去る3月24日(月)、おおさかユニオンネットワークによる総行動が取り組まれました。総行動は争議中の会社に対して、ユニオンネットに加盟する各労働組合が「よってたかって」解決に向けて圧力をかけようという抗議行動で、毎年春闘の時期に行われます。今年はぼちぼちも釜ヶ崎ストロームの家に対する抗議行動をセットしてもらいました。
◇今年のプログラム
・NTT西日本(電通合同労働組合):60歳以上の雇用延長についての事実上の組合差別
・日本航空(JAL争議団):不必要なリストラによる組合活動家排除
・イトウ商事運輸(全日本港湾労働組合大阪支部)
・櫻宮化学(全日本建設運輸労働組合関西生コン支部):団交拒否
・大阪市役所(なかまユニオン):刺青調査不当処分
・市役所前ビラまき行動(全体):前日大阪市民のわずか5分の1以下の「民意」を得た橋下市長への批判
・釜ヶ崎ストロームの家(関西非正規等労働組合ユニオンぼちぼち):理事長の選任をせず裁判を遅らせたことへの抗議
・大阪府教育委員会(大阪教育合同労働組合):非常勤講師の短期間解雇問題(被雇用者としての権利が発生しないように年度替わりだけ、解雇して「毎年」1年雇用する)
大体、総行動をセットされるような企業は、組合に敵対的で、ろくなことをしていません。例年の名物(いや、とっとと解決したほうがいいだけど)は櫻宮化学で、ここの社長は社員の給与はケチるくせに、ハトや野良猫に餌をやって回っているという人物で、シュプレヒコールで、「社長はハトにえさやるなー」と言われているという…。
ぼちぼちは久しぶりの釜ヶ崎ストロームの家でした。あいにく実質的経営者の施設長は不在(まさか、感づかれたか!)で、サービス管理責任者に抗議申し入れを渡しました。ただ、抗議申し入れ書の受け取り一つも「受け取っていいかどうかを、確認してもいいでしょうか?」と、その場に不在の施設長の確認がいるなどという、相変わらずぶりにあきれました。受け取るだけなら郵便物を受け取るのと大差ないのにね。
朝8:30から17:00過ぎまでの長丁場お疲れ様でした。

*以がストロームの家の前で行った写真です。

3月22日:定例カフェ
入居者追い出し事件 裁判提訴集会
社会福祉法人釜ヶ崎ストロームの家 入居者追い出し事件 裁判提訴集会
利用者の自己決定が尊重される支援を!
日時:2014年4月6日(日) 16時から
会場:喜望の家 (所在地:大阪市西成区萩の茶屋2-8-18)
集会後は、交流会もやるンデス!!
主催:釜ヶ崎ストロームの家による人権侵害を許さない会
呼びかけ人:大谷隆夫(釜ヶ崎医療連絡会議代表理事)
生田武志(野宿者ネットワーク代表)
呼びかけ団体:ユニオンぼちぼち(関西非正規等労働組合)
発端となった不当解雇事件
釜ヶ崎ストロームの家で働いていた清水裕さんは2013年2月22日の朝、上司から突然懲戒解雇を言い渡されました。解雇理由は「利用者に他の施設の話をしたため」という納得しがたいものでした。その後、組合との交渉で施設側は不当な懲戒解雇を撤回しました。しかし、清水さんを解雇したこと判断は間違っていないという主張を崩しませんでした。
2013年3月26日 入居者追い出し事件
坂本篤重さんは2009年頃からジョイに入居し、就職に向けて頑張ってきました。ストロームの職員は数年にわたり「うちが支援してやらなかったら、今頃は刑務所」などと、過去に逮捕歴のある坂本さんを脅してきました。また、清水さんの不当解雇事件に疑問を持ち、ジョイの食事をとらなくなった坂本さんに「そんな事をしたらジョイを出て行かなければいけない」「坂本さんが清水さんと連絡を取れば、清水さんは精神保健福祉士の資格を失い、刑務所に入れられる。携帯の番号を消しなさい」とも脅した疑いがあります。
坂本さんは脅しに屈しなかったため、ストロームの家の職員から「生活態度が悪い」と評価を受け、既に内定を受けていた就職を勝手に断られました。軽度の知的障がいで、読み書きに障がいがある坂本さんと就職先との間の連絡はストロームの家の職員が行っていましたが、その立場を利用し、勝手に就職先に電話を入れて内定を取り消したのです。更に、3月末日までの家賃が支払い済みであるにも関わらず、担当職員の乾氏はジョイの鍵を取り上げ、着替えも家具も持たせないまま自室への立ち入りを禁止し、彼を路上に放り出しました。
坂本さん事件は村田浩治弁護士(堺総合法律事務所)、南和行弁護士(なんもり法律事務所)、吉田昌史弁護士(なんもり法律事務所)の3人の弁護士が引き受けて下さる事になりました。
今回の集会では、3人の弁護士の方々を迎え、裁判でどう闘っていくのかを話していただきます。集会後には交流会も予定しております。是非お越しください。
※社会福祉法人釜ヶ崎ストロームの家と社会福祉法人ストローム福祉会は別の法人です。
2月22日:定例カフェ
Linuxを入れてみる学習会
次のような学習会を企画したのでお知らせします。
日時:2014年2月15日(土)17時30分~
場所:京都事務所
内容:無料のOSであるLinuxをインストールします。Linuxを使うことができるとWindowsXPのサポートが切れても安心ですし、軽量なので古いPCでも快適に動きます。ご自分のノートPCなどを持ってきていただければその場でインストールや各種設定をいっしょに行います。その場合は、既存のWindowsやファイルが消えるかもしれないので、事前にバックアップを取ってきてください。インストールには時間がかかるので、その間は事前にLinuxを入れたPCで体験をしてもらいます。パソコンで何がしたいか(例えばインターネット、文書作成、画像編集、動画再生など)をできれば考えてきてください。Linuxでそれを実現する方法を探ります。
自分のPCに何度もLinuxを入れて実験してきた担当者が質問・相談に応じます。
今月の定例カフェ
今月の定例カフェは1月25日(土)17:00、組合事務所(京都市南区東九条上御霊町64-1アンビシャス梅垣ビル1F)で行います。誰でも参加できます。組合員は交通費支給の対象になります。
今回はご飯を食べながら、組合員の現役薬剤師さんが「薬局のちょっとお得な使い方」を教えてくれます!奮って御参加ください。
労働相談休みます
明後日1月13日(月)の大阪での労働相談を休みます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
労働相談のお休みと開始のお知らせ
労働相談のお知らせです
京都の労働相談の予定
1月4日土曜日 お休み
1月11日土曜日から労働相談やります。いつもと同じ13時〜18時です。
大阪の労働相談
1月6日月曜日から労働相談やります。いつもと同じ15時〜20時です。
寒い日々続きますが、日向にいれば、ほんのり暖かさを感じる今日この頃。
これから大寒があり、冬本番がしばらく続きますので皆さま、お風邪などひかれませぬよう。
12月のカフェお休みします
こんにちは。毎日寒いですね。
お陽様が当たっている時はそれでも少しはぽかぽかしていますね。
12月28日の12月の定例カフェはお休みしますのでお知らせします。
京都の労働相談はやっています。12月28日土曜日、13時から18時までです。
寒い中、皆さま体調など崩されませんように過ごして下さい。
社会福祉法人ストロームの家 不当解雇事件報告集会と入居者追い出し事件決起集会
社会福祉法人ストロームの家不当解雇事件報告集会と入居者追い出し事件決起集会を行います。


(PDFファイル)
*うまく読み込めない場合はリンク先画面左上のダウンロードボタンを押してください。
日時:2013年12月8日(日)18時〜
場所:喜望の家(大阪市西成区萩之茶屋2-8-18)

①不当解雇事件報告集会
南守さん(ユニオンぼちぼち執行委員)
清水裕さん(不当解雇事件当該)
②入居者追い出し事件決起集会
清水裕さん
村田浩治さん(堺総合法律事務所弁護士)
大谷隆夫さん(釜ヶ崎医療連絡会議代表理事)
生田武志さん(野宿者ネットワーク)
ユニオンぼちぼち執行部から
賛同団体からの連帯アピール
質疑・応答
坂本篤重さん(追い出し事件当該)
呼びかけ人:大谷 隆夫(釜ヶ崎医療連絡会議代表理事)
生田 武志(野宿者ネットワーク)
呼びかけ団体:関西非正規等労働組合(ユニオンぼちぼち)
お問い合わせ先:06-6647-8278(電話・FAX)
社会福祉法人釜ヶ崎ストロームの家(以下ストロームの家)は、大阪市西成区にあるアルコール依存症の方・知的障がいを持つ方の支援施設です。このストロームの家において、
① 労働者の不当解雇事件
② 同法人が運営するグループホーム・ジョイ(以下ジョイ)から入居者が追い出される事件
が起きました。
多数の方にご支援をいただいておりますが、②の人権侵害に係る問題は一朝一夕に解決するものではありません。今回の集会では、現状のご報告とあわせ、引き続いてのご支援をお願いしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
2013年2月22日 不当解雇事件
ジョイで働く清水裕さんは出勤直後、上司から突然懲戒解雇を言い渡されました。解雇理由は「利用者に他の施設の話をしたため」という納得しがたいものでした。その後、組合との交渉でストローム側が挙げた解雇理由は以下の通りです。
●休日に他の事業所の見学に行った
●他の施設の見学を利用者に提案した
●再飲酒し、具合の悪くなった入居者にスポーツドリンクを差し入れた
●夜間に帰宅しなかった入居者の部屋の見回りを1回増やした
施設長の村松氏は「生半可な飲み方をする人はアルコール依存症ではない」「命に別状がないなら放っておく」という支援方法を組合側に説明しました。これは一歩間違えば利用者の生死に関わる、障がい者虐待とも言える支援方法ではないでしょうか。
9月20日、団体交渉で施設側は不当な懲戒解雇を撤回しました。しかし上述の支援方法も、清水さんを解雇したことも間違っていないという主張を崩しませんでした。
2013年3月26日 入居者追い出し事件
坂本篤重さんは2009年頃からジョイに入居し、就職に向けて頑張ってきました。ストロームの職員は数年間にわたり「うちが支援してやらなかったら、今頃は刑務所」などと、過去に逮捕歴のある坂本さんを脅してきました。また、清水さんの不当解雇事件に疑問を持ち、ジョイの食事を摂らなくなった坂本さんに「そんな事をしたらジョイを出て行かなければいけない」「坂本さんが清水さんと連絡を取れば、清水さんは精神保健福祉士の資格を失い、刑務所に入れられる。携帯の番号を消しなさい」とも脅した疑いがあります。
坂本さんは脅しに屈しなかったため、ストロームの家の職員から「生活態度が悪い」と評価を受け、既に内定を受けていた就職を勝手に断られました。更に、3月末日までの家賃が支払い済みであるにも関わらず、担当職員の乾氏はジョイの鍵を取り上げ、着替えも家具も持たせないまま自室への立ち入りを禁止し、彼を路上に放り出しました。
今回お集まりいただく喜望の家では、かつてストロームの家の施設長・村松氏が「のぞみ作業所」という施設を開いていました。村松氏は当時も2名の職員に対し不当解雇事件を起こしています。2名の職員は一旦職場復帰したものの、村松氏からイジメられ自主退職に追い込まれました。喜望の家で支援をしていた頃からも、村松氏の利用者さんへの虐待(殴る、どなるなど)はあったようです。
同様の事件を二度と起こさないため、私達はこの件を通じ、障がい者福祉のあり方を問いたいと考えます。



