだというのに。あたりまえの職務を行わない行政の動向を記録することは、あたろりまえのことだ。A君は、不当 に身柄を拘 束されている。これを不当弾圧と言うべきだろうか!逮捕は如何にも政治的である。私たちが、残念ながら身柄の拘束権を持たせてしまっている者たちが、恐怖 政治の下僕とかしたというべきではないか。A君、無罪!不当逮捕に加担したすべての者たちを糾弾する。
【個人賛同人】(12月20日現在)
稲葉剛(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい代表理事)、赤石千衣子(反貧困ネットワーク)、雨宮処凛(作家・反貧困ネットワーク副代表)、生田武志(野宿者ネットワーク代表)、小野俊彦(フリーターユニオン福岡執行委員)、河添誠(首都圏青年ユニオン書記長)、舟木浩(弁護士、反貧困ネットワーク京都事務局長)、さとうしゅういち(民主党員、福祉行政職員)、木村厚子(岐阜県)、小林希行、藤藪貴治(北九州市立大学非常勤師)、蓼沼紘明、イダヒロユキ(大学非常勤教員)、吉野一彦(クリニカルラボ御影院長)、藤田 博士(茨城保健生協組合員)、尾崎英樹(働かないホモセクシャル)、紺野茂樹、中野由紀子(「旗旗舎・東京」)、小塚太(ピースネット/市民平和基金:東京)、木下茅(東京女子大学非常勤講師)、竹林 隆(大阪教育合同労働組合書記長)、有園正俊(精神保健福祉士)、エッグマン(医療労働者・大阪)、白石草(OurPlanet-TV)、江上諭子(ビデオ作家)、林田力(『東急不動産だまし売り裁判』著者)、清水裕(学生)、高野聡(活動家一丁上がり!講座受講生)、嶋田頼一、吉田卓史、細野秀太郎(オルタ)、庄野真代(活動家一丁あがり講座)、久保田健司、前田昭典、くまがいマキ(劇作家)、兼近修身、竹内絢(ふぇみん)、渡邊太(taiyoh.org)、匿名(神奈川:アルバイト)、花澤尚巳、森ひろみ(無職)
西村仁美(ルポライター)、澤田春彦(労働者友愛協会)、稲葉奈々子(茨城大学教員)、ヒデヨヴィッチ上杉(バンドマン)、木村穣(ピースムービーメント実行委員会)、遠藤礼子(活動家)、桐原尚之、田中捷介、藤井光(美術家・映像ディレクター)、松元千枝(ジャーナリスト)、吉岡多佳子(非正規施設介護労働者/安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会/関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち組合員)、加藤和博、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、大村智(明石書店労働組合)(順不動)
【団体賛同】
NPO法人自立生活サポートセンター・もやい、生・労働・運動ネット、住まいの貧困に取り組むネットワーク、NPO法人青森ヒューマンライトリカバリー、自由と生存の家実行委員会、Media Champon、「働き人のいいぶん」編集委員会、なめるな国民を!守ろう憲法!憲法を守る意思表示の会、フリーター全般労働組合(順不動)
賛同人・団体・メッセージ追加
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