バイト先での解雇の思い出

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土肥耕作さんの「10代のころのバイト解雇の思い出」という記事を読んで私も似たような体験をしたことがあったのを思い出しました。
十年ほど前にあるゲームセンターでアルバイトをしていた頃のことです。本部から派遣される社員が1~2名、アルバイトが10名程度の小さな店でしたが、順調に勤務をしていました。そんなある時、突然同僚からアルバイトが全員解雇されるといううわさを聞きました。びっくりして店長に問い合わせると、確かに一ヵ月後にアルバイトを全員解雇するとのことです。そしてその理由が「金庫のお金がなくなっていてアルバイトの誰かが取ったはずだから全員解雇」という無茶苦茶なものでした。
仕事を失うことも嫌でしたが、それ以上に泥棒扱いされて追い出されるという仕打ちに腹が立ちました。当時は知識がないながらも、労働基準監督署というところに行けばいいのではないかと思いつき、調べて足を運んでみました。しかし私の伝え方が悪かったのか、そこの職員は具体的な対処法を教えてくれませんでした。他の同僚たちも怒っていたので何度か話し合い、対策を練りました。
話をわかってくれる社員と相談もしながら、本部と直接話し合うことも考慮しつつ、店長に謝罪と解決金を要求しました。おそらくその店長も本部からの命令でこのような無茶な解雇を言い渡したのでしょう。繰り返し要求するうちにこちらの要求を受け入れてくれました。もしかするとその解決金は店長が自腹を切っていたのかもしれません。
当時も最低限納得できる形で終わることができたのですが、今ならもっとましなやり方をするでしょう。まず解雇のうわさを聞いたときに書面で解雇理由を提示するように求めます。そして同僚と相談して要求を行うときは、労働組合として申し入れます。そうすると団体交渉を会社が正当な理由なしに拒むことはできません。そこからは展開次第です。
やはり自分の身を守るためにはいくらかの知識が必要です。
組合員A

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