どないなってんねん、大阪と大学 ――大学の危機と大阪市大争議からみえてくるもの

このかん関西非正規等労働組合では、中小零細企業の労働争議と同時に、大学の雇止め問題にもとりくんできました。

そこから見えてきた課題は巨大で、あるべき都市のすがた、しかるべき社会のかたちが、いま深刻に問われています。

大学のみならず小学校・幼稚園・保育所などの学校園の統廃合、公共事業の民営化、公園の指定管理、公用地の売却、文科省の汚職、研究不正など。そのたびごとに都合よく、必要ないとされた非正規雇用の切り捨ては、あとをたちません。

こんかいはオペライズモ研究会の協力で、大学の統治のあり方について問題提起をしてきた明治学院大学・石原俊教授をお呼びし、失業問題の専門家で大阪に関する論考も発表してきた大阪市立大学・櫻田和也特任講師とともに、大阪から大学の問題を考える機会にしたいと思います。

さまざまな労働現場で悩むみなさんと考える糸口をつかめたらと思いますので、ぜひご参集ください。

●Aさん(当該組合員)「法廷闘争の報告と支援の御礼」
●石原俊(明治学院大学教授)「大学ガバナンスの危機的状況」
●櫻田和也(大阪市立大学特任講師)「大阪の大学と非正規労働者の現状」

日程:12月7日(金)18:30-20:30(18:15開場)
場所:エル大阪・701会議室
http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html
※参加費無料・事前申し込み不要

主催・関西非正規等労働組合・ユニオンぼちぼち


研究を勤務時間外とする条件に応じなければ、次年度からは雇用契約を更新しない…

大阪市立大学で過去7年間にわたり特任教員として共同研究拠点の情報基盤の管理運用を担当してきたAさんが、こうした理不尽な通告を受けたのは2016年早春のことでした。そこで組合はAさんと雇い止めを撤回させるべく団体交渉を申し入れましたが、大学は法的にも的外れな回答に終始するばかりでした。そればかりか研究室の鍵の返却を求める内容証明郵便を自宅に送りつけたりオートロックを導入するなどしたので3月末から無期限ストに突入し、5月には科研費による研究条件はこれまでどおり保障される(ロックアウトではない・もとの研究室に自由に出入りできる)ことは確認できました。ところが4月から雇用契約はないものとされたので、こんどは労働契約上の地位確認を求めて大阪地裁に起訴したのが同年7月のことでした。以来約2ヶ月に一度のペースで長引く法廷闘争ではありましたが、組合員のみなさんにも粘り強く傍聴におつきあいいいただき、たくさんのカンパとご声援にも支えられて、このかんAさんは研究のために大学へ通いつづけることができました。ついに今年の2月末に証人尋問が行われたことは先日ご報告いたしましたが、その内容もふまえて裁判所からはあらためて和解のすすめがあり、スト通告からまる2年を経た3月末にようやく大学から具体的な復職案が示されましたので4月に和解成立となりました。おかげさまで(裁判がおわってからの方が、むしろおつかれの様子ではありますが)基本的にはこれまでどおりの条件で、現在Aさんは大学に通うことで再び給与も支払われるようになりました。たくさんのご支援・ご声援、本当にありがとうございました。

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