月別アーカイブ: 2009年3月

管理社会化、反貧困運動つぶし化の「東京都条例」改悪

逸脱・反対派・少数派の排除、管理社会化、反貧困運動つぶし化の「東京都安全・安心まちづくり条例」改悪
都が今議会に提出している「安全・安心まちづくり条例」の改正案に、「多大な迷惑となるパフォーマンス」などを慎むようにという内容が入っている。反貧困のメーデーや麻生邸見学ツアーなど、最近の多様なパフォーマンス運動の規制を狙ったものであり、表現の自由を侵害するものである。
背景の考え方を示すものとして、まちづくり有識者会議は、「金融危機による不況で犯罪が増加する」「治安維持こそ最大の都民福祉」などとのべている。
この数年の、各地での警察の指導のもと、民間ボランティア動員の不審者通報の仕組みづくり、相互監視社会、事実上の外国人や障害者、野宿者、活動家などのあぶり出し、差別化の動きとつながるものといえる。住民の苦情を理由とした「炊き出し」活動規制ともつながっている。
これに対していくつか反対の動きがあります。以下紹介しておきます。
犯罪が増加しているわけでもないのに、メディアを通じて不安が煽られ、それに対応して、この数年、子供たちを犯罪から守れというイメージで、「普通の良心的な人」が、警察による監視体制に組み込まれています。ある友人は素直に、みんなで地域を安全によくしていこうと協力し合ういいことだと思っていたといっていました。
このあたりを扱った、立命の大学院の西條貴伸さんの報告を聞いたことがありますが、彼は、「自主防犯ボランティア」の増加の背景を批判的に調べています。それによると、住民の自主的な活動とされ、それゆえメディアなどでも好意的に取り扱われていますが、実は警察あるいは国家/自治体のしかけだということです。子どもをダシにしてうまく動員されているというのです。それは「逸脱」の取り締まりであり、少数派・反対派の排除、それを基にした「連帯」であるということです。(h)
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ディストピア TOKYO
Freedom Against Safety & Security: Anti Public Welfare Action
不穏で不安な「東京都安全・安心まちづくり条例」に反対するプロジェクト
http://street.chikadaigaku.net/ (参考: http://www.bouhan.metro.tokyo.jp/ 大東京防犯ネットワーク)
 先月2月、東京都青少年・治安対策本部が募集したパブリック・コメント
(http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2009/02/22j29100.htm)
「繁華街等における安全・安心の確保に関する考え方」に、170件もの意見が 寄せられたようです。
 しかし、都の回答はまさに木で鼻をくくったようなシロモノ。
 せっかく急ぎ書き送ったのに、フザケルナ大東京! 
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東京都「安全・安心まちづくり条例」改悪反対 「共同声明」に連名を!!
今都議会に条例案が提案され、3月17日の総務委員会で審議されます。緊急な取組ですが、ぜひご協力ください。
条例案の大づかみな特徴としては
(1)繁華街などを対象とすることを条例で定め、具体的規制内容は都・警視庁が任意に定める「指針」に委ねる。
(2)「有識者会議報告書」を受け、指針の下敷きとなる「繁華街における安全・安心の確保に関する考え方」(別紙)のポイントは
●街頭行動の禁圧と外国人労働者排除
・街頭での「パフォーマンスなど街の秩序を乱す行為の防止」
・外国人の「不法就労防止」
●「防犯」から「弾圧」へ、民衆の警察化を促進
・事業者、地域住民、関係行政機関などによる「推進協議会」の設置
・事業者、地域住民に防犯パトロールや環境美化活動への「参加・協力」義務、来訪者には「パフォーマンスなど街の秩序を乱す行為を慎む」義務
呼びかけ
地域共闘交流会(中部地区労働者交流会 南部地区労働者交流会 北部労働者共同闘争会議 西部地区労働者共闘会議 三多摩労組争議団連絡会議) 争議団連絡会議 日雇全協・山谷争議団/反失業闘争実行委員会
渋谷・野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合 在日アジア労働者と共に闘う会 立川自衛隊監視テント村 救援連絡センター
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東京都安全安心まちづくり条例
改悪に反対する共同声明(案)
今都議会に提出された条例案は、抽象的な3条文の追加であり、具体的内容は「指針」に委ねられている。指針に白紙委任するやり方の不当性に加え、その下敷きとなる「有識者会議報告書」には、街頭行動の規制や外国人排除など、労働運動や市民運動に取り組む者として見過ごせない内容が数多く含まれており、今回の改悪を絶対に認めることはできない。
私たちは以下の理由により、今回の改悪案に反対であることを明らかにするとともに、都議会で可決することのないよう求めるものである。
1 労働者・民衆の団体行動権や表現の自由を規制するものであること
労働団体や市民団体などが、街頭でビラをまきマイクを使って情宣活動を行うことは最も基本的な活動であり、権利として保障されなければならない。現に私たちは多くの人が集まる繁華街で情宣し、署名や相談活動を行ってきている。これらの行動を規制することなど決して認められない。
2 外国人労働者、野宿労働者を危険視し排除しようとするものであること
「不法就労」などと、あたかも外国人が働くことそれ自体を有害なものとして描き出し、繁華街を不法就労の温床と決めつけていることには、外国人を人として尊重しようとする姿勢のかけらもない。このような姿勢のもとでの条例・指針は、外国人とみれば疑いのまなざしを向け排除しようとすることを促進する。また、「繁華街」、「パフォーマンス」の規定があいまいであり、野宿労働者がその命をつなぐ炊き出しをも規制できる内容となっている。
3 推進協議会が権力行使の主体となりかねないこと
推進協議会の具体的活動として、ポイ捨てや歩行喫煙、街の秩序を乱す行為、外国人の不法就労、などへの「啓発活動」が挙げられている。この「啓発活動」が現場での具体的な注意や指示・禁止に及ぶ可能性が高い。協議会による注意や指示・禁止が、条例に根拠を持つものとして権力的に作用し、従わない者には警察による弾圧を加えることとなる危険性が強い。
4 まとめとして
条例改悪により、以下のような事態が想定される。
“A団体が繁華街でビラまき・マイク情宣に取り組むことを警察が情報収集する→警察が推進協議会メンバーに情報提供し、指針に基づき注意するよう要請しておく→当日、推進協議会メンバーがA団体に注意し、やめるよう指示する→A団体は情宣活動を継続する→警察が道路交通法や軽犯罪法違反としてA団体の主要メンバーを逮捕し、弾圧する”
このような想定は決して絵空事ではない。「麻生宅見学ツアー」にみられるような弾圧が日常的に地域ぐるみで行われることとなるのである。
以上
●下記に記載のうえFAX・メール下さい・・・FAX先 03-3262-3088(争団連)
〆切は3/13(金)です
・メール先 rentai at mbn.nifty.com(連帯労組)
共同声明に連名します。
(公表:可・不可) 団体名・個人名
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都条例案で波紋
2009年03月13日 朝日新聞
◆「繁華街で迷惑パフォーマンス慎め」都条例案で波紋
 都が今議会に提出している安全・安心まちづくり条例の改正案に、法曹界や労働団体から「表現の自由が侵害されかねない」との懸念の声が上がっている。条例に基づく指針と併せ、繁華街を訪れる人に「多大な迷惑となるパフォーマンス」などを慎むよう求めているからだ。都は「規制を課すものではない」としているが、関係者は影響を心配する。
(大塚晶)
 都は、昨年6月に秋葉原で、同7月に八王子で無差別殺傷事件が起きたことなどを理由に、同9月に「都安全・安心まちづくり有識者会議」(座長・小出治東京大教授)を設置して繁華街での安全対策を検討してきた。
 会議の報告書が先月出たのを受け、都としての「繁華街等における安全・安心の確保に関する考え方」をまとめた。「求められる取組」として、事業者は防犯カメラの設置や従業員への防犯教育など、地域住民は自主防犯パトロールへの積極参加などが挙げられた。このほか、来訪者が努める対策として「街頭や歩行者天国において大衆に多大な迷惑となるパフォーマンス等、街の秩序を乱す行為を慎む」などが挙がった。
 都はこの後、安全・安心まちづくり条例の改正案を提出。事業者や地域住民、来訪者らに対し、知事と公安委員会が定める指針に基づき、「繁華街等の安全・安心を確保するために必要な措置を講ずるよう努めるものとする」と定めた。4月中につくる指針に「大衆に多大な迷惑となる……」の部分がほぼ同様の形で盛り込まれる予定だ。
 これに対し、都内を中心に団体交渉や街頭活動をしている労働組合・首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は「『大衆に多大な迷惑』というのは極めて主観的」と反発する。繁華街での宣伝行動では、頭にかぶり物をして練り歩くこともある。商店街からは迷惑だからやめろと言われることも多い。「表現の自由が封じられかねない。多くの人に知らせるためにこそ繁華街でいろんなパフォーマンスをするのに、少数派が声を上げられなくなる」と話す。
 自由法曹団東京支部も今月3日に発表した反対の意見書で、「街の秩序を乱す行為を慎むとなっているが、誰が判断するのか。基準は全く不明確。努力義務といっても法的義務に変わりない」などと指摘。同支部の事務局長、大崎潤一弁護士は「条例に基づいた指針となれば、罰則がないといっても萎縮(いしゅく)効果は大きい。秋葉原の事件とはまったく関係ないのに」と言う。
 都安全・安心まちづくり課は「『努めてください』と言っているだけで、権利の制限ではない。指針は都民に参考にお示ししているもの。この条例をたてに警察が直接規制するようなことはない。昨春、秋葉原の歩行者天国で女性が下着を見せるパフォーマンスがあった。こういう人もいるため来訪者も考えてほしいという趣旨」と説明する。
 条例改正案は可決されれば4月1日に施行される。

就業規則について

懲戒処分のところでも触れた就業規則について。
就業規則は、職場の決まりや労働条件についてのルールです。
しかしルールとしての強さは、
憲法>労働法>労働協約>就業規則>個別契約
労働基準法以下の条件の就業規則は無効になります。
正社員やパートの区別なく常時10人以上の労働者を使用している使用者は、必ず作らないといけないことになっています(労働基準法89条)。
そして必ず書かないといけないことと必ずしも書かなくてもいいことがあります。
必ず書かないといけないことは
●始業・終業時刻、休憩時間、休日、休暇、交代制勤務の交代要領に関すること
●賃金の決定・計算・支払い方法、賃金の締め切り日・支払い時期、昇給(臨時の賃金などを除く)に関すること
●退職に関すること(解雇・定年制など)
*「解雇の事由」を必ず書かないといけません。
就業規則に定められていない理由による解雇はほとんどの場合、無効とされます。
また、就業規則の内容は労働者に知らせなければいけません。
とはいえ、「就業規則を見せて」とは言いにくいものです。
言い方は色々考えられますが、ケースバイケースなので、
不安な方はユニオンにご相談下さい。

反貧困・春の大相談会in大阪

◆反貧困・春の大相談会in大阪◆
~生活・労働・借金・住まい~

日時:21(土)・22(日)午前10時から午後5時
場所:大阪市役所南側の中之島プロムナード
内容:弁護士や労働問題の専門家による相談
   温かい飲み物と弁当(1日250食)を用意
*女性相談員が応じる女性のためのブースや、医師らが健康診断をする健康コーナーも
主催:反貧困ネットワーク大阪実行委員会
電話相談:フリーダイヤル0120(158)794
     21・22日とも午前10時から午後8時まで
実行委員会では、相談や運営を手伝うボランティアを募集しています。
問い合わせは大阪市北区西天満4の2の7 昭栄ビル北館2階 大阪いちょうの会気付
反貧困ネットワーク大阪 電話06(6361)1143まで(平日午後1時ー午後5時)

懲戒処分について

今日、懲戒処分について相談を受けたので、簡単にポイントをまとめます。
社長から「懲戒処分で解雇するぞ」と言われたり、
「あれは懲戒処分の対象になるのかな」と不安だったりする場合
・まず「就業規則」には、どう書いてありますか?
 雇っている人は、懲戒処分について就業規則に種類や程度について書いておかなければいけません(労働基準法89条9項)。
・次に「就業規則」に書いてあるからといって簡単に処分できるものではありません。
 一定の合理性を必要とします。
 一回の遅刻やミスなどでは、懲戒解雇といったことにはなりません。
 経歴詐称についても、些細な場合は懲戒解雇にはなりません。
 会社が「懲戒解雇」をちらつかせる場合には、他の問題が絡んでいる可能性が高いです。
 ぜひユニオンに相談して下さい。

琉球大学で座り込み

琉球大学で、非常勤講師の大幅な削減に反対する座り込みが始まったそうです。

ルー大生ブログ
http://loudaisei.seesaa.net/
■琉大で座り込み 学生が撤回要求 外国語講義減/「占拠」と怒り表明沖縄タイムス
 琉球大学が4月からの新入生を対象に、外国語の講義数を大幅に減らす問題で、同大法文学部の学生有志十数人が9日、新カリキュラム撤回などを求めて同大図書館前にテントを張り、無期限の座り込みを始めた。

ユニオン・エクスタシー「緊急アピール」

職員組合との団体交渉において、京都大学は5年での雇い止めを撤回しないと回答したそうです。
大量雇い止めに反対しストライキを行っているユニオンエクスタシーが緊急アピールを発表したので、転載します。

しかし、これだけ非正規労働者の問題が取り上げられているなか、
大学の回答はあまりにも「貧困」だと言わざるをえません。
大学は、学生を労働市場に送り出すところです。
労働条件を切り下げていくことは、学生への背信行為でもあります。
大学は、労働条件を向上していく役割を
率先して担うべきです。
ぼちぼちはユニオン・エクスタシーに連帯します!

ぼちぼちへ入ってみませんか?

あなたも、ユニオンぼちぼちで
一緒に活動してみませんか?

 ユニオンぼちぼちでは、相談するのも、されるのも、自分たちです。
 もし何かあったとき、ぼちぼちで経験した知識が役に立ちます!
 自分と周りの人たちの生活を守る術を身につけて、
 もしものときのために備えませんか?
 ぜひ、ぼちぼちと一緒に行動してみましょう!
ユニオンぼちぼちを、
みんなの力で支えましょう!

 ユニオンぼちぼちには、非常勤や派遣、アルバイト、
 失業者、学生などが集まっています。
 ひとりひとりの収入はとても少なく、
 ぼちぼちの財政はけっして豊かではありません。
 ひとりひとりは貧しくても、みんなが力を合わせれば、
 大きなお金になります。
 ブログをご覧のみなさんも、ぼちぼちの活動を支えてください。
ぼちぼちに入るには…
 ぼちぼちに入っていただける方は、一度ご連絡をください。
 
 メールアドレス botiboti(at)rootless.org
 電話・ファックス番号 075-681-6904
 受付時間 毎週土曜日 13:00~18:00

会費(月額)
 会員(組合員)とサポーター(賛助組合員)の二つで、
 会費が分かれています。
 また、会員は所得によって会費が分かれています。
 会員(組合員)
  失業者・学生・月収10万円未満  500円
  月収10万円以上 1000円
  月収15万円以上 1500円
  月収20万円以上 2000円
 サポーター(賛助組合員)
  一口1000円

ユニオンぼちぼち結成宣言

牛
ユニオンぼちぼち結成宣言
私たちはいま、まるで難民キャンプで生活しているかのようです。
私たちの生活から見える世界を語ろうとしても、
無視されてしまう、言葉をすりかえられてしまう。
反対に、社会は私たちを監視し、一方的に私たちの状況を語ろうとしています。
フリーターやニートといった言葉で。
いまもどこかで、私たちの仲間がなんの前触れもなくクビを切られています。
カツカツのお金で生活を送らざるをえないのは、自業自得の自己責任なんでしょうか?
そうではない。
私たちはいま、社会には共有されない経験や痛みを数多く心の奥に秘めています。
そんな思いをまだ見ぬ仲間と共有したい。
私たちが主体となり、自分たちの言葉をつむぐために、ユニオンぼちぼちはスタートします。
ユニオンぼちぼちの仲間とは、例えば、接客業やヘルパー産業で働く労働者です。
社会からは、「やる気」や「働きがい」を求める若者と呼ばれています。
仕事場では、いつも、ボランティアやサービスの精神をフルに活用せよと言われ続けています。
「できないのなら他に人がいる」との一言で、時給は上げられず、残業代も払われない。
私たちの状況は、「若者の生きがい」というきれいな言葉で覆い隠されています。
そして私たち自身も、そんな言葉に踊らされています。
でも、そんな言葉はもうたくさんです。
私たちがおかれている現状を、若者特有の問題に切り縮められたくない!
使えるときに労働力を酷使し、
歳を重ねるとすぐに私たちを使い捨てにする企業の野放しを許さない!
ユニオンぼちぼちの仲間とは、例えば、大学や大学院を卒業しても、また、
職業訓練を受けたとしても、安定した雇用を手にすることができない労働者です。
仕事のスキルを身につけても、自分の場所を与えられることもない。
一時的に仕事があてがわれても、一寸先には食いぶちが無くなるかもしれない。
生活は安定せず、将来にたいする不安や焦りはつのるばかりで、
まるで何かに支配されているかのように、じっと耐えるしかないのです。
平日の昼間でも、働く場所がなく家にいなければならない。
社会的に求められることは何もなく生き続けるつらさが分かりますか。
私たちの仕事と生活の状況を語り合いましょう!
このしんどさを共有しましょう!
ユニオンぼちぼちの仲間とは、例えば、派遣や日雇いを続けなければならない労働者です。
正規雇用の道からは締め出され、いつもクビきりが前提となって働かされているのです。
何度も、何度も、仕事を変えながら生きて行かざるをえない生活を強いられています。
私たちは労働者でありながらも、労働者という言葉に違和感を覚えてしまいます。
仕事場では、毎日ちがう労働者と顔を合わせるので、仲間をつくることもない。
いつかは自分も仕事場から消えていく。
労働力を切り売りしながらも、保証される生活が何もないのです!
私たちの仕事は失業が前提とされているのです!
今はもう忘れられてしまった言葉をもう一度思い出しましょう。
私たちは、労働者であり、「失業者」なのです。
失業は遠い昔の言葉ではありません。
私たちの労働は失業が前提にされているのです。
ユニオンぼちぼちは宣言します。
生活と仕事の保障のない労働しか与えることのない責任がどこにあるのかを、
仲間とともに明らかにしていきます。
これまで、そしてこれからも、私たちの仲間を一方的に弱者におとしいれる企業に対して、
労働組合として毅然と立ち向かっていきます。
それだけではありません。
ユニオンぼちぼちは、とても厳しい状況にある仲間たちの生活と仕事の保障を、
一歩ずつ、一歩ずつ、勝ち取っていきます。
なによりも、私たちのつながりを創りだしていきましょう!
自分たちの生活がどんなに苦しくても、いまはつらさを語り合う空間がありません。
なぜカツカツなのかを口にする言葉もありません。
弱肉強食の社会のスピードに翻弄され、個々がバラバラに分断されてしまい、
苦しい現状を分かち合える仲間がどこにいるのかさえ分かりません。
背中を押され、ますます泥沼にはまり、まるで操られるかのように生きているのが現状です。
みなさん!
私たちは、同じ社会のなかで苦しみをともに分かち合う「まだ見ぬ仲間」なのです。
ともに私たちの言葉をつむぎだしていきましょう。
「私たちは苦しいんだ」と、社会にアピールしていきましょう。
まだ見ぬ仲間のみなさん!
ともに手を取り合いましょう!
                2006年3月5日
                ユニオンぼちぼち

ユニオンぼちぼちの紹介

ぼちぼち
ぼちぼちって?
 関西非正規等労働組合・ユニオンぼちぼちは、誰でも入れる労働組合です。
 労働法を使いながら、仕事や職場の問題解決をサポートするのが労働組合です。
 いま、私たちの多くはパートやアルバイト、派遣といった非正規雇用という形態で働いています。
 また、正社員でも残業が大変だったり、いきなりクビにされたりもします。
  残業代が支払われなかったり・・・
  契約外の仕事をさせられたり・・・
  正社員と同じ仕事をしながら給料は半分以下であったり・・・
  会社内でイジメにあったりセクハラされたり・・・
  突然クビを言い渡されたり・・・
  ・・・
どんどん働くことがしんどくなる世の中です。
ぼちぼちは、こうしたしんどさを
あなたと膝を突 き合わせて、解決を目指していきます。

あなたの問題は私たちの問題であり、働く全労働者の問題でもあります。
仲間と一緒に、少しでも楽になれるような世の中にしていきましょう!