4月29日のメーデーは、80人くらいの参加を得て成功裏に終わりました。
デモも楽しかったし、交流会で色々な話もできたし、よかったです。
ネットを見て来てくれた方もいて、うれしかったですね。
参加された方々、お疲れさまでした。
また、5月1日の京都地域メーデーも200人以上の参加がありました。
以下は、地域メーデーで読まれた宣言文です。
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09メーデー宣言文
メーデーは1886年に、アメリカの労働組合が8時間労働制を要求しておこなったゼネストがきっかけで始まりました。その後、国際的に労働者が団結し闘う行動日として、100年以上も継続して闘い抜かれています。
現在、経営者は「100年に一度の危機」を理由に、自らの経営責任を果たすことなく、労働者に「責任」を押し付けています。
女性労働者の差別待遇、フリーターや派遣労働者の使い捨て、学生に対する内定の取り消し、正社員のリストラ、野宿者や障害者の排除…。
しかし、こういったことは今に始まったことではありません。
メーデーの歴史が語るように、100年以上、ずっと私たちは危機に立たされてきたのです。
この間、朝礼や自己啓発マニュアルなどで繰り返し言われてきたのは、「自分が経営者だったらどうするかを考えよう」「経営者マインドを持った労働者になろう」といったことです。その結果、「不景気だからしょうがない」「雇ってもらえるだけありがたい」「社長さんの気持ちも理解できる」と生活破壊を受け入れてしまう労働者が増えてしまいました。
そうした労働者の人のよさに甘えて、今、経営者は好き放題しています。
「不況だから仕方ない」と言えば、長時間労働も耐えると考えています。
「経営が大変だ」と言えば、黙って解雇されると高をくくっています。
また、民族や国籍の違いなどを口実とした分断攻撃は、相も変らぬ常套手段です。
「自分たちの平和のためなら侵略してもかまわない」「安く使えるし外国の労働者は無権利の方がいい」「この国から外国人は出て行け」
世界中の労働者が条件の切り下げ競争に巻き込まれ、いがみ合い、殺し合うなか、笑っているのは誰でしょうか。
私たちは労働組合の活動を通して、孤立し恐怖に支配された労働者が、いかに「自然に」経営者の言葉を自分の本心のように受け入れてしまうかを見てきました。
それに対し、労働者がつながることによって、そうした恐怖と緊張から解放されていく様子も見てきました。
今こそ私たちは、自分たちにとって何が本当の危機か、何がニセモノの危機かを見分けないといけません。
労働者同士語り合い、経営者のマインドコントロールから逃れないといけません。
世界中の労働者と連帯し、競争をやめ、戦争や虐殺を止めないといけません。
私たちとつながって、ぜひ一緒に、生活と尊厳を守るための声を上げていきましょう!
いろいろな方面からメーデーに参加してくれた方がいたのは収穫でしたね。全国的にも盛り上がっているようで、何より。