明日の春闘集会ですが、東北関東大震災を受けて、デモを中止し、街頭カンパの呼びかけをおこなうことになりました。集会そのものは予定通り行います。
守ろう生活、変えよう社会3・19京都春闘集会
日時 3月19日(土)15:00
場所 ウィングス京都
ゲスト 垣沼 陽輔「2011春闘情勢と方針」(全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部)
集会終了後、参加者で街頭カンパを呼びかけます。
(なお震災前に作成したため、集会後の予定がデモのままになっております)
なおカンパの行き先ですが、本日10:50現在正式には決まっていません。決定次第お知らせします。有力な送り先は全国労働組合連絡協議会(きょうとユニオンや洛南ユニオンが所属するナショナルセンター)をとおして東北全労協です。下記に東北全労協からのメッセージをつけます。
<大震災に対する東北全労協からのメッセージ>
2011年3月16日
東北全労協
事務局 亀谷保夫
仙台市若林区新寺1-5-26-101
(電話・ファックス 022-299-1577)
全国からの災害見舞いに心から感謝申し上げます。
14日昼から事務所に通電が可能となりました。
15日に東北全労協対策本部を設置いたしました。
最初に災害発生からの私個人の動きを報告します。
たぶんそれが一番分かりやすく、また生命の助かった被災者共通の行動だと理解していただければ、と思うからです。
3月11日、事務所で作業中に地震が発生しました。事務所内で立っていたものは全て倒れ、足の踏み場もない状況でした。
直ちに携帯電話を利用し、家族、組合員の安否確認を始めました。幸いにも一番最初に連絡が取れたのは2時間後、孫からの家族全員無事との一報でした。私の不安は一気に解消され、組合員、友人知人への連絡を冷静に行うことが可能となりました。
4時間後自宅に戻りました。ごちゃごちゃになった真っ暗な部屋で待っていたつれあいと毛布をもって車に入り、携帯をかけ続けていました。車の中にいたのは携帯の充電とラジオからの情報収集のためでした。
一睡もしないまま12日の夜明けとなり、直ちに車で夫婦ともども津波被害地域に向かいました。塩釜、仙台新港、蒲生方面です。組合員、友人、知人への電話連絡を車中で続けましたが、その90%は不通でした。
沿岸部から二キロ手前で道路が遮断されており、その先の風景は想像を絶するものでした。家屋は見渡す限り倒壊して、整地された造成地のようになっており、海岸線が奇妙に見通せるほど平らになっていました。助かった人々がずぶぬれのまま、瓦礫の山に立ちつくしていました。かろうじて出てくる言葉は、地獄だ、の一言でした。
その後一日中、走れる範囲で生存確認を行い、その間も携帯をかけ続けました。夜、事務所に戻り、連絡の入った組合員からの安堵と喜びの声に励まされ、車の中で暖房をつけ、ニースを聞きながら携帯を握り締めている私たち夫婦は、この被災地では幸せな部類であることを実感していました。
13日夜明けには、沖縄から安否確認の電話が入りました。中国からも激励の連絡がありました。これらの激励に涙し、遺体の数々に涙し、また生存確認の情報に喜びました。
連絡のとれない沿岸部に居住する組合員の安否確認のため、車を走らせました。途中、道路確保作業にあたっている自衛隊員が瓦礫を処理しながら、埋もれている多くの遺体を収容していました。その脇を通り、組合員の自宅に向かいました。その一キロ手前で見えるはずのない閖上港が見え、倒壊した住宅と多数の船、大型トラック、タンクローリー、ヤマトや佐川などの車両が列をなして倒れ、あるいは流されて横倒しになっていました。その光景を見て、生存をあきらめました。
昼過ぎに事務所に戻って安否確認の作業を続けました。二日間、食事をしていなかったことに気付きました。これまで行動をともにしてきたつれあいが、買出しに向かい、三時間後に戻ってきました。中華どんぶり一杯百円のご飯を販売していた食堂から、お金とってごめんねと言われながら買ってきたそうです。暖かいご飯を食べました。
一方、有名な複数の大型家電店は、乾電池とラジオを求める被災者に対して「災害のため休業」の紙を張り出していました。他のホームセンターは、破損した店内から乾電池など生活必要品を駐車場に並べ、通常よりも安価で販売していたにもかからず。
私個人は、携帯バッテリー確保のため72時間の車生活を過ごしました。そして14日昼、ようやく事務所に電気が通じ、様々な情報が集中するようになりました。
こうして15日、東北全労協の対策本部を設置しました。
地震発生の11日から15日まで、とった食事は3回でしたが、今は事務所に電気が通じましたし、正月のお供え餅が6個あるので、一週間は食事に困ることはありません。また、組合員から事務所へのおにぎりの差し入れがあり、被災地の中では裕福に過ごしているというのが率直な実感です。
仙台中心部から生活再建が徐々に始まっています。仙台の地元商店は在庫を安価で販売しています。在庫が無くなった時点で店を閉めていますが、ご飯の販売(50円~100円)を行うなど、助け合っています。
以上、ここまでは私個人の報告です。
東北全労協は次のように考えています。
1.当面、安否確認に全力をあげる。
2.組合員は当面、自力で生活を確保し、組合員への支援、被災者への支援のための準備として米、ガソリン、ストーブ、灯油等を入手可能ならば確保し、連絡態勢を保持すること。
3.東北の被災者には、津波避難者、地震避難者、原発避難者がいる。
4.全国への窓口は東北全労協とし、口座を作り、支援要請は然るべき時期に物資も含めて要請する。
以下は、全国へのお願いです。
1.救援物資は、医療、福祉関係が最優先です。次に避難所で生活する津波避難者へ、生活するためのあらゆる物資が潤沢に届けられることが必要です。そのために政府、企業、各県への要請を行っていただきたい。
2.イオン等大型店は、商品と販売労働者を一体で派遣してほしい。
3.食品製造業の労働者は、会社に対し増産を要求し、被災地に送る努力をお願いしたい。
4.各県全労協は、各県に対して、県が各々の災害用備蓄品の1日から2日分を放出するように要請していただきたい。官僚制度は許可制なので、要請がない限りは県民の財産を放出できないからです。
5.ガソリン、灯油などの不足については、大手元売と政府に対して、石油備蓄を取り崩し、被災地に優先的に輸送するように要請していただきたい。
6.津波で水没した平野を通る幹線道路で、タンクローリー、LPガスローリー車が多数被害にあい、多くの輸送労働者が死亡しています。輸送労働者の仲間にお願いしたい。この悲劇をともに乗り越えるためにも、物資輸送を会社に働きかけてほしい。
7.太平洋側の各県はガソリン、灯油不足です。各県からの消防隊、電気工事者などはガソリン不足と灯油不足の中、不眠不休で頑張ってくれています。それらの皆さんに頑張っていただくためにも、派遣した県に対して、派遣した労働者の支援体制強化を要請してください。
8.宮城県内の港はすべて破壊されました。東北の太平洋側は同様の事態です。仙台空港は約2メートルの土砂で埋まっています。JR東北新幹線、東北線は最短でも一ヶ月はかかるでしょう。常磐線は数ヶ月先、第三セクター等も同様です。ガスの復旧はプラント設備破壊により1~2ヵ月はかかると思います。電気はたとえば仙台市の場合は50%が回復しています。水道は少しずつですが回復しています。
関係各位から寄せられている御見舞いや物資支援・義援金等のお問い合わせにつきましては、そのような状況の中で、東北全労協が安否確認と被害状況を正確に把握でき次第、率直に要請させていただきたいと思います。
9.あえて最後に書きますが、福島原発について、東北緊急対策が要求される場合がありうると考えております。事態の推移の中で、福島の仲間と協議し、その際は全国の皆さんとご相談することになるかもしれません。
東北全労協対策本部は次のとおりです。
電話・ファックス 022-299-1577
電話・ファックス 022-296-4475
(どちらでも可能です。)
宮城県仙台市若林区新寺1-5-26-101
以上、よろしくお願いいたします。
東北全労協・対策本部事務長
亀谷保夫
被災者への住居提供
■福島県民の皆さまへ(共同声明文)
http://www.pref.shiga.jp/bousai/kinkyu_110316_2.html
京都府:075-414-5930
滋賀県:077-528-3447
■栃木県
http://www.pref.tochigi.lg.jp/f05/kanko/hinanbasyo.html
028-623-3210
那須観光協会-那須高原避難者受入宿泊施設一覧
塩原温泉旅館協同組合-被災者支援宿泊施設情報
那須温泉旅館協同組合(電話:0287-76-2755)
鬼怒川・川治温泉観光協会(電話:0288-77-2052)
黒磯観光協会(電話:0287-62-7155)
湯西川・川俣・奥鬼怒温泉観光協会(電話:0288-97-1126)
■群馬県
http://www.pref.gunma.jp/houdou/a0800009.html
027-226-2021
■埼玉県
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/hinanbasho.html
048-830-5655 048-830-5682
■東京都
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3hc00.htm
(都立施設への避難者の緊急受け入れ)
03-5320-4007
(都営住宅について)
電話 03-5320-4972
(公社住宅について)
電話 03-5320-4946
■千葉県
http://www.pref.chiba.lg.jp/juutaku/press/saigai.html
043-223-3255
旭市 都市整備課 0479-62-5895
香取市 都市計画課 0478-50-1214
山武市 都市整備課 0475-80-1192
九十九里町 まちづくり課 0475-70-3156
■新潟県
http://www.bousai.pref.niigata.jp/contents/kinkyu_sizen/000680.html
tel 025-282-1747
025-282-1748
025-282-1749
■富山県
http://www.pref.toyama.jp/sections/1001/201103eq/files/0316-2.pdf
076-444-3358
■石川県
http://www.pref.ishikawa.lg.jp/kenju/touhokuzisinn.html
076-232-5140
■福井県
http://www.pref.fukui.jp/doc/furusato/furusatotop/touhokusoudan.html
電話番号 :0776-20-0387、0286、0278
FAX番号 :0776-22-1702
■愛知県
http://www.pref.aichi.jp/0000039498.html
愛知県建設部県営住宅管理室 電話052-954-6581
愛知県住宅供給公社賃貸住宅課 電話052-954-1362
■岐阜県
http://www.pref.gifu.lg.jp/kendo/kenchiku-jutaku/jutaku/hisai/muryou.html
電話 058-277-1048
FAX 058-278-0688
メール kanri@juko.gifu-djr.or.jp
■三重県
http://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/2011030290.htm
FAX 059-224-3147
e-mail:jutaku@pref.mie.jp
■和歌山県
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/011400/kikikanri/touhokuzisin/
073-441-3210
■滋賀県
http://www.pref.shiga.jp/hodo/e-shinbun/hb00/20110315.html
077-528-4234(直通)
■京都府
http://www.pref.kyoto.jp/saigaishien/
電話 075-414-5366
FAX 075-414-5359
■大阪府
http://www.pref.osaka.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=6436
電話:06(6941)0351(代) 内線6307
FAX:06(6210)9750
■大阪市
http://bit.ly/iksxQq
06-6208-9264~6
■兵庫県
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110315/hyg11031501480003-n1.htm
078-341-7711(代表)
■岡山県
http://www.pref.okayama.jp/kinkyu/detail-92707.html
086-226-7536
■広島県
082-513-4171,082-513-4177
広島市
中区役所 電話:082-504-2578
■鳥取県
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=154849
0857-26-7156
■島根県
http://www.pref.shimane.lg.jp/shobobosai/tohoku_jishin.html
TEL:0852-22-5065
FAX:0852-22-6042
(なお、18:00~翌朝8:00の間のFAXは、0852-22-5930)
E-mail:shimanegurashi@pref.shimane.lg.jp
■山口県
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20110315-OYT8T00005.htm
県住宅課(083・933・3880
■香川県
http://www.pref.kagawa.lg.jp/bosai/touhokuokiH230311/shienhonbu/06.pdf
087-832-3581
■徳島県
http://www.pref.tokushima.jp/
088-621-2590
■愛媛県
(089)912-2335
■福岡県
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/a01/kennnotaiou.html#06
092-643-3739
災害関連の情報
■災害に関係しそうな「労働基準法」(休業手当) 第26条 使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の100分の60以上の手当を支払わなければならない。
(非常時払) 第25条 使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であつても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。
■労働相談
【福島】県で被災者の方々からの金融・労働に関する相談を電話で受け付けています。番号は024-521-7656です。 http://ow.ly/4ey3E
■Google「被災地炊き出しマップ」
http://j.mp/hkqf4H
宮城県版 炊き出しまっぷ、緊急避難場所 http://t.co/bVPSkY4
福島県版 炊き出しまっぷ、緊急避難場所 http://t.co/MsL4wc9
茨城県版 炊き出しまっぷ、緊急避難場所 http://t.co/a1qas62
栃木県版 炊き出しまっぷ、緊急避難場所 http://t.co/rMV2Y1Z
■OLIVE 被災地での生活を助けるデザインやアイデアを集めるデータベース
https://sites.google.com/site/olivesoce/
■仁平典宏氏による募金&ボランティアについてのツイートまとめ
http://togetter.com/li/111700
■医療・障害者
「人工呼吸器」
http://www.arsvi.com/d/v03.htm
「災害と障害者」
http://www.arsvi.com/d/d10.htm
NPO法人「DPI(障害者インターナショナル)日本会議」女性障害者ネットワーク
http://ow.ly/4eFLB
「自閉症の人たちのための防災ハンドブック-支援をする方へ」社団法人 日本自閉症協会
http://www.autism.or.jp/cgi-bin/saigai/bousai-hb/hb-siensya-1.htm
■住居など
http://twitter.com/#!/hiramatsu_osaka
大阪市が発表した被災者への市営住宅500戸提供の情報は http://bit.ly/iksxQq でお確かめ下さい。 今日15日11時半現在で12件の問い合わせがありました。
労働相談を行っていますが…
問題が起こらないとユニオンに近づいてはいけないということではありません(笑)
今は問題を抱えていなくても、あるいは働いていなくても、
ユニオンに入ることができます。
「問題が起こったときに、どうすればいいのか知りたい」
「同じような思いを持っている人たちと話したい」
「人間関係の幅を広げたい」
「人の労働相談にのれるようになりたい」
ユニオンぼちぼちは、色々な関わり方のできる労働組合です。
関心のある方は、ぜひご連絡下さい。
【秘密厳守 相談無料】 botiboti(at)rootless.org
[京都] 毎週土曜日 13:00~18:00 075-681-6904
[大阪] 毎週月曜日 (休日は相談を休みます) 15:00~20:00
06-6647-8278
(釜ヶ崎医療連絡会議の電話を借りています。「ユニオンぼちぼちに相談です」「労働相談です」と言っていただければ、ぼちぼちの担当者に代わります)
空き缶回収禁止に向けて
門川大作京都市長名義で京都市会に提出され、昨年11月に可決された空き缶回収禁止条例が4月から施行されます。
それに向けて、「都市雑業の創出」などを盛り込んだ付帯決議がきちんと守られるかなどを確認する活動が始まっています。
今のところ以下のようなことが分かっているようです。
(京都市空き缶条例の特徴についてのメモ書き その1)
「2月22日から始まった京都市会に、空き缶を拾い集めることを禁止するための予算が920万円も要求されています。
そのお金は、京都市が警備会社にパトロールをさせて、「条例違反者」の写真を撮り、ブラックリストをつくることに使われたり。
町中に空き缶回収をしているひとに、「わるもの」のレッテルをはりつけるための看板を立てたりすることに使われます。」
ハッキリ言って「条例違反者」の写真撮影は人権侵害なのではないか。
運用面で人権を侵害しないように気をつけると言っても、撮られた側はそれを確認する術があるのでしょうか?
非常に問題があります。
今回、野宿者の空き缶回収がクローズアップされましたが、回収をしている人は野宿者に限りません。年金で生活している方なども、収入の足しにしています。
また目の敵にされている「回収業者」も、写真撮影を命じられる警備員も、ワーキングプア層なのではないでしょうか。
行政が人々の生活に責任を持ち、まともな労働環境と福祉制度を整えない限り、問題の本質的な解決にはいたらないと思います。
労働相談受け付けています
ユニオンぼちぼちでは、労働相談活動を行っています。
【秘密厳守 相談無料】 botiboti(at)rootless.org
[京都] 毎週土曜日 13:00~18:00 075-681-6904
[大阪] 毎週月曜日 (休日は相談を休みます) 15:00~20:00
06-6647-8278
(釜ヶ崎医療連絡会議の電話を借りています。「ユニオンぼちぼちに相談です」「労働相談です」と言っていただければ、ぼちぼちの担当者に代わります)
【これまで解決してきた相談の一例】
●マンション管理人の不当解雇撤回、職場復帰と残業代未払いの支払い
●トランスジェンダーに対する不当解雇、セクハラ・差別発言に対する謝罪
トランスジェンダーが安心して働ける職場を★
●塾講師の不当な雇い止めの撤回、職場復帰後、労働条件改善について交渉中
●引っ越し屋の正社員・アルバイトの未払い賃金の支払い
●服飾店での不当な雇い止めの撤回、職場復帰
●派遣社員の未払い賃金の支払い、生活保護の申請同行
最低の就職内定率のなかで、
3月19日開催の研究会「職場の人権」にユニオンぼちぼちの組合員が出ます。
参考↓
■居神浩「ノンエリート大学生に伝えるべきこと」
■橋口昌治「「若者の労働運動」の活動実態と問題意識の射程」
■第138回研究会(11年3月)
最低の就職内定率のなかで、
ノンエリート大学生問題を考える
と き 3月19日(土) 午後1時30分
ところ エルおおさか(大阪府立労働センター)701号室 (電話 06-6942-0001) (地下鉄谷町線、または京阪電鉄「天満橋」駅下車。西へ徒歩5~6分)
報告者:居神 浩 さん (神戸国際大学経済学部教授)
コメンテーター:橋口 昌治 さん (立命館大学衣笠総合研究機構ポストドクトラルフェロー
/ユニオンぼちぼち)
1990年代からの20年間 に日本の高等教育政策は「計画の時代」から「市場の時代」へと大きく方針転換しました。その結果、選抜性の度合いを著しく低下させた大学が多数出現し、そ れらの大学では、ノンエリートを社会に供給する機関としての役割が求められるようになっています。
今回は、「ノンエリート大学生」教育の実践者である居神浩さんに、その現状と 展望について語っていただきます。居神さんは、教育現場での実践・調査研究から、学生たちの「雇用可能性」を高め、ノンエリートとして この社会に対する正当な「異議申し立て」を行える力量を育てることを提言しています。コメンテーターには、『働くときの完全装備』の執筆者である橋口昌治さんをお迎えしました。どうぞご参集ください。
良心に反する仕事を拒否できる権利を
沖縄の高江では米軍のヘリパッド工事が、山口県上関町では原発建設が、大量の労働者を動員して強行されている。
地域住民が反対しているのに、なぜ工事を強行するのか!
という怒りとともに
良心の痛む仕事に従事する労働者の生活、地域住民同士がいがみ合わざるをえない状況を思う。
行政にも電力会社にも労働組合があるはずだ。
労働組合は、労働者が良心に反する仕事をしなくてすむ状態を守る必要があるのではないか。
自分たちの手が汚れないからといって沈黙を守る罪は大きい。
■やんばる東村 高江の現状 ロハスな暮らしの上空に戦争のためのヘリが舞う
■中国電力、夜中に原発工事を強行(楽天ソーシャルニュース)
■【速報】上関で埋め立て工事再開 中電、1年3カ月ぶり(中国新聞)
山口県上関町への原発建設計画で、中国電力は21日午前、建設予定地の海域に作業台船を派遣し、埋め立て工事を再開した。反対派の同町祝島の漁船は抗議行動をしている。中電側は海岸にも作業員を大量動員して柵の設置を試み、反対派とにらみ合った。
埋め立て工事の再開は2009年11月に反対派の抗議で中断して以来、1年3カ月ぶり。
■2.20アメリカ大使館前での弾圧に対する抗議声明
「(…)申し入れのアポイントは大使館に当日16時で取れており、赤坂警察も「大使館手前のJTビル前まで全員行って良い」と合意したからです。
ところがJTビル前に到着したところ、赤坂警察が参加者の行く手をふさぎ、いきなり「解散しろ」と圧力をかけてきました。そして参加者に襲いかかって2人を不当逮捕しました。映像を見てください。1人目は道に押し倒され、髪の毛をつかんで引きずりまわされるなどの暴行を受けました。2人目も強引に引きずられて全身に擦り傷と打撲を負いました。その際2人目が逮捕容疑を問いただした所、赤坂警察は「理由なんて後で良いんだ」と法治国家を根底から否定する暴言を吐きました。(…)」
沖縄高江のことを伝えよう!!全国行動!!京都
◇◆転送・転載大歓迎◇◆
++++++沖縄高江のことを伝えよう!!全国行動!!京都++++++
2月20日(日曜日)
三条河川敷集合
15時~ 沖縄文庫。お茶を飲みながら、沖縄の基地問題関連の本などを読んだり喋ったり。プラカード・抗議FAXの制作コーナーもあります。
17時~ デモみたいなの出発!!
(自作プラカード、鳴り物など持ち寄り歓迎、もちろん手ぶらも歓迎!)
河原町を南下して四条河原町でUターン
河原町を北上して三条河川敷にもどる。
その後、その場で交流会(寒かったら他に移動するかもしれません)
※当日は、子守をつけることを考えてます。どうぞ連絡先までご相談ください。
***
沖縄の北部、やんばるの森の中にある小さな集落・高江。
人口160名、ヤンバルクイナやノグチゲラなどそこにしか生息しない生き物や、沖縄島の水瓶と呼ばれる水源のある豊かな地域です。
しかし、そこにはジャングル戦闘訓練センターという米軍の施設があり、高江住民は基地被害と隣り合った生活を強いられています。
今、そこへさらに、事故の多さで有名なオスプレイを配備するための新たなヘリパット(ヘリポートの様なもの)が造られようとしているのです。
高江区では反対の決議を上げ、座り込みによって4年近く工事を止めてきましたが、昨年12月に100名あまりの作業員による工事が強行され、以来毎日のように建設作業が進められています。
そもそもが、住民の求める最低限の説明や話し合いすらもないままに無理やり行われているこの工事。やむをえず座り込みは24時間態勢で行なわれていますが、工事を止めるためには人手も足りず、住民は仕事も暮らしも破壊されています。こうした国による暴力って、戦争と同質のものなのではないでしょうか?
沖縄に多くの基地が集中していることは、「本土」に暮らすわたしたちと無関係ではありません。
高江からの「いやだ!」「たすけて!」という叫びに応えて、わたしたちも声を上げていきましょう!
主催・全国行動!!京都実行有志
問い合わせ
09068935667
ezohiguma_iikuma(アット)yahoo.co.jp (コジマ)
09085047812
hoyanobinzume(アット)gmail.com (ホヤ)
バイト先での解雇の思い出
土肥耕作さんの「10代のころのバイト解雇の思い出」という記事を読んで私も似たような体験をしたことがあったのを思い出しました。
十年ほど前にあるゲームセンターでアルバイトをしていた頃のことです。本部から派遣される社員が1~2名、アルバイトが10名程度の小さな店でしたが、順調に勤務をしていました。そんなある時、突然同僚からアルバイトが全員解雇されるといううわさを聞きました。びっくりして店長に問い合わせると、確かに一ヵ月後にアルバイトを全員解雇するとのことです。そしてその理由が「金庫のお金がなくなっていてアルバイトの誰かが取ったはずだから全員解雇」という無茶苦茶なものでした。
仕事を失うことも嫌でしたが、それ以上に泥棒扱いされて追い出されるという仕打ちに腹が立ちました。当時は知識がないながらも、労働基準監督署というところに行けばいいのではないかと思いつき、調べて足を運んでみました。しかし私の伝え方が悪かったのか、そこの職員は具体的な対処法を教えてくれませんでした。他の同僚たちも怒っていたので何度か話し合い、対策を練りました。
話をわかってくれる社員と相談もしながら、本部と直接話し合うことも考慮しつつ、店長に謝罪と解決金を要求しました。おそらくその店長も本部からの命令でこのような無茶な解雇を言い渡したのでしょう。繰り返し要求するうちにこちらの要求を受け入れてくれました。もしかするとその解決金は店長が自腹を切っていたのかもしれません。
当時も最低限納得できる形で終わることができたのですが、今ならもっとましなやり方をするでしょう。まず解雇のうわさを聞いたときに書面で解雇理由を提示するように求めます。そして同僚と相談して要求を行うときは、労働組合として申し入れます。そうすると団体交渉を会社が正当な理由なしに拒むことはできません。そこからは展開次第です。
やはり自分の身を守るためにはいくらかの知識が必要です。
組合員A