定期大会のお知らせ(2025年10月25日開催)

ユニオンぼちぼち第21回定期大会開催のお知らせ

日時:2025年10月25日(土曜日)

   18:15 受付開始、18:30 開会

会場:京都テルサ 視聴覚研修室

  (京都市南区東九条下殿田町70番地(新町通九条下ル))

会場アクセス https://www.kyoto-terrsa.or.jp/parking/

JR京都駅(八条口西口)より南へ徒歩約15分

近鉄東寺駅より東へ徒歩約5分

地下鉄九条駅4番出口より西へ徒歩約5分

 

◆組合員の方へ◆

・議案書の発送は9月27日を予定しています。

住所が変わった方はお知らせください。(組合代表メール botibotiunion@gmail.com )

・大会当日は、組合員を対象にオンラインでの参加ができるよう準備します。

 オンライン参加の場合は投票ができないので、委任状の提出をよろしくお願いします。

 

契約上の問題を仕様上の問題にすり替えて誠実な対応をしないクラウドワークス(2)

契約上の問題を仕様上の問題にすり替えて誠実な対応をしないクラウドワークス(1)の続きです。

この記事では、そもそもの発端となった、クラウドワークスが控除するシステム利用料の問題について、詳しく説明した上で意見を述べます。

クラウドワークスが控除するシステム利用料の仕組み説明

クラウドワークス利用規約【クラウドワークス】「第9条 システム利用料及び保証料について」では、次のように規定されています。

1. 受発注者は、弊社に対し、本サービス利用料(以下「システム利用料」といいます。)として、以下各号の定めに従い、各金員の支払い義務を負うものとします。なお、支払いの時期及び方法については第17条の定めによることとします。
(1) 本取引に基づく業務(成果物がある場合にはその引き渡し)が終了した場合には、プロジェクト形式(時間単価制・固定報酬制)・コンペ形式の場合、各取引の報酬額で20万円を超える部分については報酬額の5%、10万円超20万円以下の部分については報酬額の10%、報酬額が10万円以下の部分については報酬額の20%(消費税別・1円未満切り捨て)に相当する金額をシステム利用料としてワーカーは弊社に支払うものとします。

Aさんの実際の例で説明します。

1回目は、報酬額が10万円以下でシステム利用料が20%なので、税抜きの契約金額が21131÷1.1=19210円で、源泉徴収金額が19210×0.1021=1961円、システム利用料が21131×0.2×1.1=4648円となり、21131−1961−4648=14522円が受取金額になります。

6回目は、報酬額が20万円超でシステム利用料が5%なので、税抜きの契約金額が35000÷1.1=31818円で、源泉徴収金額が31818×0.1021=3249円、システム利用料が35000×0.05×1.1=1925円となり、35000−3249−1925=29826円が受取金額になります。

これ以降はずっとシステム利用料が5%だったのに、20回というマイルストーン払いの上限に達してこれ以上支払いができなくなったためやむを得ず形式的に別の契約にすると、またシステム利用料が20%になってしまいました。

この金額を見ておかしいと思ったAさんがクラウドワークス事務局に問い合わせたメールのやり取りを転載します。

Aさんとクラウドワークス事務局とのメールのやり取り

2025年3月10日 12:53
クラウドワークス事務局→Aさん

この度はお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。

お問い合わせ内容を確認の上、
ご記入いただきましたメールアドレス宛へ回答させていただきます。

事務局では個人情報保護の観点よりお問い合わせ担当者からの回答時、貴社名、担当者名の記載は控えさせていただいておりますのでご了承ください。

よろしくお願いいたします。

クラウドワークス事務局

【お問い合わせ内容】

▼該当の仕事タイトルまたは仕事(契約)詳細ページURL※1
https://crowdworks.jp/contracts/YYYYYYYY

▼該当のクライアントまたはメンバーのアカウント名
●●●●

▼問い合わせ内容※2
該当のクライアントと継続的な仕事をしており、上記の契約ページは同じ仕事の再契約のページになります。
最初の契約のページURLは以下です。
https://crowdworks.jp/contracts/XXXXXXXX

その最初の契約では、4回目や5回目のように契約金額が55,000円程度であれば、源泉徴収税・システム利用料控除後のメンバー報酬が44,000円程度になっていました。

しかし、再契約(https://crowdworks.jp/contracts/YYYYYYYY)では、同程度の契約金額に対し源泉徴収税・システム利用料控除後のメンバー報酬が38,000円程度になっております。

マイルストーンの支払回数・追加支払い枠が上限に達したため再契約をしたまでであり、同じ条件で同じ仕事をしているのですから、同程度の契約金額に対し源泉徴収税・システム利用料控除後のメンバー報酬が大きく異なるのはおかしいと思いました。

ご確認、ご回答のほどをよろしくお願い申し上げます。


2025年3月11日 9:15
クラウドワークス事務局→Aさん

ご連絡ありがとうございます。
クラウドワークス事務局です。

このたびは、当サービスご利用に際して分かりづらい点があり誠に恐縮でございます。

マイルストーン払いの場合、マイルストーンを合計した契約金額に対してシステム利用料をいただいております。

例)
▼マイルストーン払い2回で総契約額15万円を支払った場合のシステム利用料
・マイルストーン払い1回目契約金額10万円→20%
・マイルストーン払い2回目契約金額5万円→10%
※一度に15万円お支払いただいた場合と同様の手数料がかかります。
※お支払いが発生した時点での「総契約額」に対して、システム利用料および源泉徴収税が算出されます。

1件の契約における「マイルストーン払い」の上限は「20回」とはなりますが、契約に対して支払った累計の金額(総契約額)のシステム利用料をいただいております。

本件についてご不明な点などございましたら、このメールにご返信ください。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。


2025年3月11日 12:51
Aさん→クラウドワークス事務局

クラウドワークス事務局 御中

ご回答をありがとうございました。

マイルストーン払いの場合、各回の支払金額の内訳がどうであれ、合計金額で手数料が算出されるという仕組みであることを把握できました。

最初の問い合わせでお伝えしましたように、第一契約(https://crowdworks.jp/contracts/XXXXXXXX)と第二契約(https://crowdworks.jp/contracts/YYYYYYYY)は同一の業務ですので、これらを合算した金額で手数料が決まるべきだと考えます。

クラウドワークス利用規約9条1項1号には次のとおり書かれています。

「本取引に基づく業務(成果物がある場合にはその引き渡し)が終了した場合には、プロジェクト形式(時間単価制・固定報酬制)・コンペ形式の場合、各取引の報酬額で20万円を超える部分については報酬額の5%、10万円超20万円以下の部分については報酬額の10%、報酬額が10万円以下の部分については報酬額の20%(消費税別・1円未満切り捨て)に相当する金額をシステム利用料としてワーカーは弊社に支払うものとします。」

https://crowdworks.jp/pages/agreement.html

第一契約の業務が終了しておらず、第二契約でその業務を継続しているため、「各取引の報酬額」は第一契約と第二契約を合算した金額になると解釈できます。

同規約にはマイルストーン払いの上限が20回であることは記されておらず、少なくともワーカーである私のほうから業務の終了に同意した覚えはありません。

一般の常識的な社会通念で考えても、同じ主体の間の同じ業務が続いているのに、ある段階でシステム利用料が跳ね上がるというのは、あまりにも不合理です。

第二契約(https://crowdworks.jp/contracts/YYYYYYYY)のシステム利用料を報酬額の5%で再計算お願いいたします。


2025年3月11日 16:17
クラウドワークス事務局→Aさん

ご連絡ありがとうございます。
クラウドワークス事務局です。

恐れ入りますが、プロジェクト形式(固定報酬制)ではクライアントが検収完了した時点で、検収完了したご契約は終了となります。

その後、別途新規にご契約いただいた場合、業務内容が同一であってもシステム上は新規契約となります。

そのため、異なるご契約の契約金額を合算してシステム利用料を算出するといったことはできかねますことご了承ください。

ご要望にお応えすることができず心苦しい限りではございますが、ご容赦くださいませ。

ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。


2025年3月12日 7:06
Aさん→クラウドワークス事務局

クラウドワークス事務局 御中

迅速なご回答をありがとうございます。

> 恐れ入りますが、プロジェクト形式(固定報酬制)ではクライアントが検収完了した時点で、検収完了したご契約は終了となります。
>
> その後、別途新規にご契約いただいた場合、業務内容が同一であってもシステム上は新規契約となります。
>
> そのため、異なるご契約の契約金額を合算してシステム利用料を算出するといったことはできかねますことご了承ください。

とのことですが、それはそちらのシステム上のことであり、こちらはクラウドワークス利用規約に基づいて要求しているのですから、そのような一方的な主張は到底承服できません。
クラウドワークス利用規約9条1項1号には、「本取引に基づく業務(成果物がある場合にはその引き渡し)が終了した場合」と規定されており、「契約」の終了ではありません。
そして、同規約には、業務の終了についても契約の終了についても明確な規定が見当たりません。

マイルストーンごとに納品して検収するという流れを経ており、それでも報酬額が累積されてシステム利用料が5%になっていました。
20回目のマイルストーンに関してのみ、それまでと同じように納品して検収するという流れを経ると報酬額がリセットされてシステム利用料が跳ね上がるというのは、不可解です。
そのような説明を見た覚えもありません。

関係各所に相談して法的措置を取ることも検討しておりますので、どうか適正なご対応をお願いいたします。


2025年3月12日 11:39
クラウドワークス事務局→Aさん

ご連絡ありがとうございます。
クラウドワークス事務局です。

大変恐縮ではございますが、マイルストーン払い上限20回などにつきましては、固定報酬制での「仕様」となります。

仕様については各ユーザー様にご自身でご確認をお願いしており、現状個別のご案内はおこなっておりません。

ご不明点がある場合には事前にご相談ご確認をお願いしておりますことご了承ください。

ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。
引き続き、何卒よろしくお願いいたします。

意見

クラウドワークス利用規約には、マイルストーン払いの上限が20回であることの説明はなく、それを超えるとシステム利用料がまた20%になるという記載もないので、Aさんがおかしいと思ったのももっともです。

同じ相手と同じ業務を続けているのにシステム利用料が途中で上がる(戻る)ということに合理性を見出だせません。

また、「契約上の問題を仕様上の問題にすり替えるのはエンジニアとして許せない」とAさんが語っていたのも頷けます。
このブログ記事のタイトルはそこからつけました。

Aさんは問題にしていませんが、システム利用料として20%も控除するのか、しかも税込の契約金額の20%にさらに消費税を上乗せしたシステム利用料を控除するのかという感想も抱きました。

クラウドワークスの対応で同じような悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、botibotiunion[at]gmail.com([at]→@にしてください)またはユニオンぼちぼち公式サイトからどうぞご連絡ください。情報共有をしながらいっしょに対応を考えましょう。

契約上の問題を仕様上の問題にすり替えて誠実な対応をしないクラウドワークス(1)

当組合は、クラウドワークスで仕事をしているAさんから相談を受け、株式会社クラウドワークスに団体交渉を申し入れました。しかし、団体交渉を拒否されたため、ここに抗議するとともに、同じような悩みを抱えている人に呼びかけをします。

当組合がAさんから聞いた事実経過は以下のとおりです。

事実経過

Aさんは、2022年12月から、クラウドワークスを通じてプログラミングスクールインストラク ター業務に従事し始めました。恒常的な業務であり、クラウドワークスのマイルストーン払いで毎月の支払いを受けていました。2023年7月頃、報酬額が20万円を超え、クラウドワークスが控除するシステム利用料の割合が5%になりました(クラウドワークスが控除するシステム利用料の割合は、報酬額に応じて、20%から5%まで段階的に低くなります)。

しかし、2025年3月頃、クラウドワークスが控除するシステム利用料の割合が20%になりました。Aさんがクラウドワークス事務局に問い合わせたところ、マイルストーン払いの上限は仕様上20回であり、同一の業務内容であってもその上限を超えたらまたシステム利用料の割合が20%になるという説明をされました。

この説明に納得できなかったAさんは、フリーランス・トラブル 110番に相談し、和解あっせんの手続を申立てました。第二東京弁護士会仲裁センターがあっせんの場を設けようとクラウドワークスに働きかけましたが、クラウドワークスは話合いには応じないとのことでした。

そこで、Aさんは、当組合に相談し、株式会社クラウドワークスに団体交渉を申し入れました。

クラウドワークス団交申入書

これに対し、クラウドワークスから、以下の回答がありました。

クラウドワークス回答書

意見

クラウドワークスが控除するシステム利用料の問題自体については別の記事で詳しく書くとして、ここでは団交拒否に絞って意見を書きます。

先人たちの闘いを経て、日本国憲法で団体交渉権が保障されるようになったのは、労働者と使用者の実質的な力が対等ではなく、そのままでは使用者がしたい放題になってしまうからです。

ここで「労働者」や「使用者」というのは、契約の文言ではなく、実質的に判断します。契約の文言では業務委託契約となっていても労組法上の労働者に当たると判断された例はいくつもあります(INAXメンテナンス事件最判平成23年4月12日ビクターサービスエンジニアリング事件最判平成24年2月21日など)。クラウドワークスに近いと思われるウーバーイーツの配達員についても、東京都労働委員会で労働者性が認められています(東京都労委令和2年(不)第24号 Uber Japan不当労働行為審査事件(概要情報))。

契約内容を一方的に決定し、不合理な点や不明確な点があっても話し合いに応じようとしないクラウドワークスの態度は、まさに団体交渉で是正されるべき使用者の態度ではないでしょうか。

トップメッセージ | 企業情報 | 株式会社クラウドワークスでは、「個のためのインフラになる」と掲げ、「業界No.1のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」」と謳い、「新しい働き方を世の中へ届けることが、私たちの使命だと考えて」、「コンプライアンスを重視し皆様から応援していただけるような企業を目指してまいります」と書かれているのに、このような対応をしていてよいのでしょうか。

インフラというのはなくてはならないもののはずですが、「当社以外が提供するプラットフォームサービスの利用も可能であるため、事業者としての独立性は保たれているといえます」と言い放ってインフラを担う者の責任から逃げているように見えます。

行政との取り組み | ニュース | 株式会社クラウドワークスには「行政との取り組み」という独立したカテゴリーが設けられていろいろな取り組みが紹介されていますが、株式会社クラウドワークスは、厚生労働省から第二東京弁護士会が受託して運営しているフリーランス・トラブル 110番の和解あっせんの話し合いの席にすら着かず、労組法上の労働組合である当組合からの団体交渉の申入れも拒否するような企業であることを、改めてお伝えいたします。

クラウドワークスの対応で同じような悩みを抱えている方がいらっしゃいましたら、botibotiunion[at]gmail.com([at]→@にしてください)またはユニオンぼちぼち公式サイトからどうぞご連絡ください。情報共有をしながらいっしょに対応を考えましょう。

 

「参議院選挙にあたり排外主義の煽動に反対するNGO緊急共同声明」に関して

2025年7月20日に行われる参議院選挙の選挙運動において、複数の政党が排外主義を煽る状況が起こっており、移住連(移住者と連帯する全国ネットワーク)がこうした状況に抗議する共同声明を発出しました。

共同声明の内容は、移住連のホームページ(https://migrants.jp/news/voice/20250708.html)を参照ください。

移住連からの呼びかけに応じ、ユニオンぼちぼちとしてもこの共同声明の賛同団体に加わることを、執行委員会で決定しました。

私たちは上部団体や支持政党を持たないインディーズ組合ですが、国政選挙で公然とヘイトスピーチが表出される現状を黙認はしません。

今回の参院選で私たちの仲間の尊厳が傷つけられるのを防ぐ活動もまた、私たちの生存を求める運動であると、組合員のみなさまのご理解をお願いします。

京都暮らし応援ネットワーク事件の中央労働委員会結果報告

京都暮らし応援ネットワーク事件で中央労働委員会に再審査を申し立てた結果が出ました。

残念ながら棄却されました。

2023年の10〜11月に再審査を申し立て、数か月にわたり和解に向けた協議をしたけれども整わず、2024年7月末に結審して、2025年6月4日に命令書が郵送されました。

京都府労働委員会での結果の概要は京都府労委令和3年(不)第1号 京都暮らし応援ネットワーク不当労働行為審査事件(概要情報)に示されています。

中央労働委員会での結果の概要もそのうち同じような形でインターネットで見ることができるようになると思います。

この労働委員会の判断は残念ではありますが、泣き寝入りせずにやるだけのことはやったという感触はあります。

事実は「よりそいホットライン」事業を受託運営していたNPO法人「京都暮らし応援ネットワーク」の「ハラスメント」事案などこのブログに書いてきた通りです(労働委員会での事実認定とも整合します)。

あとはこれをどう評価するかです。

京都暮らし応援ネットワーク事件の中央労働委員会結果報告でした。

 

 

独自メーデー企画「貝塚あさりと貝塚づくりのメーデー」を開催します

「貝塚あさりと貝塚づくりのメーデー」

とき:2025年4月29日(火曜日)13時〜夕暮れごろ

ところ:東九条市民文庫・マダンセンター(京都市南区東九条南河原町3)

JR京都駅・市営地下鉄 九条駅 から徒歩15分程度

関心のある方、どなたでも参加できます。

途中退出や途中参加も自由ですので、気軽にお越しください。

<企画内容詳細>

今回のメーデーは二部構成で、第一部はプレゼン企画です。
第一部 13時~15時頃まで今回のメーデーではそれぞれが地域で過ごしてきた生活の蓄積に注目し、それぞれの生活実感や生活史を共有するべく、プレゼン企画を開催します。
京都市東九条(ぼちぼちが借りている事務所の近く)や大阪市北加賀屋といったローカルな地域史、施設から脱却し介助をつかって地域で障害者が暮らすという自立生活運動を通じて感じる生活、個人の小さな実感を表現し交換するZINEという文化。以上のような発表を共有しながら、我々の小さな生活の蓄積の方が万博なんかよりもよほどクリエイティブだと、メガイベントに対して抵抗を試みます。

第二部 15時頃~17時頃まで

第二部では、発表者以外のリアリティを共有するためのZINE制作ワークショップを開催します。
また、それと並行して、参加者で軽食を共同でつくり、みんなで食べる交流会も開催します。

・コーヒーの出店もあります
車いすと仲間の会の方々が、コーヒーを出店してくれます。
コーヒーの売り上げは、車いすと仲間の会の活動資金になります。

・費用に関して
第二部で作る軽食は、かかった食材費を頭数で割るという、ぼちぼちのカフェ方式です。
ZINEワークショップに関する費用は、投げ銭方式で行います。

・参加されるみなさんへのお願い
ZINE文化に関する発表やZINE制作ワークショップにちなんで、即席のZINEライブラリーを設置します。
参加されるそれぞれが「これはだれかと共有したい!」というZINEがあれば、ぜひメーデーに持ってきて、ZINEライブラリーを充実させてください。

また、ZINE制作ワークショップで使う資材は、ある程度はこちらでも用意しておきますが、それも持ち込んでもらえると助かります。

 

ユニオンぼちぼち独自メーデー企画のチラシ(表面)

ユニオンぼちぼち独自メーデー企画のチラシ(裏面)

チラシ(PDF)表面

チラシ(PDF)裏面

 

メーデー宣言文   ユニオンぼちぼち

 大阪に万博がやってくる。「夢洲」と名づけられた人工島に。人間洗濯機や空飛ぶ車といったかつての夢の道具たちが並ぶ。 

 でも、ちょっとまって。夢のような道具たちが並ぶ夢の人工島の地中には、もっと面白いものがあるから。経済発展と大量消費の影がそこには埋まっている。戦後、大阪平野で暮らした人々が日々作り出した山のようなゴミ。労働と生存の残骸。それは、その時代に生きて死んだ人たちの夢の欠片だ。 

 さかのぼろう。はるか昔、まだ文字をもたなかった人々は、貝殻や魚の骨、使わなくなった道具や装飾品を集めて捨てていた。それは後世の人に貝塚とよばれた。わたしたちはその貝塚から、人々がそこで貝を拾い、魚を捕り、食卓を囲んでそれらを味わい、排泄し、祭りで騒ぎ、ちょっとしたことで笑い、泣き、そしてゴミを積み重ねていた過去を、確かに想像する。一万年後、夢洲も貝塚としてその時代の人々に発掘されるかもしれない。 

 今回のメーデーは、一万年後のまだ見ぬ人々との連帯をめざし、現在を生きるわたしたちの日常を貝塚として未来に差し出そうというもの。そして、わたしたちより少しだけ前の時間を生きた人々が、そこで暮らした足跡にも触れようというもの。

 日本でユニオン運動がはじまった1980年代、若者・フリーターの労働運動がはじまった2000年代。京都市 南区 東九条 上御霊町の小さな机と整理できない紙の束。そんな場所にわたした ちは集い、語りあい、うごめき始めた。地域ユニオンはそうやって寄りそった不穏な者たちが、その土地で生を重ねてきた運動だ。 

 日本社会の階層化はますます進み、隣人はいつしか同じような所得やライフスタイルの人ばかりになっている。知りたいことを検索できるインターネットは便利だが、いつしか見たいものだけを見て、共感できる意見しか目に入らなくなる。遠ざかった他者はますます理解しがたい者となり、恐怖や憎悪、不合理な攻撃の対象となる。 

 でも、わたしたちは異なる者たちと出会う可能性を忘れない。主流の生き方も、非主流の生き方も、おたがいの日常を知りあい、困難を分かちあうことで、それぞれをちょっとましにできるかもしれない。その何か、わたしたちが生きていく中でどうしても作り出されてしまうようなゴミを、排泄物を、思考を、情動を、表現を、そのどれでもないような何かを、一万年先に向けて投げよう。埋めよう。貝塚を作ろう。

大阪万博のどんな展示より、わたしたちが労働して、消費して、食べて、寝て、ウンコして、喜んで、悲しんで、逃げ出して、ときに闘う姿は、いつだって創造的なはずだ。 

この労働者の祝祭に、全世界の不穏な者たちよ、集まろう! 

議案書の発送について

組合員のみなさん
9/8に議案書を発送しました。そろそろ、お手元に届いた頃かと思います。届いていない方、ご連絡ください。
出欠確認、委任状の提出をよろしくお願いします。
事務所に返送されている方もありますので、再送してほしいという方は住所を連絡してください。
長期の滞納がある方には組合費の納入状況を入れています。
連絡がなければ、
 「執行委員会は、6ヶ月間の組合費を滞納した者について、組合を脱退したものとみなすことができる。」
という規約を適用する予定にしていますので、こちらもご確認ください。
会計

精算について

ユニオンぼちぼちの会計年度は7月末が区切りです。

組合員の方で、精算がある方は、できれば明日の会議で精算をお願いします。

会議に参加できないが精算がある方は、ご連絡ください。別の日などで対応を考えます。

ご協力よろしくお願いします。

 

会計

 

京都暮らし応援ネットワーク事件の再審査申立てを中央労働委員会にしました

しばらく期間が空いてしまいましたが、京都暮らし応援ネットワーク事件の報告です。

 

京都府労働委員会への不当労働行為救済申立ては棄却されました。

 

その判断に納得できなかったので、当組合は、中央労働委員会に対し、再審査の申立てをしました。

再審査申立書

補充申立書

 

中央労働委員会が用意している再審査申立てとそこからリンクが張られている記載例を参考にして、慣れないながらも一生懸命書きました。

 

なお、A組合員が藤喬代表理事を被告として提起した民事訴訟は、請求棄却で確定しております。

 

中央労働委員会では当組合の主張が受け容れられることを願います。