明日、明後日、大阪の中ノ島で
「春の大相談会」があります。
【大阪日日新聞】連載・特集
反貧困 -連帯する大阪の現場から-
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/hanhinkon/090316/20090316040.html
派遣切りや雇い止めの雇用問題で、これまで以上に浮き彫りになる貧困の現場。深刻な社会状況が命を脅かす一方で、支援者がそれぞれの立場で培ってきた対抗手段を共有し、力に変えようとする動きもある。大阪では21、22の両日、「反貧困」を掲げる32団体が大阪市役所(同市北区)の南側で「春の大相談会」を開く。景気悪化が貧困層の拡大に拍車を掛ける中、現状打開に向けて集う支援者の姿と、その現場に迫った。
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【2】 生活保護 – 2009.03.17
再出発のための地盤 ホームレス、失業者もOK
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/hanhinkon/090317/20090317037.html
父親の家庭内暴力を機に実家を飛び出した江藤良子さん(27)=仮名=は「生活保護を受けてやっと安定することができた」と安堵(あんど)の表情を浮かべる。
高校時代に不登校になり、うつ病を発症した江藤さん。入退院を繰り返してきたが、今年に入り体調管理できるところまで改善、「きっといい方向に向かう」と信じて家を出た。
大阪府北東部の知人の家に助けを求めたのは今年1月。電車賃しか持たずに来たため生活のめどは立たない。「知人に甘え続けてはいけない」と、司法書士の助言で近畿生活保護支援法律家ネットワークに連絡。生活保護に詳しい弁護士を紹介され、道が開かれた。
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【3】ホームレス – 2009.03.18
「究極の困窮者」 ボランティアの力必要
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/hanhinkon/090318/20090318043.html
訪問活動などでホームレスを支援する「野宿者ネットワーク」(大阪市)の生田武志代表(44)は、世界的な景気後退の影響が「野宿者の生活にも直撃している」と指摘する。
ホームレスの収入源となるアルミ缶の買い取り価格が急落。夏ごろ1キロ170円程度だったのが秋ごろから下がり始め、およそ3分の1になった。
ホームレスが全国で最も多い大阪市の生活実態調査では、買い取り価格が上昇していた2007年に、仕事をしている人の就労収入は月収5万円未満が7割強。今回の事態を受け、同市内でアルミ缶集めを中心に生計を立てていた男性(61)は「食事を切り詰めていくしかない」とあきらめの笑みを浮かべる。
「野宿者は究極の貧困者」(生田代表)だ。
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【4】母子家庭 – 2009.03.19
厳しい就労環境 偏見根強く孤立化も
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/hanhinkon/090319/20090319055.html
小学生2人を育てる母子家庭の母親(30代)=大阪市=は、月収十数万円のパートだけでは暮らしていけないと生活保護の受給を検討。
条件は満たしていたが、行政の窓口で「前の夫に子どもの面倒をみてもらえないのか」などと持ち掛けられ、申請をやめた。「子どもを奪われるのが怖くなった」という。
相談を受けた特定非営利活動法人「しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西」(大阪市浪速区)の中野冬美事務局長(58)は、ドメスティックバイオレンス(DV)の場合は元夫への調査は配慮される▽生活保護受給で親権は奪われない-の二点を挙げ「きちんと説明せず、申請をためらわせた」と対応を疑問視。複雑な事情を抱えた母親に精神的なサポートを行い、経過を見守っている。
21、22日、大阪「春の大相談会」
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