#立命館大学 は人間を大切にする大学になってほしい。

みなさん、こんばんは

私たちは、5年で一律に講師をクビにする「授業担当講師制度」の廃止と、2017年度末に起こった「授業担当講師」一斉雇い止めに対する補償を求めて8月4日に抗議行動を行いました

■授業担当講師制度の廃止を訴える8.4.立命館抗議行動(報告)
 http://rootless.org/botiboti/blog/blog-entry-2827
■雇い止めされた講師のスピーチ1
 https://youtu.be/0EzgffoOjXQ
■雇い止めされた講師のスピーチ2
 https://youtu.be/JbB9IXMEJus

私たちは、平気でクビを切り人生を狂わせたにもかかわらず、謝罪も反省もしない立命館大学に対して「人間を大切にする大学になってほしい」と訴えました。
昨日9月13日、その訴えに対する立命館大学からの回答が当事者の方々に届きました。


●●先生

立命館大学人事課の〇〇と申します。唐突なメールでのご連絡となり失礼いたします。
このたび、6月から7月にかけて、2018年度の授業委嘱にかかわり先生に事務局よりご照会させていただきました件に関し、ご返答を頂戴し、ありがとうございました。

今回の結果に対し、2017年度ご担当の授業科目(授業時間数)と比べて減少している部分(省略)に関して、当該授業時間数に応じた講師給の2分の1に相当する額(省略)のお支払を予定しております。
お支払日は、10月10日(水)を予定しております。

誠に勝手ながら、上記の支払により、本学が、2018年度の授業委嘱にかかわり、先生のご希望に副えない結果となったことに関わる諸問題を解決させていただけると幸いです。
以上にご同意いただける場合は、添付の口座連絡用紙に必要事項を記入のうえ、9月21日(金)までに、本メール添付にてご返信をお願いいたします。



つまり、補償をケチる方針は変えないということです。
補償の水準は団体交渉で協議中でしたが、法人は組合に何の連絡もなく非常勤講師にこのメールを送りつけました。
労働者の話を聞かないで労基法違反の是正勧告を受けたのに、同じことを繰り返しています。

またこのメールのポイントは、「コマ減に対する補償」という形を装って「解決金」を支払うという形へと誘導し、「問題は解決した」として被害者を黙らせようとしている点にあります。添付の口座連絡用紙には「9月12日付、学校法人立命館人事課からの連絡内容に同意し、以下のとおり、振込先口座を届け出ます。」との文言が書かれてあります。「授業担当講師」の契約をめぐって説明不足であったことを謝罪したにもかかわらず、「連絡内容に同意し」という曖昧な言葉でごまかし、十分な説明をせずに被害者の「同意」を得ようという魂胆です。

これは、労働法の専門家で弁護士経験もある吉田美喜夫総長のアイディアでしょうか?

同じ趣旨のメールを受け取られた講師の皆さんには、立命館大学が今回支払うと言っている額を受け取る権利と同時に、今後も補償を要求し続ける権利(諸問題は解決していないと言い続ける権利)があります。
どのような対応をすればいいのか分からないという方は、ぜひユニオンまでご相談下さい。

私たちは、学校法人立命館の理事会による一連の判断について憂えている立命館関係者が多くいることを知っています。
引き続き抗議行動や団体交渉を行っていきますので、それぞれの場で理事会の判断が変わるような動きをしていただけたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

関西非正規等労働組合 ユニオンぼちぼち、関西圏大学非常勤講師組合

 

マジですかパート2

またまた入院していました。浦島太郎状態のミチコです。

私は普段テレビをみません。「あ、私、テレビみない人なんで!」アピールではありません。我が家にはそもそもテレビがないのです。

以前はよくみていました。でも、テレビは情報操作だらけ、嘘だらけ、このままでは洗脳される、と気付いたので、だんだんみないようになりました。で、いまはテレビ自体がありません。

本当か嘘かよくわからない情報は、主にネットニュースやスマホに流れてくる速報などでチェックしています。

本当の情報は、ぼちぼちで得ています。

一時期、「サマータイム」という言葉がネットでにぎわっていて、どこの国の話だろうと思っていたら、まさかまさか、私が住むこのクレイジーな国の話でした。

ええーーー、マジですか???

私は精神障害者で睡眠障害があり、おまけにがん患者です。さらに、周期的に高熱が出るという謎の疾患(指定難病に近い)を抱えています。

今回の入院は、謎の高熱でした。おかげさまでこの謎はほぼ解明されたので、今後の治療方針などはかたまってきましたが、この疾患は一生治りません。

私は午後9時にお薬を飲むと決めています。それなのに、サマータイムなんてわけのわからないものが導入されたら、時間がずれてしまうではないですか!!!

周期的に高熱が出るのに、時間がずらされたら、せっかく把握できている周期がずれてしまうではないですか!!!

1時間も2時間もずらされたら、お薬を飲む時間もずれてしまい、夜ちゃんと寝られるかわかりません。

睡眠はとても大切なもので、睡眠のリズムが狂ってしまったら、私が抱えるさまざまな病気に悪影響を及ぼすのではないかと、ものすごく心配しています。

もう、健常者だけでわけのわからない制度をテキトーに考えるのはやめてください。

って、このクレイジーな国の総理大臣らしき人は、指定難病を抱えているではありませんか!!!

なぜ?なんで?なんでなんで?なぜ不健康になるかも知れないサマータイムなんて導入しようとするのですか?

2020年の東京オリンピックのため?は?それなら、オリンピックをやめろー!!!

どうしてもやりたいなら、春か秋にしろよー!!!

と、鴨川デルタで叫びたいぐらいです。

一緒に誰か叫びませんか。

 

マジですか

生産性がないミチコです。

抗がん剤を体内にぶちこんだため、30代で閉経状態になりそのままなので、妊娠出産はほぼ不可能です。ということは、私も生産性がない、ということになりますね。

やっぱりこの国はクレイジーだなぁ、やっぱり脱出しておけばよかったかなぁ、それとも、カナダのホストマザーが言ってくれたように、医者になればよかったかなぁ、がん患者の気持ちがよくわかる、がん患者に寄り添える医者になれたかもなぁと思っていたら、

女性だから医学部落とされていたかも知れない、ということを最近知りました。

ええー、マジですか???

妊娠出産できなかったら、生産性がないと言われ、医学部(いま話題になっているのは医大ですが)を受験したら、将来妊娠出産するかも知れないからと落とされるのですか???

ええー、マジですか???

まぁ私の場合は高校生でグレグレ反抗期になったので、3浪ぐらいしないと医大または医学部に合格できない…、あ、3浪したら落とされるのですか???

ええー、マジですか???

どうやらこの国は、私が思っていた以上にクレイジーだったようです。そしていまも、クレイジーです。

昨日の抗議行動には、大切な仕事(つまり通院)があり行けませんでしたが、私の呪い…ではなく、怨念…でもなく、応援および声援は届きましたでしょうか。

こんなにもクレイジーな国なら、ホストマザーが言ってくれたように、弁護士になればよかったかなぁ。

カナダへの熱い想いの続き、秋になってからでいいですか。毎日暑くて暑くて、クーラーをつけているのに、めまいと動悸がして続きを書く気力体力精神力がありません。

書く書く詐欺みたいになっていますが、ぶっちゃけてしまうと、何を書こうとしていたのか、忘れてしまいました。

ところで、SUPERFRUITたちが歌うRise、ききましたか?YouTubeでみると、スコットやミッチたちからのメッセージが読めるので、ぜひご覧くださいませ。翻訳は、自分でしてください。たぶん翻訳してくれているサイトもあるはずです。自分で探してみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=U85U3dPuiR4

YouTubeをそのまま貼り付ける方法がわかりません。

弁護士になるのは、無理かなぁ。

 

授業担当講師制度の廃止を訴える8.4.立命館抗議行動(報告)

昨日、2018年8月4日(土)オープンキャンパスが開催された立命館大学衣笠キャンパス正門で、私たちユニオンぼちぼちと関西圏大学非常勤講師組合は、講義行動を行いました。

立命館大学で働く人たち、学生さんたち、入学を希望する方たち、保護者の方々、地域の方々に、立命館大学の現状を訴えました。

◯抗議行動にいたった経緯
立命館大学は2017年度末に34人の非常勤講師をくびきりしました。収入の大部分を失い生活に困窮する人、ビザの問題で国内にとどまれないのではと心配する人、研究職の道を断念せざるをえなくなる人、生活拠点を変えざるをえなくなる人、私たちのもとには7人の方たちが相談に来られました。それぞれに被害を受け、人生を混乱させられていました。

くびを切った理由は、2016年4月1日から、非常勤講師を5年で一律くびにする「授業担当講師制度」をつくったからです。

そこで、私たちは労働基準監督署に申告し、刑事告発し、検察審査会に不服申し立てし、団体交渉を継続しました。労働基準法違反の是正勧告が三つの労基署から出され、学校法人立命館と森島理事長の犯罪事実が認められました。結果、立命館大学は34名の雇い止めは不合理であったと認めて、雇い止めを撤回しました。

ところが、100%大学の責任でまちがって人を雇い止めにして生活を破壊したのに、補償は閉講の基準をつかって50%、授業担当講師制度は維持する、と回答を繰り返し始めました。

*ブログ記事「立命館大学は恥を知れ」(2018年7月14日)参照
*ブログ記事「学校法人立命館を検察審査会に申し立て」(2018年6月27日)参照

◯抗議行動の報告

抗議行動はオープンキャンパス時に行いました。多くの方に現状を知っていただきたかったからです。強い日差しが照りつけていた正午までの時間帯。正門前にはバス停があり、バスからオープンキャンパスにおとずれた入学希望者の方や保護者の方たちが心を膨らませた表情でバスを降り立たれていました。

スピーカーつきの車で音楽を流しながら、「わたしたちは立命館の非常勤講師です」「この大学で教えています」「文学部でも産業社会学部でも教えています」等と声をかけて、チラシをわたしました。好意的にチラシを受けてくれる方が多くいてびっくりしました。

ふたりの雇い止め当事者からスピーチがありました。就労であれ、就学であれ、大学に所属する人たちすべてに知っていただき、考えていただきたいと思いました。

「『先生。先生の授業おもしろかったから、友だちにもすすめますね。来年もされますか。』 私はどのように言葉を返してよいのか分からなかった。授業担当講師は私と学生との信頼関係を壊すものだった。」(Aさん)

「法学部では労働法を教え、産業社会学部では労働社会学を教え、わたしを切った教学部長は非正規の労働問題の専門家、総長も労働問題の専門家。冗談みたいな話と思われるかもしれませんが、これが現実なんです。」(Bさん)

これらの言葉のひとつひとつをキャンパスに届けることができて、本当によかったです。

また、事前の告知を読んでか、立命館の教授が当日チラシ配布に飛び込みで協力してくださいました。「このような人もいるのだから、まだ大学は死んでいない」。そんなことも感じて終わった抗議行動でした。行動中には新聞取材もありましたので、記事になりましたらまたご報告いたします。

経営陣のみなさん、授業担当講師制度を撤回するまで、わたしたちは何度でも何度でも行動します。立命館大学で働き、学び、生活するみなさん、ご支援をお願いします。

*ブログ記事「立命館大学5年雇い止め問題”当事者の声”」(2018年2月24日)参照
*ブログ記事「立命館大学5年雇い止め問題”当事者の声”2」(2018年2月25日)参照

8.4.学校法人立命館に抗議行動

(写真は道路使用許可書と京都北警察署です。)

明日、2018年8月4日11時より、学校法人立命館衣笠キャンパス正門にて、抗議行動を行います。

5年で非常勤講師の首を切る就業規則改定を違法に行い、34人の非常勤講師の首を間違いで切り、にもかかわらず、立命館は「補償は閉講と同じ扱い」「就業規則は撤回しない」と回答をしました。

森島理事長、逃げないでください。起訴猶予というかたちであなたの犯罪行為の事実は認められ、あなたが犯罪行為の行為実行者であることも認められたのです。森島理事長、向き合ってください。

教員も、職員も、在学生も、卒業生も、入学を希望する学生もあなたを見ています。

明日、あなたたちに抗議します。

カフェ・ライプツィヒ

 

今日はカフェを開きました。ドイツはライプツィヒから来た留学生Yさんが、ライプツィヒの家庭料理をつくってくれました。写真は芋、パセリ、ゆで卵を、しこたま剥いているところです。9名の参加となりました。

 

 

「味見したい人は?」とYさん。鍋に近づくと卵を包む綺麗な黄色いスープ。「なんだこの味わ!レストランでしか味わえないぞ」。「ふふふ。ちがいますよ。DIYですよ」と、お皿をお玉がわりにスープをもりつけるYさん。
豪快!

 

 

Yさんが持参してくれたお酒。ライプツィヒの左派が好むというミント酒。うまっ!なんかキラキラ光るものが浮いている。

 

 

これが料理の全貌です。
初めてカフェに来てくださった方の労働相談もあり、充実した場になりました。
Yさんありがとうございました。

 

台風の接近の為、28日のカフェは中止になるかもしれません

明日、28日に開催を予定しているカフェですが、台風の接近の関係で中止する可能性が出てきました。

明日のお昼ごろ(12時ごろ)に中止するかどうかの判断をしますので、参加を予定されている方は、このブログをチェックしてもらえればと思います。

その時点で警報が発令されていなくても、台風の進路等で判断することもございますので、ご了承ください。

定例カフェのご案内

暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

とある外国人研究者の方から、ユニオンぼちぼちを調査したいと申し出があり、この春から、その研究者の方とメーデーや聞き取り調査に協力することなどを通じて、様々な交流を、ユニオンぼちぼちは持ってきました。

調査・研究だけのお付き合いでは味気ないということで、彼女が拠点にしているライプチヒ流のカフェをやっていただいて交流することになりました。ライプチヒにもユニオンぼちぼちのように共同炊飯文化があるそうです。せっかくなので、ライプチヒ流のカフェを今月のカフェにしたいと思います。

7月28日16時から、京都事務所で、用意、調理、食事と参加者みんなで行いたいと思います。

組合員の方は、食材費と交通費が支給されますので、ふるってご参加ください。

テクストは浸透するか

大きな地震に続いて、大雨がやってきました。

どちらの出来事も、今もなお多くの人を苦しめ続けているようで、安全な室内で番茶をすすりながら、こうしてキーボードを叩いていることすら、なんだか申し訳なく思うと同時に、そうやって申し訳なく思うことすらも、あたしの置かれた場所からの言葉でしかないという残念な認識を恥ずかしくも思っている、夕下がりのひと時です。

先日の大雨の際、あたしの住んでいる昭和39年の建てられた木造の文化住宅の室内は、連日湿度が80パーセントを悠に超えていて、四国や九州の大雨情報をチェックしている時にも、こうして湿りきった建物が地震の時に倒壊しないのだろうかと不安な日々を過ごしました。部屋に干した洗濯物がおじさんの使った後のまくらのような臭いを放ち、いつまで食器拭きでふいても乾燥しないまな板からよからぬ菌が増殖しているような気さえして、なんども漂白を繰り返したりもしました。

密閉率の高いコンクリートのマンションに住んでいる人にはわからないだろう外気の侵入を、文化住宅に住んでいると味わいます。雨の日はジメジメし、外を車が通れば部屋が揺れます。下校途中の子供たちがリコーダーを使って奏でる旋律を聞くこともできますし、近くで起こる誰かの喧嘩の理由もだいたいわかります。この部屋はとにかく浸透するのです。湿度や気温だけでなく、喜びも不安も悲しみも、そういった生のもの全てが。

不安という感情は原因のわからないものなのかもしれません。不安とは原因が分かれば不安ではなくなってしますものなのかもしれません。ですから、あたしが大雨の時にこの部屋で感じた不安の原因など、あたしにははっきりわかりません。

あたしの不安を誰かが聞き入れる時、あたしの不安の原因そのものについてはどうにもできないように、あたしも誰かの不安の原因そのものについてはどうにもできません。ただ、テレビモニターやスマートフォンの液晶に投影された人の形や文字列が不安そうにしている様子をあたしは確認しているだけなのでしょう。原因のわからない不安がネットワークを通じて伝染していくのを、ただただあたしは見ているだけでした。

もし仮に、テレビやインターネットの情報ネットワークがなかったら、あたしは誰かの不安を受け取ることができませんでした。もし仮に、この部屋さえなかったら、あたしは外気と部屋の区別さえつけることができずに、文化住宅の倒壊を恐れすことさえもできなかったのかもしれません。不安が人間の声帯や指や眼球など具体的な身体を通じて表明されなければ、その人が抱えるそれは、どこにも共鳴することなく、その人の中で響き続けることでしょう。不安を感じる人が不安を表明するデバイスを必要とするように、不安を受け取る人もまた、それらが共鳴する場所を必要としているのかもしれません。

あたしたちに病み得る身体がなければ、誰かの身体の不調を気遣えないように、あたしたちのあらゆる物理的脆弱さは、誰かの脆弱さを受け入れる潜在的な条件を形成しているのだろうとあたしは思っています。

人間の身体に逃れがたくある脆弱さを、貧困な生に逃れがたく存在する不安定さを、誰たのために使うことは可能でしょうか?そして、その物理的な逃れがたさを契機にして、物理的な安全性の向上も含めた変革を企図することは可能でしょうか?そして、その企図が実現して人の心配が過ぎ去っていくことを喜ぶことは可能でしょうか?

この部屋には外気とともにあなたの言葉も浸透してきています。この部屋にはあなたの脆弱さが共鳴しています。あなたが発するあなたの脆弱さの響きを始まりとして、それでもこうして細やかな変革は起こっています。

だから、あたしは、あなたの脆弱さが反響するためのこの不満足な言葉が充満する場所に、これからもあなたが立ち寄り、時には、逃げていくことを望んでいるのです。