イダヒロです。紹介情報です。
「私たちはどういう社会を求めるのか?――もう一つの世界を構想する」というテーマでの連続学習会がはじまります。「人民新聞社」という、この間、プレカリアートの運動を精力的に紹介している、大阪の左翼系新聞社がその場所で、なんらかのパンフ作成など成果につなげていきたいと僕も思っています。
ひとによったら、何か夢物語を語りあうのかと思うかもしれませんが、僕は違うと思います。ベーシック・インカムの構想なども含め、ワーク・ライフ・バランス、シングル単位、ジェンダー平等、スローな生き方、環境破壊をしない、雇用が少ない、働けない、働きたくない、人間関係がしんどい、うつ病など様々な精神的な疾患状態、結婚や恋愛など親しい関係をどうするか、長時間過酷労働、最低賃金とか年金とか社会保険とかどうするのか、税金や福祉サービスはどうするのか、など様々な問題を総合的に考えて、自分はどういう社会をめざし、それにむけてどう生きていくのかを自分の言葉でまとめていくのは重要な作業だと思います。
それを通じてエンパワメントできると思います。
自分を全肯定する。自分の生き方の芯・軸をつくる。其れを社会に発信していき、それを支える制度にしていけと要求していく。
今すぐできる身近なアイデア(発想も含めて)を出し合い、それを実践していき、仲間が集まる居場所やネットワークを作っていく。
この学習会は、そういう契機になるような予感がします。というか、そういうものにしていきたいと持って僕は参加します。
そのような本を作りたいと思っているので、その契機として僕は利用して発表していきます。
ということで、以下、呼びかけ文を紹介しておきます。
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私たちはどういう社会を求めるのか?
2月27日、「私たちはどういう社会を求めるのか?――もう一つの世界を構想する」をテーマとした学習会の進め方について、相談会をもちました。8名の参加で様々なアイデアも出されて、大いに期待の持てる内容となりました。
第1回は、3月27日(金)6:00~ テーマは、「今後5年間にやってみたいこと」
場所:人民新聞社 です。
以下、相談会で決まった内容をお知らせすると共に、みなさんの参加を呼びかけます。
①学習会は、1回/月のペースとする
②3回ごとに総括を行い、次の3回分のテーマや担当を決める。
③学習会の成果をパンフレットとしてまとめる
④次回は、3月27日(金)6:00~ テーマは、「今後5年間にやってみたいこと」を各自出し合うブレーンストーミング
⑤第2回は、新しい社会の具体的提案をイダさん、グルさん、原口さんに各10分程度で提案してもらい、その後、討論
⑥第3回は、第2回と同じ形式で、提案者を募る。(第2回の学習会後決める)
場所は、当面、人民新聞社でやります。
会議では、労働の問題(働かないことも含めて)と金を使わずスローに生きる方法について議論が集中したように思います。公共圏が市場主義の中でやせ衰えていく中、自分たちの「場」、公共の場をどうやってつくり出していくのか?それはとりもなおさず孤立化させられている関係性を反転し、水平・対等な関係を広げていくかという問題と繋がります。
「もう一つの世界」を構想することは、私たちの手にあまる広大な領域と深みを必要としますが、今・この現実の中で活動し・生きている実践を基礎とする時にこそ、見えてくるものがあります。
皆さんの生活・活動・アイデアを持ち寄り、私たちなりの豊かさをもった社会を構想してみませんか。
学習会後、簡単な食事をしながら交流会に移行します。
参加は、自由です。友人・知人にも呼びかけて頂ければ幸いです。
人民新聞社 山田洋一
〒552-0023 大阪市港区港晴3-3-18
℡ 06-6572-9440 FAX 06-6572-9441
mail:people@jimmin.com URL:www.jimmin.com
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呼びかけ
この生きづらい世界に取って代わる「もう一つの世界」を自分たちの手で作り上げたい。このプロジェクトのスタートもゴールもその願いに尽きる。
「お前はいつでも取り替え可能だ」と脅され、生き残るために隣のなかまと競争させられ、笑顔や感情さえも商品化されて搾り取られる。
我々が耐えられないのは、こうした「今」の貧しさだけではない。明るい未来を確信できれば、耐えることができるし、頑張ることもできるだろう。しかし、この日本社会には、そうした希望もない。単純労働の繰り返しで、技能も経験も蓄積されず、ただ年齢と焦りと自己嫌悪が蓄積されていく。
「あいつらよりはまだましだ」と自分を納得させるような世界はもうたくさんだ。
自分の人生にささやかな自信と誇りを持ち、精一杯生き、楽しみたい。
仲間と呼べる同僚とゆったり学びながら、スキル・技を身につけて、工夫を重ねて熟達していける仕事。豊かな人間関係。連帯・協働を基礎として安心して生きていける地域社会…。そんな「もうひとつの世界」は可能だ!
そのために夢を描き、実現可能性を探り、構想する共同作業を呼びかける。
私たちが幸福に暮らせる社会の原則や必要条件を出し合い、共通認識や希望を創っていく。その過程そのものが希望となるようなプロジェクトでありたいと願う。
自分たちの活動実践や生活の中からでてきた自分たちの言葉で現実を語り、稚拙さや曖昧さはあっても共感できる夢を語り、希望がもてる未来像を創りあげた い。
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もう一つの世界を構想する
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