授業担当講師制度の廃止を訴える8.4.立命館抗議行動(報告)

昨日、2018年8月4日(土)オープンキャンパスが開催された立命館大学衣笠キャンパス正門で、私たちユニオンぼちぼちと関西圏大学非常勤講師組合は、講義行動を行いました。

立命館大学で働く人たち、学生さんたち、入学を希望する方たち、保護者の方々、地域の方々に、立命館大学の現状を訴えました。

◯抗議行動にいたった経緯
立命館大学は2017年度末に34人の非常勤講師をくびきりしました。収入の大部分を失い生活に困窮する人、ビザの問題で国内にとどまれないのではと心配する人、研究職の道を断念せざるをえなくなる人、生活拠点を変えざるをえなくなる人、私たちのもとには7人の方たちが相談に来られました。それぞれに被害を受け、人生を混乱させられていました。

くびを切った理由は、2016年4月1日から、非常勤講師を5年で一律くびにする「授業担当講師制度」をつくったからです。

そこで、私たちは労働基準監督署に申告し、刑事告発し、検察審査会に不服申し立てし、団体交渉を継続しました。労働基準法違反の是正勧告が三つの労基署から出され、学校法人立命館と森島理事長の犯罪事実が認められました。結果、立命館大学は34名の雇い止めは不合理であったと認めて、雇い止めを撤回しました。

ところが、100%大学の責任でまちがって人を雇い止めにして生活を破壊したのに、補償は閉講の基準をつかって50%、授業担当講師制度は維持する、と回答を繰り返し始めました。

*ブログ記事「立命館大学は恥を知れ」(2018年7月14日)参照
*ブログ記事「学校法人立命館を検察審査会に申し立て」(2018年6月27日)参照

◯抗議行動の報告

抗議行動はオープンキャンパス時に行いました。多くの方に現状を知っていただきたかったからです。強い日差しが照りつけていた正午までの時間帯。正門前にはバス停があり、バスからオープンキャンパスにおとずれた入学希望者の方や保護者の方たちが心を膨らませた表情でバスを降り立たれていました。

スピーカーつきの車で音楽を流しながら、「わたしたちは立命館の非常勤講師です」「この大学で教えています」「文学部でも産業社会学部でも教えています」等と声をかけて、チラシをわたしました。好意的にチラシを受けてくれる方が多くいてびっくりしました。

ふたりの雇い止め当事者からスピーチがありました。就労であれ、就学であれ、大学に所属する人たちすべてに知っていただき、考えていただきたいと思いました。

「『先生。先生の授業おもしろかったから、友だちにもすすめますね。来年もされますか。』 私はどのように言葉を返してよいのか分からなかった。授業担当講師は私と学生との信頼関係を壊すものだった。」(Aさん)

「法学部では労働法を教え、産業社会学部では労働社会学を教え、わたしを切った教学部長は非正規の労働問題の専門家、総長も労働問題の専門家。冗談みたいな話と思われるかもしれませんが、これが現実なんです。」(Bさん)

これらの言葉のひとつひとつをキャンパスに届けることができて、本当によかったです。

また、事前の告知を読んでか、立命館の教授が当日チラシ配布に飛び込みで協力してくださいました。「このような人もいるのだから、まだ大学は死んでいない」。そんなことも感じて終わった抗議行動でした。行動中には新聞取材もありましたので、記事になりましたらまたご報告いたします。

経営陣のみなさん、授業担当講師制度を撤回するまで、わたしたちは何度でも何度でも行動します。立命館大学で働き、学び、生活するみなさん、ご支援をお願いします。

*ブログ記事「立命館大学5年雇い止め問題”当事者の声”」(2018年2月24日)参照
*ブログ記事「立命館大学5年雇い止め問題”当事者の声”2」(2018年2月25日)参照

8.4.学校法人立命館に抗議行動

(写真は道路使用許可書と京都北警察署です。)

明日、2018年8月4日11時より、学校法人立命館衣笠キャンパス正門にて、抗議行動を行います。

5年で非常勤講師の首を切る就業規則改定を違法に行い、34人の非常勤講師の首を間違いで切り、にもかかわらず、立命館は「補償は閉講と同じ扱い」「就業規則は撤回しない」と回答をしました。

森島理事長、逃げないでください。起訴猶予というかたちであなたの犯罪行為の事実は認められ、あなたが犯罪行為の行為実行者であることも認められたのです。森島理事長、向き合ってください。

教員も、職員も、在学生も、卒業生も、入学を希望する学生もあなたを見ています。

明日、あなたたちに抗議します。

カフェ・ライプツィヒ

 

今日はカフェを開きました。ドイツはライプツィヒから来た留学生Yさんが、ライプツィヒの家庭料理をつくってくれました。写真は芋、パセリ、ゆで卵を、しこたま剥いているところです。9名の参加となりました。

 

 

「味見したい人は?」とYさん。鍋に近づくと卵を包む綺麗な黄色いスープ。「なんだこの味わ!レストランでしか味わえないぞ」。「ふふふ。ちがいますよ。DIYですよ」と、お皿をお玉がわりにスープをもりつけるYさん。
豪快!

 

 

Yさんが持参してくれたお酒。ライプツィヒの左派が好むというミント酒。うまっ!なんかキラキラ光るものが浮いている。

 

 

これが料理の全貌です。
初めてカフェに来てくださった方の労働相談もあり、充実した場になりました。
Yさんありがとうございました。

 

台風の接近の為、28日のカフェは中止になるかもしれません

明日、28日に開催を予定しているカフェですが、台風の接近の関係で中止する可能性が出てきました。

明日のお昼ごろ(12時ごろ)に中止するかどうかの判断をしますので、参加を予定されている方は、このブログをチェックしてもらえればと思います。

その時点で警報が発令されていなくても、台風の進路等で判断することもございますので、ご了承ください。

定例カフェのご案内

暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

とある外国人研究者の方から、ユニオンぼちぼちを調査したいと申し出があり、この春から、その研究者の方とメーデーや聞き取り調査に協力することなどを通じて、様々な交流を、ユニオンぼちぼちは持ってきました。

調査・研究だけのお付き合いでは味気ないということで、彼女が拠点にしているライプチヒ流のカフェをやっていただいて交流することになりました。ライプチヒにもユニオンぼちぼちのように共同炊飯文化があるそうです。せっかくなので、ライプチヒ流のカフェを今月のカフェにしたいと思います。

7月28日16時から、京都事務所で、用意、調理、食事と参加者みんなで行いたいと思います。

組合員の方は、食材費と交通費が支給されますので、ふるってご参加ください。

テクストは浸透するか

大きな地震に続いて、大雨がやってきました。

どちらの出来事も、今もなお多くの人を苦しめ続けているようで、安全な室内で番茶をすすりながら、こうしてキーボードを叩いていることすら、なんだか申し訳なく思うと同時に、そうやって申し訳なく思うことすらも、あたしの置かれた場所からの言葉でしかないという残念な認識を恥ずかしくも思っている、夕下がりのひと時です。

先日の大雨の際、あたしの住んでいる昭和39年の建てられた木造の文化住宅の室内は、連日湿度が80パーセントを悠に超えていて、四国や九州の大雨情報をチェックしている時にも、こうして湿りきった建物が地震の時に倒壊しないのだろうかと不安な日々を過ごしました。部屋に干した洗濯物がおじさんの使った後のまくらのような臭いを放ち、いつまで食器拭きでふいても乾燥しないまな板からよからぬ菌が増殖しているような気さえして、なんども漂白を繰り返したりもしました。

密閉率の高いコンクリートのマンションに住んでいる人にはわからないだろう外気の侵入を、文化住宅に住んでいると味わいます。雨の日はジメジメし、外を車が通れば部屋が揺れます。下校途中の子供たちがリコーダーを使って奏でる旋律を聞くこともできますし、近くで起こる誰かの喧嘩の理由もだいたいわかります。この部屋はとにかく浸透するのです。湿度や気温だけでなく、喜びも不安も悲しみも、そういった生のもの全てが。

不安という感情は原因のわからないものなのかもしれません。不安とは原因が分かれば不安ではなくなってしますものなのかもしれません。ですから、あたしが大雨の時にこの部屋で感じた不安の原因など、あたしにははっきりわかりません。

あたしの不安を誰かが聞き入れる時、あたしの不安の原因そのものについてはどうにもできないように、あたしも誰かの不安の原因そのものについてはどうにもできません。ただ、テレビモニターやスマートフォンの液晶に投影された人の形や文字列が不安そうにしている様子をあたしは確認しているだけなのでしょう。原因のわからない不安がネットワークを通じて伝染していくのを、ただただあたしは見ているだけでした。

もし仮に、テレビやインターネットの情報ネットワークがなかったら、あたしは誰かの不安を受け取ることができませんでした。もし仮に、この部屋さえなかったら、あたしは外気と部屋の区別さえつけることができずに、文化住宅の倒壊を恐れすことさえもできなかったのかもしれません。不安が人間の声帯や指や眼球など具体的な身体を通じて表明されなければ、その人が抱えるそれは、どこにも共鳴することなく、その人の中で響き続けることでしょう。不安を感じる人が不安を表明するデバイスを必要とするように、不安を受け取る人もまた、それらが共鳴する場所を必要としているのかもしれません。

あたしたちに病み得る身体がなければ、誰かの身体の不調を気遣えないように、あたしたちのあらゆる物理的脆弱さは、誰かの脆弱さを受け入れる潜在的な条件を形成しているのだろうとあたしは思っています。

人間の身体に逃れがたくある脆弱さを、貧困な生に逃れがたく存在する不安定さを、誰たのために使うことは可能でしょうか?そして、その物理的な逃れがたさを契機にして、物理的な安全性の向上も含めた変革を企図することは可能でしょうか?そして、その企図が実現して人の心配が過ぎ去っていくことを喜ぶことは可能でしょうか?

この部屋には外気とともにあなたの言葉も浸透してきています。この部屋にはあなたの脆弱さが共鳴しています。あなたが発するあなたの脆弱さの響きを始まりとして、それでもこうして細やかな変革は起こっています。

だから、あたしは、あなたの脆弱さが反響するためのこの不満足な言葉が充満する場所に、これからもあなたが立ち寄り、時には、逃げていくことを望んでいるのです。

立命館大学は恥を知れ

昨日7月13日に行った立命館大学との団体交渉の報告です。
 
論点は、雇止めを撤回された組合員の講義の補償および「授業担当講師」制度の廃止についてでした。
 
講義の補償は、すでに実現したケースもありますが、前回の団交で約束した7月末の期日までギリギリの調整が続いているケースもあります。大学がムチャクチャな雇止めをしたため、当事者の生活や研究、就職活動(2018年度の「教育歴」を書けずに履歴書を出さざるを得ないなど)において大きな混乱が生じており、今回議論した方も、研究のスケジュールや他の講義との関係で補償の内容について調整を行う必要がありました。
 
講義の補償の内容について大学・学部と話すことはできましたが、もし講義を補償できなかった場合の金銭的補償の水準については折り合いがつきませんでした。組合は、大学に非があるのだから最低でも100%補償すべきだと主張しましたが、大学は、受講生が集まらなかった場合の「閉講」と同じ水準である50%しか払えないと主張しました。労基法の定める60%という意見もあったそうですが、50%に値切った上での回答だったそうです(年収1000万円を超えると思われる理事たちが、不当な雇い止めをした非常勤講師への補償を少しでも値切ろうとする姿は醜悪でした)。この点については再度検討して7月末までに回答するということになりました。
 
「授業担当講師」については、これまでの団交で散々否定されてきた「専任率の向上、カリキュラムの安定 性・柔軟性」といった“説明”を繰り返した上で、廃止はせず2年間様子を見て検証したいという回答がありました。前回の団交で、今回の雇止めの原因となった条項が削除され授業担当講師の雇止めは2年間行われなくなったのに、制度を維持して何が検証できるのか質問したところ、「学内外における改正労働契約法をとりまく現状を見極めたい」との回答がありました。
 
これまで組合は、「授業担当講師」制度の導入は改正労働契約法への対応、脱法行為だと主張し、大学は否定しつづけてきましたが、やっと認めるかたちとなりました。その上で、改めて「授業担当講師」制度の廃止について検討し、7月末までに回答するように約束させました。回答の内容次第では、抗議行動を行います。
 
ちなみに 、「授業担当講師」制度の導入を行った当時の人事部長である西川幸穂氏は、現在も学校法人立命館常務理事であり、不当な雇い止めに対する責任をとることなく、大学マネジメントのプロフェッショナルとして講演を行ったりしているそうです。
恥を知れ。

病室より愛を込めて

あんたが一番クレイジーだよ!そんなことはとっくの昔にわかっています。ミチコです。

カナダへの熱い想いの続きを書きたいのですが、通院通院通院入院手術、と、めちゃくちゃ忙しいです。

フルーツ盛り持ってこいとか、菓子折り持ってこいとか、お見舞いに来いとか、言っているわけじゃないんですよ?

人見知りという言葉の意味がよくわからない私、早速同じ部屋の患者さんたちと談笑しています。

ところで、好きな歌がまた増えました。SEKAI NO OWARIの、「サザンカ」です。

これも良い歌詞ですね。心がほっこりします。

退院して落ち着いたら、カナダへの熱い想いの続きを書きます。しばらくお待ちください。え?誰も待ってない?そんなぁ~。

ではでは。

病室よりミチコがお送りしました。

元気です。

 

明日、7月7日の労働相談のお知らせ

荒天時の京都事務所での労働相談中止のお知らせ
7月6日の21時現在、京都市に、大雨、洪水警報が発令されています。
土曜日の13-18時は、京都事務所で労働相談を受け付ける予定の日ですが、交通機関の乱れや、危険性を鑑みて、7月7日の朝9時に京都市の警報が解除されていなければ、事務所での労働相談を中止に致します。
悪しからずご了承ください。