HIVなどへの感染を理由とした差別的扱い、不当解雇でお悩みの方々へ

■HIVなどへの感染を理由とした差別的扱い、不当解雇でお悩みの方々へ

日本では、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)への感染者が増加しており、様々な啓発活動が行なわれてきました。
感染の予防が必要である一方、感染への過度の怖れが感染者への差別や偏見につながっている現状があります。
HIV は感染力の比較的弱いウイルスであり、日常的な接触による感染、空気感染は起こりません。また治療法の飛躍的な進歩により、抗ウイルス薬を定期的に内服してさえいればAIDSの発症を抑えることが可能になり、感染者のほとんどは普段通りの日常生活をおくっています。そして生活の重要な部分をしめる労働環境については、HIV感染を理由に就職差別、就業禁止や制限を行なってはならないというガイドラインが厚生労働省から出されています(ガイドラインについては下記参照)。しかしガイドラインが出されたあとにおいても退職をめぐって裁判が起こされるなど、まだまだ偏見が根強く残っているものと思われます。
こうしたなかユニオンぼちぼちでは、HIV感染を理由とした差別的扱い・退職強要についての相談を受け、プライバシーに配慮しながら会社との交渉を行いました。そして交渉の場でHIV等感染症への正しい考え方と対処法を会社に伝え、謝罪と職場復帰を勝ち取ることができました。
同じような状況にありながらも相談を諦めている方々に「解決」への道があることを知っていただくため、当事者の方の許可を得て、この事実を公表することにいたしました。
相談をしたら必ず会社と交渉しなければならないというわけでありません。進め方、解決の内容について、担当者と話し合いながら進めることができます。
まずは一度ご相談下さい。

【秘密厳守 相談無料】
 Mail: botiboti[at]rootless.org *[at]→@
[京都]毎週土曜日
 13:00~18:00
 Tel: 075-681-6904
[大阪]毎週月曜日(休日は相談を休みます)
 15:00~20:00
 Tel: 06-6647-8278
■安全衛生情報センター「職場におけるエイズ問題に関するガイドラインについて」(平成7年2月20日)
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/hor/hombun/hor1-36/hor1-36-1-1-0.htm
■「職場におけるエイズ問題に関するガイドラインについて」の一部改正について」(平成22年4月30日)
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/hor/hombun/hor1-51/hor1-51-11-1-0.htm
■高齢・障害者雇用支援機構「HIVによる免疫機能障害者の雇用促進」(2010年2月)
1:HIV、AIDSに関する基礎知識
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-01.pdf
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-01.txt
2:雇用事例
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-02.pdf
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-02.txt
3:就労の現状と課題
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-03.pdf
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-03.txt
4:雇用上の配慮事項 Q&A
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-04.pdf
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-04.txt
5:資料編
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-05.pdf
http://www.jeed.or.jp/data/disability/employment/download/No102-05.txt

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