皆さん、連続学習企画の告知が遅くなり、大変申し訳ありませんでした。
下記の通り日程と場所の段取りができましたので、宜しくお願い申し上げます。
------------------
『発達障がいってなに? どう向き合ったらいいの?』
日程・2012年5月25日(金)18:30~20:30ぐらい迄
場所・大阪市立中央区民センター
〒541-8518
大阪市中央区久太郎町1-2-27
TEL.06-6267-0201
FAX.06-6267-0950
http://osakacommunity.jp/chuo
大阪市営地下鉄堺筋線または中央線「堺筋本町」駅下車3番出口から東へ100m
中央区役所正面の東側階段またはエレベータを上がった2階の和室
□講師:西尾さゆりさん
□司会:山崎洋
近ごろ「広汎性発達障害(アスペルガー、自閉症)」と呼ばれる「病」が、ようやく取り沙汰さ
れるようになってきました。「病」と「」つきで記したのは、まるで発達障がいが悪いことのよ
うにいわれている現状が未だにあるからです。
今年の5月7日に「大阪維新の会」市議団は「家庭教育支援条例案」なるものを提出し、そのな
かで発達障がいの原因を「親の愛情不足によるもの」と一方的に決めつけ、主に発達障がいの児
童を抱える父母から怒りの抗議を浴びました。
流行り言葉で「KY(空気読めない)」というものがあります。少しでも周囲から浮いたりして
はダメ、また必要以上に周囲と同調した意見を言わなくてはダメと強制されているみたいで、物
凄く息苦しさを感じる言葉です。
確かに家族や他人と協調することは大切なことですが、必要以上にコミュニケーション能力を
求められ、必要以上にスピードを求められている不自由な今の社会では、私たちの側が「健全さ」
を保つことが不可能になってきていると思います。また労働の形態と内容も、近年は過剰な営業
力を求められるなどの多様化、複雑化がなされ、例えば一つの事柄に長けていたとしても不充分
と認定されてしまい、私たちの生き方や生活を圧迫しているのかも知れません。
今回の学習企画は、大学生時にボランティアで発達障がいを抱えるとされる児童と接してきた
西尾さゆりさんを講師に迎え、「いったい発達障がいって何だろう?」「どう向き合うの?」と
いう観点から、そのプラス面もマイナス面も含めてざっくばらんに話し合っていきたいと思いま
す。
皆様、是非ともお誘いあわせの上、ご参加ください。
※ユニオンぼちぼちの組合員以外の方でも参加できます。
※ユニオンぼちぼちの組合員に限り、交通費が支給されます。
家庭教育支援条例案を提案したのは、西成区選出の辻淳子さん(3期)です。
彼女は、3人の娘さんの母親です。
発達障害は、先天性ですので、親のしつけや愛情不足ではありません。
母親が、子供を健常に産まなかったことが原因なのです。
どちらにしろ、一番かわいそうなのは、母親に健常に産んでもらえなかったお子さんでしょうね。
別に発達障害(そのほかの障害でも)であること自体は「かわいそう」なことではありません。それらは個性であり、問題はその個性が現在の社会で、いきづらさの原因に「されて」しまっているといういことです。社会のシステムや周りのかかわり方次第で、障害当事者は自分を肯定して生きていくことができます。要するに「かわいそう」であるのではなく、「かわいそう」にしているのです。
後、障害者になるのか健常者になるのかに母親の努力はほとんど関係がありません。ただの偶然です。公害も含めて。子どもはもちろん、人はそんなに生きる場所や生き方を自由に選べません(権利はあるけどね)。
身体障害者の介護に15年以上かかわってきて、今ではそれで生活しているものとしてどうしても気になったのでコメントさせてもらいました。あしからず。