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増補版「春の派遣村アクション」パンフレット

増補版「春の派遣村アクション」パンフレットができたそうです。
ダウンロードもできます。
<以下、転送・転載大歓迎>
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増補版「春の派遣村アクション」パンフレットのご案内
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私たちは日比谷公園に集結した失業者と共に「年越し派遣村」を開設した派遣村実行委員会です。私たちは、年度末に再び断行された「派遣切り」に対抗すべく、「切るな! 切らせるな! 春の派遣村アクション」を起こしました。
その一環として孤立した現場の人たちを繋ぐべく作成されたのがパンフレット「あたたかな春を迎えるためのマニュアル」です。このパンフレットには切られる前、切られた後に何とか行きぬくための最低限の知恵と、仲間と繋がるための連絡先が書かれています。
各地の心あるみなさんのご協力のおかげで、3月に緊急に刷った8,000冊を全て配布し切りました。
しかし、まだまだ厳しい状況が続いています。各地では未曾有の状況に対抗しようと「派遣村」の取り組みも続いています。そして未だ孤立し続けている失業者たちがいます。
そこで私たちはこのパンフレットの改訂版を作り、1万冊を印刷しました。 全国のみなさん、パンフレットの配布にご協力ください。
冊子代・送料には、「年越し派遣村」に集められた皆さんのあたたかいカンパを再び活用させていただきました。冊子をご希望の方は、希望冊数と送り先を明記の上、メール又はファックスで派遣村実行委員会までご連絡ください。よろしくお願いします。
派遣村実行委員会
事務局連絡先:080-4123-7027
mail hakenmura@mail.goo.ne.jp
fax 03-6458-3670
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『あたたかな春を迎えるためのマニュアル』
(発行:派遣村実行委員会)
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A4版、24ページ
◎PDFファイルがこちらからダウンロードできます。
url:http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/hakenmura/hakenmura.pamphlet09haru.html
< も く じ >
まえがき(村長:湯浅誠)
◎解雇・雇い止めを通告されたときに
【1】とにかく認めない、認めても撤回する
【2】契約満了、更新しない「雇い止め」でもあきらめない
【3】解雇通知などに同意のサインをしていたら、無効を通知する
【4】有給休暇は遠慮なく消化する
◎住まいを追い出されそうなとき、追い出されてしまったときに
【5】居住権があります。出て行く必要はありません。
【6】こうやって寮や社宅に住み続けよう
【7】もしすでに寮を追い出されてしまっていたら・・・
◎労働組合に相談しよう
【8】労働組合でできること
【9】スタッフのサポートを受けながら会社と交渉する
◎困ったときにはセーフティネット
【10】雇用保険の失業給付
【11】「就職安定資金融資」事業
【12】生活に困ったときの生活保護制度
◎女性たちへ ? もしあなたがこんなことに困っていたら
<資料編>(生活保護関連資料など)
<各種支援団体の連絡先>(労働組合、生活保護支援団体など)

大美堂労組のみなさん、お疲れ様でした

この間、300日にわたって泊り込みを行ってきた大美堂労組が、占拠を解除することになりました。
みなさんの闘いに敬意を表したいと思います。
お疲れ様でした。
これからも共に闘っていきましょう。
■元従業員ら社屋占拠、解除を宣言
右京・大美堂印刷 28日退去へ

 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009041800143&genre=C4&area=K00
(京都新聞 2009年4月18日)
 「支援した労働団体などから約120人が参加。団体交渉で解決条件を得るまでの経緯が報告された。元従業員のうち15人は就職先未定の厳しい状況だが、メンバーは「体験を生かしたい」と明るく語った。労働組合委員長の奥田雅雄さん(57)は「労働者が誇りを持って生きられる社会にしないといけない」と強調した。」

【本日!】4月12日★映画&トークライブ「フツーの仕事がしたい」

「フツーの仕事がしたい」の上映会と監督を交えたトークライブを行います。
よろしくお願いします。

・・・・以下転送転載大歓迎・・・・
映画&トークライブ「フツーの仕事がしたい」
土屋トカチ監督来場!!

●日時2009年4月12日(日)
映画&トークライブ(土屋トカチ監督+働く現場からの声)
開始時刻   上映    トークライブ
     �12時   13時20分
     �15時   16時20分
●会場:ひと・まち交流館京都 第4・第5会議室(3階)
    河原町五条下る東側 市バス「河原町正面」下車すぐ
    京阪「清水五条」駅下車 徒歩8分      
    地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分      
  TEL:075ー354ー8711
 案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
●料金
一般 1000円 DFL会員 700円 学生・フリーター・失業者 500円
●主催:「フツーの仕事がしたい」をみる会・京都
  参加団体:きょうとユニオン ユニオンぼちぼち 
       ピースムービーメント実行委員会
       ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
●問合せ:松本:TEL090-2359-9278
     Eメール:botiboti@rootless.org
◆土屋トカチさんのプロフィール
1971年生まれ。京都府舞鶴市出身。龍谷大学法学部卒。新聞奨学生をしながら大学を卒業。
書店員、工場勤務等を経て、00年映像制作会社へ就職。02年会社都合により解雇。
現在フリーランス映像ディレクター。映像グループ ローポジション所属。
主な作品「たのしき われらが楽生院」(06年)「フツーの仕事がしたい」(08年)。
●映画「フツーの仕事がしたい」
作品詳細 http://nomalabor.exblog.jp/i2/
撮影・編集・監督・ナレーション:土屋トカチ
出演:皆倉信和
取材協力:全日本建設運輸連帯労働組合、皆倉タエ、皆倉光弘
ナレーション:申嘉美
音楽:マーガレットズロース「ここでうたえ」 (アルバム「DODODO」より オッフォンレコード)
制作:白浜台映像事務所/映像グループローポジション
配給・宣伝:フツーの仕事がしたいの普及がしたい会
宣伝協力:ポレポレ東中野
2008年/日本/DV/70分/カラー
「はっきり言ってどん底でした。 労働組合と出会うまでは。」
(神奈川県・セメント輸送運転手/36歳)

現代社会で不可欠なインフラ、コンクリート。
そのコンクリート原料のひとつ、セメント。
この映画の主人公・皆倉さんはセメント輸送の運転手だ。
月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き
心体ともボロボロな状態。すがる思いで、ユニオン(労働組合)に加入した皆倉さん。
彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。
自称・会社関係者は、「30万円やるから組合を辞めろ」と連日脅迫。
急死した母親の葬儀へも押しかけてきた。
皆倉さんは、過労のため難病を患い緊急入院。その時、ユニオンは・・・。
生き残るための闘いが否が応でも、はじまった!
●映画へのコメント
震えるほどの怒りと、それ以上の感動をもらった。
映画の中、何度も一緒に怒り、泣き、笑った。
フツーに働き、フツーに生きることが困難となってしまった21世紀。
それを取り戻すための尊厳をかけた闘いの記録に、
ものすごく大きな勇気をもらった。
雨宮処凛(作家)
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派遣村声明の資料1

派遣村実行委員会声明についていた資料を抜粋しました。
窓口で「どのようにして生活保護の申請が阻まれているか」がよく分かります。
【資料1】
Aさんの事例

沖縄県出身。母親と二人の母子家庭。16歳の時に母親と上京、千代田区に住む。母親は現在、都内で住込みの仕事をしている。新聞配達をしながら高校に通っていたが、両立が困難となり、17歳の時に高校中退。以後、18年間ずっと新聞配達の仕事をしてきた。
読売新聞の販売店を千代田区(16年間)と千葉で5~6店舗移ってきた。ずっと寮住まいで、今まで一度もアパートで一人暮らしをした事がない。異動の理由は常に人間関係。配達・集金・営業の仕事をしてきたが、不着が一度もなく、働き始めた当初から仕事が出来すぎた事がやっかみを生み、居づらくなって店舗を移った。最後にいた千葉の販売店では、月給20万前後。この時も人間関係が悪化し、2008年10月下旬に仕事を辞めた。その時点で10万円弱の貯蓄あり。カプセルホテル・サウナ・ネットカフェに泊まりながら求職活動をしていた(ハローワーク、携帯、雑誌)。しかし所持金が尽き、11月12日に千代田区で相談、千代田寮に入る(この時点まで、自立支援事業の事も知らなかったし、相談時に生活保護の説明を受けることもなかった)。
12月25日、中央寮に移り求職活動を再開した。本年1月にはフォークリフトの免許を取得。始めの一ヶ月は通いの仕事を探したが見つからず、寮職員の就労指導が厳しかったため、後半の一ヶ月は住み込みの仕事だけを探した。結果、本人は行きたくないながらも、センター滞在期間中に唯一見つかった住み込みの仕事に入るしかなく、2月24日、中央寮を自主退寮した。
仕事は、本社を台東区洗足に置く(株)Bの建築作業。現場・会社寮は神奈川県横浜市。同会社は、飯田橋ハローワーク担当者からも「Bだけはやめた方がいい。賃金未払いの苦情が何件か来ている」と忠告されたところ。仕事は8:00~17:00、日払いで8000円。面接の事務所に日本刀が置いてあったりと、職場の「やくざ的な雰囲気」に不安になったこと、元々希望しない職種だったことが重なり、2月27日に無断退寮した。24日からの給料四日分は支払われており、中央寮退寮時に所持していた金額と合わせて、その時点で四万円手元にあった。
その後いったん東京に戻り、サウナ等に泊まりながら、千代田区のハローワークにて仕事を探した。しかし見つからなかったため、横浜へ行ってみようと考え、3月6日に移動。ネットカフェに泊まって求職したが所持金が尽き、3月9日、横浜市役所に相談した。
9日の朝、大船駅から横浜市役所の生活福祉課に電話。「仕事・住まい・所持金すべて無いので、保護して下さい」と相談したところ、「大船からだったら、戸塚区に電話して」と言われた。戸塚区に電話して同じ相談をすると「大船は鎌倉市になるので、鎌倉に行って」との返答。そこで鎌倉市役所に電話し、生活福祉課の相談員(?)の田中・山田両氏から「藤沢のハローワークに行きなさい。住居がないと言えば、ハローワークで用意してくれる」との説明を受けた。
所持金をほとんど使い切って(残金40円)、電車で藤沢市のハローワークへ向かう。「住宅がなくて困っている」と相談したところ、「派遣切りでないと入居できない」との返答。鎌倉市役所まで二時間かけて歩き、15時に到着。「緊急保護施設に入りたい」と生活福祉課で相談したところ、上記の山田さんから「施設が空いていないので、横浜とか大きいところだったら空いてるかもしれないので、横浜市に行って下さい」「大船の行政センターに行けば切符をもらえるので、センターに行って横浜まで行って下さい」と言われる。
鎌倉市役所から大船まで歩き、行政センターにて切符をもらって横浜駅に到着。既に役所が閉まった時間だったため、9日夜は横浜駅近くの公園や雑居ビルの非常階段で休みつつ、寒さをしのぐ為にほとんど夜中歩いていた。「とりあえず留置所に入れば寒さもしのげるし、食事も付いてくる」と、犯罪を犯すことも考えたが、思いとどまる。
3月10日、もやいに電話した。折り返し連絡するはずだったが、もやいから返答が無いまま、13時に中区役所の生活保護課にて相談、「保護して下さい」と求めた。受付カウンターで対応に出たのは、川尻相談員。
川尻:「以前居住していたところの役所に行って下さい」
A:「鎌倉市役所の人にここ(横浜)に行って下さいと言われた」
川尻:「では鎌倉市に責任があるので、鎌倉市役所に行って下さい」
このやり取りの最中に、再度もやいへ電話した。Aさん本人は「申請とか手続きとかどうでもいいんです。とにかく体を横にしたいんです」と切羽詰まった様子だったが、「保護を受けたい。でも受けさせてくれない」と繰り返していた。電話を代わってもらい、もやいスタッフから川尻氏へ、鎌倉市で保護を求めたが対応してもらえなかった事、Aさんが生活保護を求めている事を伝えたところ、「こちらでは鎌倉市のような対応はしませんから」との返事。川尻氏に申請書をAさんに渡すよう伝え、Aさんにも申請書を提出すること、そして今夜の宿泊場所・生活費を用意してもらうよう話した。
しかしその後も受付でのやり取りが続き、川尻氏は「今日お金を出すことは出来ない。鎌倉に行って下さい」の一点張り。中区役所をいったん離れ、横浜市役所本庁から厚生労働省の保護課に相談する(担当・小野さん)。川尻氏の名前と所属も出して、生活保護の申請を拒否された旨相談すると、「違法対応なので申請できます。指導の電話を入れておきます」とのこと。厚労省から中区役所へ直接指導することは出来ないそうで、小野さんから横浜市本庁に電話が入り、本庁から中区役所へ指導が行った。小野さんから携帯に「川尻さんに伝えましたので、宿泊費用と食事代を受け取って下さい」との連絡を受け、再び中区役所へ向かった。
中区役所では再度川尻相談員が対応。「申請をしたいんですけど」と求めたが、「帰って下さい。今日はお金を出せない。明後日なら施設があるかもしれません」「申請出来ません。Aさんの面倒を見るのは向こうに責任があるので、鎌倉に行って下さい」との返答だった。17時まで受付で粘ったが、最後には水とクッキーを渡されて「これで帰って下さい」と言われた。
10日夜も横浜駅近くの公園で休んだり、歩いたりして過ごした。もやいスタッフと再度電話がつながったのは20時過ぎ。自販機に残ったお釣りをかき集めて、翌日11日の水曜相談に辿り着いた。3月11日、大田区にて生活保護申請、受理される。大田区には今まで住んだ事はないが、今後フォークリフトの仕事を希望しており、その分野の仕事は大田・川崎・江東区に集中しているため、申請場所に選んだ。
Aさんは今回の神奈川(特に中区役所)での対応に対し、「一矢報いたい。謝罪してもらい。第二第三の被害者が出る前に、ちゃんと指導してもらいたい」と話している。
(09年3月13日、本人からの聞き取りによる)

派遣村実行委員会声明(2009年4月6日)

2009年4月6日、派遣村実行委員会が以下の声明を発表しました。
<以下、転送・転載大歓迎> 派遣村のために別の相談者を追い返しているのだとしたら、それは私たちの要求とはまったく無縁の、弊害しかない“対策”である
派遣村実行委員会
(村長 湯浅 誠)
私たち派遣村実行委員会は、4月8日(水)9日(木)に「春の派遣村アクション」として「面接・電話相談村」を開催する。
私たちは、年越し派遣村の経験に基づき、1月下旬から一貫して、全国に緊急避難的な宿泊所の開設と総合相談窓口の設置を求めてきた。特に年度末には、年末年始を上回る人たちが居所を追われる可能性があることから、早期の対応が本人の生活再建にも、また社会的対応のコスト面からもはるかに有益であることを訴え続けてきた。
しかし行政サイドは、文字通り「喉元過ぎれば・・・」という状態で、年明け以降、国と自治体の縦割り、省庁間の縦割りの壁の前に立ち止まり、具体的な対策を打たずにきた。結果として、さまざまな施策からこぼれた人たちが、市民団体・労働組合に押し寄せ続けている(路頭に迷っている人たちが、日々どのような扱いを受けているか。その一端を【資料1】として添付する)。
追加経済対策合計何十兆円という傍らで、数十億円規模の対策さえあればつないでいける命が放り出され、無視し続けられているのがこの国の現実である。これで「自殺防止」などとは笑止千万である。
年度末危機にほとんど対応できない国・自治体の無能力が露呈したとき、私たちは「春の派遣村アクション」の開催を決め、厚労省および東京都に通告した。すると今度は、8日9日の生活保護の集団申請に向けて、東京都が現時点での新規相談者の施設入所をストップさせて施設を空けているらしい、という情報が飛び込んできた。
これまでの3ヶ月、何の有効な対策もとらず、私たちのような民間団体が小さなアクションを起こそうとすると、それにさえ対応できずに、今度はそのためにより弱い諸個人に皺寄せする・・・もし、そんな情けないことが事実だとしたら、私たちはなんと不幸な国に生まれたことか、と悲しくなる。
社員寮は都内でもがらがらで、現に「即入居可」の状態で賃貸に出されている物件がいくつもある(【資料2】)。所有者は、借り手がつかずに困り果てている。他方には、住居なく路頭に迷い、就職活動さえできない人たちがいる。ここまで明確な需要・供給のマッチングさえできずに、雇用のミスマッチを語るなどとは片腹痛い。
私たちが望むのは、等しく困窮している人たちを押しのけて、派遣村だけに彌縫的・場当たり的に対応することなどではない。経済対策全体の0.1%でいいから、文字通り捨てられて、潰されていく人々に目を向け、人間を生かそう、社会の活力を維持しようという姿勢を国・自治体が持つことである。
もしそのような情けない対応で急場しのぎだけを考えているのならば、そのような姑息な手段でより一層人々を路頭に迷わせるようなことは即刻止め、借り手がいなくて困り果てている社員寮の大家たちに一声かけるべきである。今からでも遅くない。善処を期待する。
以上

立命館分会が『ウォロ(Volo)』に紹介されました!

〈大阪ボランティア協会〉発行の市民活動総合情報誌『ウォロ(Volo)』2009年4月号(第44巻3号/通巻444号)に、〈ユニオンぼちぼち立命館分会〉が紹介されました。
《特集》若き市民のソーシャル・アクション
のなかの、p.8
「職場としての学舎――ユニオンぼちぼち立命館分会」
という記事です。
同特集内には、〈素人の乱〉松本哉さんのインタビューなどもあります。
みなさま、ぜひご覧ください。
★『ウォロ』→http://www.osakavol.org/volo/
京都大学時間雇用職員組合 Union Extasyもそうですが、少しでも大学における労働問題への関心が高まればと思います。
■強制排除回避へ教職員ら要望書
 京大座り込み(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009040300184&genre=C4&area=K00

ぼちぼちからエクスタシーへ

テントを張って無期限ストライキを続けるユニオン・エクスタシー
ユニオンぼちぼちから連帯のメッセージを送りたいと思います。
親愛なるエクスタシーのみなさん
私たち関西非正規等労働組合・ユニオンぼちぼちは、
あなた方のストライキを支持します。

「5年で雇い止め」という非情で不合理な行為に対し、
無期限ストライキという手段に打って出たことは、
まったく法的にも許された正当な行為である。
この問題の背景に、非正規雇用に女性が偏っているという
性差別と搾取の問題があることを指摘した点はすごく重要だ。
テントを建てて、様々な人々が集まって交流できる場を作り出していることは
ユニークで素敵な闘い方だ。
一方、京都大学側の態度は全く支持できない。
まず、「5年で雇い止め」という行為は、
労働者の生活を破壊する非道なものである。
次に、非常勤職員の仕事内容や役割について
正当に評価していないことも許し難い。
そして、予備折衝を一方的に打ち切り、団体交渉を拒否するといった態度には
呆れてものが言えない。
京都大学は、これ以上、人間を踏みにじるな。
即刻違法行為をやめ、
ユニオン・エクスタシーとの団体交渉に応じ、
「5年で雇い止め」という非人道的な規定を撤回せよ。
そして、むしろ賃上げをしろ。

反貧困春の大相談会In大阪の報告

【朝日新聞】ニュース > 社会 > その他・話題 – 2009.03.23
212人貧困訴え、84人が生活保護申請 大阪で相談会
http://www.asahi.com/national/update/0323/OSK200903230018.html
【読売新聞】関西発 – 2009.03.23
派遣切りの失業者ら、生活保護一斉に申請…大阪
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090323-OYO1T00799.htm?from=main3
【読売新聞】社会 – 2009.03.21
さいたま・愛知・大阪に「年度末派遣村」…相談会に行列
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090321-OYT1T00478.htm?from=main2
【朝日新聞】関西 > ニュース – 2009.03.21
大阪で反貧困の「大相談会」始まる 22日も
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200903210038.html
【47NEWS】共同ニュース – 2009. 03.21
3府県で生活相談“派遣村”開く 年度末の大量解雇懸念
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032101000260.html
【朝日新聞】ニュース > 社会 > その他・話題 – 2009. 03.20
全国に拡大「派遣村」活動 契約更新期控え、大阪なども
http://www.asahi.com/national/update/0319/TKY200903190356.html
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反貧困春の大相談会In大阪の御報告とお礼
1 開催経緯  
私たちは、3月21日(土)22日、大阪市役所南側に多数のテントを設営するとともに、フリーダイヤルの相談電話を開線して、「反貧困・春の大相談会in大阪」を開催しました。
この取り組みは、年度末に向けて40万人もの「非正規切り」が行われるという目下の残酷な状況を座して見ることなく、私たち市民の力でできる限りのことをしようと企画したものでした。
2 相談件数と内容
相談会開催と同時に受付には多くの人が列をつくり、テントと電話で計212件の相談がありましたが、相談者の年代は多い順に40代、50代、30代と、働き盛りに厳しい現在の世相を映し出すものでした。
全相談の3分の1を大きく超える85件について、明日あさってを中心に生活保護の申請同行支援を予定しています。そのほとんどが、すでに家を失い、今日明日の食費にも事欠く切迫したケースでした。
つい最近になって、いわゆる「派遣切り」の被害にあった方々も少なからず含まれていましたが、その多くは、野宿生活を余儀なくされるようになってから相応の期間を経過している方々でした。
こうした傾向は我々が予想していたところであり、私たちは相談会の準備の過程で、「『派遣切り』の非正規労働者であれ、古くからの『野宿生活者』であれ、無差別平等に対応し可能な限りの支援をすること」を繰り返し確認してきました。
しかし、上記の結果は事前の予想を大きく超えるものであり、もともと失業率が高く、「ホームレス」と言われる人々が日本で一番多いという、大阪の特質が非常によく表れたものでした。ここ大阪で、長い間に「蓄積され、放置されてきた貧困」が目下の経済状態の中で噴出している感があります。
女性用相談テントには私たちの予想を超える15名の方が訪れました。女性には来にくい会場の雰囲気の中、15名の方が相談に来られたということは、以前から貧困であったにもかかわらず放置されてきたという点ではホームレス問題と同じである、女性の貧困問題がそれだけ深刻な現状であるということを浮き彫りにしたと考えます。
また、何らかの障がいを有するがゆえに社会から排斥されてきたと思われる方や、長い貧困生活の中で身体や心の健康を害してきたと思われる方が多いのも印象的でした。社会に余裕や温かみがなく、ギスギスした今の日本の世相の中で、日々多くの人々が痛めつけられて続けているのだと感じさせられます。
3 ボランティア参加者数
しかし、一方、相談会に参加したボランティアは延べ330名に達しました。法律家、労働組合、医師・歯科医師・看護師、ソーシャルワーカーなどの専門家、さまざまな分野の支援団体だけでなく、新聞報道などを見て多くの市民の方々がボランティアに駆け付けてくださいました。不動産業者や簡易宿泊所経営者の方には、生活保護申請を予定するホームレス状態の相談者の方々に37室を提供していただきました。さらに、マスコミ報道を見たという多くの「大家さん」たちから、「困っている人たちに物件を安くで提供したい」をいただいたりもしました。
私たち主催者の準備や差配が不十分であるにもかかわらず、それぞれの方々が、自分の役割を探し、自発的積極的に行動をしていただけたおかげで、相談会は大きな成功を収めることができました。
この場を借りて、心よりの感謝を申し上げます。
4 腰の重い行政
私たちは、準備の過程で、大阪府・大阪市に対し、公的施設を緊急の宿泊場所として提供することなどを求めてきました。しかし、残念ながら両自治体とも積極的な対応を何らとることがありませんでした。私たちは、今回、さまざまな分野の専門家が連携し、「生活困窮者のためのワンストップサービス」や、上記のとおり休日の緊急の宿泊場所を提供したりしました。しかし、本来こうしたサービスの提供は、国や自治体こそが責任をもって行うべきことです。
近い将来には、国や自治体が重い腰をあげてくれることを信じて、私たちは、これからも粘り強く働きかけを続けていきたいと思います。
5 最後に
明日か、私たちにとっては前代未聞の85件という多くの生活保護申請案件の援助が始まります。まずは、この申請援助をつつがなく完遂することに全力を尽くしたいと思います。
そして、今回つちかった「ノウハウ」と「つながり」を生かし、さらに何ができるかを、皆さんとともに考え、実行していきたいと思います。
今後ともご尽力、ご協力のほどを、よろしくお願い申し上げます。
反貧困大阪ネットワーク実行委員会
事務局 弁護士 小久保 哲 郎