【本日!】4月12日★映画&トークライブ「フツーの仕事がしたい」

「フツーの仕事がしたい」の上映会と監督を交えたトークライブを行います。
よろしくお願いします。

・・・・以下転送転載大歓迎・・・・
映画&トークライブ「フツーの仕事がしたい」
土屋トカチ監督来場!!

●日時2009年4月12日(日)
映画&トークライブ(土屋トカチ監督+働く現場からの声)
開始時刻   上映    トークライブ
     �12時   13時20分
     �15時   16時20分
●会場:ひと・まち交流館京都 第4・第5会議室(3階)
    河原町五条下る東側 市バス「河原町正面」下車すぐ
    京阪「清水五条」駅下車 徒歩8分      
    地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩10分      
  TEL:075ー354ー8711
 案内:http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
●料金
一般 1000円 DFL会員 700円 学生・フリーター・失業者 500円
●主催:「フツーの仕事がしたい」をみる会・京都
  参加団体:きょうとユニオン ユニオンぼちぼち 
       ピースムービーメント実行委員会
       ドキュメンタリー・フィルム・ライブラリー
●問合せ:松本:TEL090-2359-9278
     Eメール:botiboti@rootless.org
◆土屋トカチさんのプロフィール
1971年生まれ。京都府舞鶴市出身。龍谷大学法学部卒。新聞奨学生をしながら大学を卒業。
書店員、工場勤務等を経て、00年映像制作会社へ就職。02年会社都合により解雇。
現在フリーランス映像ディレクター。映像グループ ローポジション所属。
主な作品「たのしき われらが楽生院」(06年)「フツーの仕事がしたい」(08年)。
●映画「フツーの仕事がしたい」
作品詳細 http://nomalabor.exblog.jp/i2/
撮影・編集・監督・ナレーション:土屋トカチ
出演:皆倉信和
取材協力:全日本建設運輸連帯労働組合、皆倉タエ、皆倉光弘
ナレーション:申嘉美
音楽:マーガレットズロース「ここでうたえ」 (アルバム「DODODO」より オッフォンレコード)
制作:白浜台映像事務所/映像グループローポジション
配給・宣伝:フツーの仕事がしたいの普及がしたい会
宣伝協力:ポレポレ東中野
2008年/日本/DV/70分/カラー
「はっきり言ってどん底でした。 労働組合と出会うまでは。」
(神奈川県・セメント輸送運転手/36歳)

現代社会で不可欠なインフラ、コンクリート。
そのコンクリート原料のひとつ、セメント。
この映画の主人公・皆倉さんはセメント輸送の運転手だ。
月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き
心体ともボロボロな状態。すがる思いで、ユニオン(労働組合)に加入した皆倉さん。
彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。
自称・会社関係者は、「30万円やるから組合を辞めろ」と連日脅迫。
急死した母親の葬儀へも押しかけてきた。
皆倉さんは、過労のため難病を患い緊急入院。その時、ユニオンは・・・。
生き残るための闘いが否が応でも、はじまった!
●映画へのコメント
震えるほどの怒りと、それ以上の感動をもらった。
映画の中、何度も一緒に怒り、泣き、笑った。
フツーに働き、フツーに生きることが困難となってしまった21世紀。
それを取り戻すための尊厳をかけた闘いの記録に、
ものすごく大きな勇気をもらった。
雨宮処凛(作家)
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ユニオンぼちぼちの相談窓口

ユニオンぼちぼちは、毎週電話相談日を設けています。
これまでは京都のみでしたが、これからは大阪でも電話を受けていきます。
メールでの相談も可能です。
メールアドレス botiboti(at)rootless.org
秘密厳守 相談無料
[京都]
毎週土曜日 13:00~18:00
電話・ファックス番号 075-681-6904
[大阪]
毎週木曜日 12時から17時まで
電話番号: 06-6647-8278
(釜ヶ崎医療連絡会議の電話を借りています。
「ユニオンぼちぼちに相談です」「労働相談です」と一言
言っていただければ、ぼちぼちの担当者に代わります)
直接相談に来られる方も歓迎します。
場所は「NPO釜ヶ崎医療連絡会議(医療連)」の中です。
大阪市営地下鉄「動物園前」駅
9番出口出て南へスグ(約20M)。
市立更生相談所前。赤いひさしが目印です。
ぼちぼち地図   大阪分会地図

派遣村声明の資料1

派遣村実行委員会声明についていた資料を抜粋しました。
窓口で「どのようにして生活保護の申請が阻まれているか」がよく分かります。
【資料1】
Aさんの事例

沖縄県出身。母親と二人の母子家庭。16歳の時に母親と上京、千代田区に住む。母親は現在、都内で住込みの仕事をしている。新聞配達をしながら高校に通っていたが、両立が困難となり、17歳の時に高校中退。以後、18年間ずっと新聞配達の仕事をしてきた。
読売新聞の販売店を千代田区(16年間)と千葉で5~6店舗移ってきた。ずっと寮住まいで、今まで一度もアパートで一人暮らしをした事がない。異動の理由は常に人間関係。配達・集金・営業の仕事をしてきたが、不着が一度もなく、働き始めた当初から仕事が出来すぎた事がやっかみを生み、居づらくなって店舗を移った。最後にいた千葉の販売店では、月給20万前後。この時も人間関係が悪化し、2008年10月下旬に仕事を辞めた。その時点で10万円弱の貯蓄あり。カプセルホテル・サウナ・ネットカフェに泊まりながら求職活動をしていた(ハローワーク、携帯、雑誌)。しかし所持金が尽き、11月12日に千代田区で相談、千代田寮に入る(この時点まで、自立支援事業の事も知らなかったし、相談時に生活保護の説明を受けることもなかった)。
12月25日、中央寮に移り求職活動を再開した。本年1月にはフォークリフトの免許を取得。始めの一ヶ月は通いの仕事を探したが見つからず、寮職員の就労指導が厳しかったため、後半の一ヶ月は住み込みの仕事だけを探した。結果、本人は行きたくないながらも、センター滞在期間中に唯一見つかった住み込みの仕事に入るしかなく、2月24日、中央寮を自主退寮した。
仕事は、本社を台東区洗足に置く(株)Bの建築作業。現場・会社寮は神奈川県横浜市。同会社は、飯田橋ハローワーク担当者からも「Bだけはやめた方がいい。賃金未払いの苦情が何件か来ている」と忠告されたところ。仕事は8:00~17:00、日払いで8000円。面接の事務所に日本刀が置いてあったりと、職場の「やくざ的な雰囲気」に不安になったこと、元々希望しない職種だったことが重なり、2月27日に無断退寮した。24日からの給料四日分は支払われており、中央寮退寮時に所持していた金額と合わせて、その時点で四万円手元にあった。
その後いったん東京に戻り、サウナ等に泊まりながら、千代田区のハローワークにて仕事を探した。しかし見つからなかったため、横浜へ行ってみようと考え、3月6日に移動。ネットカフェに泊まって求職したが所持金が尽き、3月9日、横浜市役所に相談した。
9日の朝、大船駅から横浜市役所の生活福祉課に電話。「仕事・住まい・所持金すべて無いので、保護して下さい」と相談したところ、「大船からだったら、戸塚区に電話して」と言われた。戸塚区に電話して同じ相談をすると「大船は鎌倉市になるので、鎌倉に行って」との返答。そこで鎌倉市役所に電話し、生活福祉課の相談員(?)の田中・山田両氏から「藤沢のハローワークに行きなさい。住居がないと言えば、ハローワークで用意してくれる」との説明を受けた。
所持金をほとんど使い切って(残金40円)、電車で藤沢市のハローワークへ向かう。「住宅がなくて困っている」と相談したところ、「派遣切りでないと入居できない」との返答。鎌倉市役所まで二時間かけて歩き、15時に到着。「緊急保護施設に入りたい」と生活福祉課で相談したところ、上記の山田さんから「施設が空いていないので、横浜とか大きいところだったら空いてるかもしれないので、横浜市に行って下さい」「大船の行政センターに行けば切符をもらえるので、センターに行って横浜まで行って下さい」と言われる。
鎌倉市役所から大船まで歩き、行政センターにて切符をもらって横浜駅に到着。既に役所が閉まった時間だったため、9日夜は横浜駅近くの公園や雑居ビルの非常階段で休みつつ、寒さをしのぐ為にほとんど夜中歩いていた。「とりあえず留置所に入れば寒さもしのげるし、食事も付いてくる」と、犯罪を犯すことも考えたが、思いとどまる。
3月10日、もやいに電話した。折り返し連絡するはずだったが、もやいから返答が無いまま、13時に中区役所の生活保護課にて相談、「保護して下さい」と求めた。受付カウンターで対応に出たのは、川尻相談員。
川尻:「以前居住していたところの役所に行って下さい」
A:「鎌倉市役所の人にここ(横浜)に行って下さいと言われた」
川尻:「では鎌倉市に責任があるので、鎌倉市役所に行って下さい」
このやり取りの最中に、再度もやいへ電話した。Aさん本人は「申請とか手続きとかどうでもいいんです。とにかく体を横にしたいんです」と切羽詰まった様子だったが、「保護を受けたい。でも受けさせてくれない」と繰り返していた。電話を代わってもらい、もやいスタッフから川尻氏へ、鎌倉市で保護を求めたが対応してもらえなかった事、Aさんが生活保護を求めている事を伝えたところ、「こちらでは鎌倉市のような対応はしませんから」との返事。川尻氏に申請書をAさんに渡すよう伝え、Aさんにも申請書を提出すること、そして今夜の宿泊場所・生活費を用意してもらうよう話した。
しかしその後も受付でのやり取りが続き、川尻氏は「今日お金を出すことは出来ない。鎌倉に行って下さい」の一点張り。中区役所をいったん離れ、横浜市役所本庁から厚生労働省の保護課に相談する(担当・小野さん)。川尻氏の名前と所属も出して、生活保護の申請を拒否された旨相談すると、「違法対応なので申請できます。指導の電話を入れておきます」とのこと。厚労省から中区役所へ直接指導することは出来ないそうで、小野さんから横浜市本庁に電話が入り、本庁から中区役所へ指導が行った。小野さんから携帯に「川尻さんに伝えましたので、宿泊費用と食事代を受け取って下さい」との連絡を受け、再び中区役所へ向かった。
中区役所では再度川尻相談員が対応。「申請をしたいんですけど」と求めたが、「帰って下さい。今日はお金を出せない。明後日なら施設があるかもしれません」「申請出来ません。Aさんの面倒を見るのは向こうに責任があるので、鎌倉に行って下さい」との返答だった。17時まで受付で粘ったが、最後には水とクッキーを渡されて「これで帰って下さい」と言われた。
10日夜も横浜駅近くの公園で休んだり、歩いたりして過ごした。もやいスタッフと再度電話がつながったのは20時過ぎ。自販機に残ったお釣りをかき集めて、翌日11日の水曜相談に辿り着いた。3月11日、大田区にて生活保護申請、受理される。大田区には今まで住んだ事はないが、今後フォークリフトの仕事を希望しており、その分野の仕事は大田・川崎・江東区に集中しているため、申請場所に選んだ。
Aさんは今回の神奈川(特に中区役所)での対応に対し、「一矢報いたい。謝罪してもらい。第二第三の被害者が出る前に、ちゃんと指導してもらいたい」と話している。
(09年3月13日、本人からの聞き取りによる)

厚労省「精神障害等の労災補償について」ほか

見直された精神疾患による労災判定の基準
厚生労働省のサイトで詳しく紹介されています。
■リーフレット
●精神障害等の労災認定について
[PDF]
●精神障害等の労災補償について[PDF]
また東京都による「平成20年度ひきこもりの実態調査結果」では、
職場の問題がひきこもり状態につながっている場合が多いことがわかったそうです。
○35歳以上のひきこもりのきっかけでは「職場不適応」が最多(47%)
 ひきこもりのきっかけ(複数回答)
 (35歳以上)・職場不適応(47%)・人間関係の不信(33%)・病気(22%)
 (34歳以下)・不登校(53%)・人間関係の不信(42%)・職場不適応(13%)

○親和群の退職理由は「仕事上のストレス」「肉体的・精神的健康」の問題などが多かった。
 ・仕事上のストレスが大きかった(親和群51%、非親和群30%)
 ・肉体的・健康的に健康を損ねた(親和群38%、非親和群16%)
○親和群は、若年者の定着を促す企業内施策が行われていないと思う者が多かった。
職場に適応できなかったのか、それとも職場の状況や労働条件の方に無理があったのか。
ぼちぼちに寄せられる相談などから考えると、後者の場合が多いように思われます。

派遣村実行委員会声明(2009年4月6日)

2009年4月6日、派遣村実行委員会が以下の声明を発表しました。
<以下、転送・転載大歓迎> 派遣村のために別の相談者を追い返しているのだとしたら、それは私たちの要求とはまったく無縁の、弊害しかない“対策”である
派遣村実行委員会
(村長 湯浅 誠)
私たち派遣村実行委員会は、4月8日(水)9日(木)に「春の派遣村アクション」として「面接・電話相談村」を開催する。
私たちは、年越し派遣村の経験に基づき、1月下旬から一貫して、全国に緊急避難的な宿泊所の開設と総合相談窓口の設置を求めてきた。特に年度末には、年末年始を上回る人たちが居所を追われる可能性があることから、早期の対応が本人の生活再建にも、また社会的対応のコスト面からもはるかに有益であることを訴え続けてきた。
しかし行政サイドは、文字通り「喉元過ぎれば・・・」という状態で、年明け以降、国と自治体の縦割り、省庁間の縦割りの壁の前に立ち止まり、具体的な対策を打たずにきた。結果として、さまざまな施策からこぼれた人たちが、市民団体・労働組合に押し寄せ続けている(路頭に迷っている人たちが、日々どのような扱いを受けているか。その一端を【資料1】として添付する)。
追加経済対策合計何十兆円という傍らで、数十億円規模の対策さえあればつないでいける命が放り出され、無視し続けられているのがこの国の現実である。これで「自殺防止」などとは笑止千万である。
年度末危機にほとんど対応できない国・自治体の無能力が露呈したとき、私たちは「春の派遣村アクション」の開催を決め、厚労省および東京都に通告した。すると今度は、8日9日の生活保護の集団申請に向けて、東京都が現時点での新規相談者の施設入所をストップさせて施設を空けているらしい、という情報が飛び込んできた。
これまでの3ヶ月、何の有効な対策もとらず、私たちのような民間団体が小さなアクションを起こそうとすると、それにさえ対応できずに、今度はそのためにより弱い諸個人に皺寄せする・・・もし、そんな情けないことが事実だとしたら、私たちはなんと不幸な国に生まれたことか、と悲しくなる。
社員寮は都内でもがらがらで、現に「即入居可」の状態で賃貸に出されている物件がいくつもある(【資料2】)。所有者は、借り手がつかずに困り果てている。他方には、住居なく路頭に迷い、就職活動さえできない人たちがいる。ここまで明確な需要・供給のマッチングさえできずに、雇用のミスマッチを語るなどとは片腹痛い。
私たちが望むのは、等しく困窮している人たちを押しのけて、派遣村だけに彌縫的・場当たり的に対応することなどではない。経済対策全体の0.1%でいいから、文字通り捨てられて、潰されていく人々に目を向け、人間を生かそう、社会の活力を維持しようという姿勢を国・自治体が持つことである。
もしそのような情けない対応で急場しのぎだけを考えているのならば、そのような姑息な手段でより一層人々を路頭に迷わせるようなことは即刻止め、借り手がいなくて困り果てている社員寮の大家たちに一声かけるべきである。今からでも遅くない。善処を期待する。
以上

非常勤の臨床心理士らが労組結成

■非常勤の臨床心理士らが労組結成 都の事業団と団体交渉
 (朝日新聞,2009年4月6日)
 http://www.asahi.com/national/update/0406/TKY200904060248.html
「同支部組合員は週4日勤務の非常勤職員ら8人。今年度から週5日勤務とする提案を、雇用主である都社会福祉事業団から受けた。だが非常勤のままで、二百数十万円の年収も数十万円増える程度。「時給換算ではマイナス」といい、受け入れを拒否して団体交渉中という。会見した木村秀委員長は「心理士の果たす役割は重くなっている。不安定な雇用環境は、子どもら援助対象者に影響する」と訴えた。」
ぼちぼちへの相談でも、心身を企業に壊されてしまっている方が多いです。
生活とメンタルの問題は、もはや労働問題と切り離すことはできません。
しかし、その受け手となる専門家が低賃金に苦しんでいるなんて、本当にこの社会はおかしいと思います。
↓のニュースも変な話です。世の中があべこべになっていますね。
■生活危機:ハローワーク なぜ今?職員削減 年度末に大量解雇なのに
(毎日新聞,2009.04.06)
 http://mainichi.jp/select/biz/news/20090406dde041020005000c.html
■生活危機:ハローワーク なぜ今?職員削減 年度末に大量解雇なのに
4月から約300人減り、4~5時間待ち
年度末の大量失職の影響で6日、ハローワークに長い列ができた。「仕事探しの時間より待っている時間の方がはるかに長い」と失職者のため息が漏れる。一方、厚生労働省はこうした状況下にもかかわらず、07年から3年連続となるハローワークや労働基準監督署の職員削減を続けた。4月からハローワークだけで約300人の職員が削減され、「何を考えているのか」と利用者や職員から批判の声が上がっている。【東海林智、工藤哲】

立命館分会が『ウォロ(Volo)』に紹介されました!

〈大阪ボランティア協会〉発行の市民活動総合情報誌『ウォロ(Volo)』2009年4月号(第44巻3号/通巻444号)に、〈ユニオンぼちぼち立命館分会〉が紹介されました。
《特集》若き市民のソーシャル・アクション
のなかの、p.8
「職場としての学舎――ユニオンぼちぼち立命館分会」
という記事です。
同特集内には、〈素人の乱〉松本哉さんのインタビューなどもあります。
みなさま、ぜひご覧ください。
★『ウォロ』→http://www.osakavol.org/volo/
京都大学時間雇用職員組合 Union Extasyもそうですが、少しでも大学における労働問題への関心が高まればと思います。
■強制排除回避へ教職員ら要望書
 京大座り込み(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009040300184&genre=C4&area=K00