「職場のいじめ」に泣き寝入りするな

2010年11月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「職場のいじめ」相談メールのまとめがまた来ましたので、その一部を紹介しておきます。
「きょうと労働相談まどぐち」「ユニオンぼちぼち」など各地の相談窓口や個人加盟ユニオンでも相談を受け付けています。
「職場のいじめ」「パワハラ」に泣き寝入りせず、ちゃんとやり返しましょう。
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「会社で嫌がらせを受けており、残業代も払ってくれません。腹が立つので、こっちから何も言わずに急に辞めてやろうかとおもっています。あんな人たちにもう会いたくありません。でも、友人がそれはダメだといいます。どういうことでしょうか? 勝手に辞めたらダメでしょうか?」
という問いもあるでしょうが、それには、以下のように思います。
精神衛生上、悪い所から離れたい気持ちはわかります。辞める自由はあるので、辞めたいならやめる方向で決心するのはいいです。基本的に2週間前に言うのが必要ですが、どうしても行きたくなければ、電話だけで「パワハラなどひどいことがあってもう会社にいけないので、やめます」といってもいいです。
ただし、日本中にひどい会社があって、多くの人が黙ってやめていっているために、その状態が続き、また次の労働者もその会社で同じような苦痛をこうむっているということが起こっています。
ですから、できれば「職場のいじめ」「パワハラ」に泣き寝入りせず、ちゃんとやり返しましょう、と言いたいと私は思います。
以下のような事例は全部、ユニオンに加入したり、まともな弁護士を付けたりすれば、闘って勝てる事例ばかりです(個人で労働基準監督署に行くのは、よほど知識があって交渉力があればいいですが、そうでないなら、ユニオンに入って誰か詳しい人に同伴してもらいましょう)。
損害賠償をとるなどの違法な脅しに騙されずに、正々堂々と言えば、会社にはなにもできません。知識がないから騙されて、やられっぱなし、というのを減らしていきましょう。
ひどい会社だから辞めたくなるでしょうが、辞めるとしても辞める前に、〈ユニオン〉に入って、交渉して、謝罪や未払い賃金や解決金・生活保証金をとってからやめるようにしましょう。有給休暇も全部使い切りましょう。
「こっちから辞めてやる!」と啖呵をきるのは、実は会社にとって好都合だということを知っておいてください。
悔しい思いを抱えていても、何もいえないままだといつまでも引きずります。
あなたが自分から辞めると、ひどいことをした会社(ブラック会社)の思う壺です。
自分から辞めると自己都合退職になってしまい、雇用保険のけ取りも3ヶ月待たなくてはならず経済的にいっそう苦しくなります。
辞める前にぜひ相談してください。そして一番いい「辞め方」を話し合ってください。
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1、コンビニのアルバイト。店長から「お前は頭が悪い」「お前はカタワか」「誰もお前なんか必要としない」等々の罵声や暴言を連日浴びせられる。またささいなこと(店内の汚れや備品のズレ)で罰金を度々とられている
2、コンビニのアルバイト。クリスマスケーキ販売のノルマとして、ひとり17個以上の達成が強制。一個3000円もする物を家族や親せき、友人にも売れという。売れないと自腹で買わされる。お歳暮期間にも同様なノルマが課せられる。まだ勤めて半月なのに自腹で2万円も払うのは納得できない
3、フルタイムでもパートとして7年間勤めたのに、いざ退職するので初めての有給休暇を申請したら嫌がらせで認めてくれない
4、配達の仕事。仕事で転んで肋骨を骨折して痛いから辞めたいとお願いしたのに辞めさせてくれず、休むことも認めてくれない。助けてください
5、会社から「正社員からパートに変える」と一方的通告。賃金も大幅ダウン。これでは生活が出来ないので辞めさせてくれと頼んでも辞めさせてくれない
6、退職届けを出して、残っている有給休暇の消化取得を申請したら拒否されたあげく、退職日を勝手に前倒しされた
7、徹夜を含む長時間残業や土日の休みもなく働かされ腰痛や体調不良になり、退職届けを出したが、「お前は責任を全うしない」と辞めさせてくれない。残業代もない
8、派遣社員、派遣先の仕事終了時間が早いことを理由に、毎日「早退」とされ賃金カットされる
9、正社員。今までの賃金22万を、「正社員のままなら20万6千円に減らす。契約社員になるなら28万円にする。どちらか選べ」という会社
10、自分の結婚式の時以外有給休暇を取れない。名ばかり係長なのに、管理職だから残業代はでないという会社
11、有給休暇取得を申請したのに、「公休休日の振り替え」を強制され、いつまでも有給休暇を使用できない
12、理事長が映画のチケットを社員ひとり30枚売れと渡してきた。売れないとチケット代3万円を自腹でださないといけない
13、パート。正社員には休憩時間があるのにパートにはない。祝日にゴミ捨て日が重なった場合、ゴミ捨てだけのために出勤
14、就学前の子供を抱えているスタッフが多い職場。育児や子どもの病気でも簡単に休ませてくれない。高熱の子供を連れて来て仕事をしながら看病しろというが、休憩室もなく物置き場に子供を入れとけという。スタッフの不満爆発寸前(デイサービス)
15、職場のQC発表会で他のスタッフの悪口を言いあわせる。私への悪口や暴言もでる。嫌で嫌でたまらない
16、10年勤続女性。「退職したら損害賠償で訴える」と脅して辞めさせてくれない
17、12年勤続、毎日夜11時まで残業。夕飯もない。残業代は固定残業代の6万5千円だけ。これで基本給12万・手取り20万。労基署に相談したら、会社は「労基署に告げた犯人探し」をして一向に反省する気はなし
18、退職届けと残りの有給休暇消化を求めたら、有給休暇消化を「そんな会社聞いたことがない」と拒否されたあげく、すぐに辞めろと言われた
19、退職願いを出したら、減給された
20、コンビニのアルバイト。清算の不足分を盗んだと疑われ弁済も求められている
21、孫娘が毎日16時間もの長時間労働。裁量労働制だからと残業代はゼロ。出勤簿には嘘の労働時間の記載。孫娘の健康状態がおかしくなってきている。辞めさせたいが、本人は就職活動時の辛い経験があり頑張っている
22、何年も前から退職届けを出しているが受理されず辞めさせてくれない
23、職場で第1級有機溶剤トリクレンの中毒にされたのに、「会社は一切関係ない」と労災を認めてくれない。自殺まで思いつめている
24、内臓疾患で身体障害者1級。毎月500時間拘束労働で徹夜や泊まり込みも多い。2カ月間休みなしで働かせられている。体重も10キロも減った。残業代も一部しかでない
25、日野自動車日野工場内の○○部○○課○○班の職長は期間工に対して大声で暴言を吐いたり嫌がらせをするパワハラを行い、多数の期間工を退職に追い込んでいる
27、吸収合併された会社の社員。新会社から虫けらのように扱われ、嫌がらせを受けたため、みんなで退職を決意。会社は「同業他社への転職はしない」との誓約書を書けと迫ってきた。「書かないと裁判を起こす」と脅してくる
29、アルバイト。店長が短時間しかシフトを入れてくれないので生活できない
31、病院看護師長。看護師の退職者が増えた原因が私にあり「レッドカードだ」と責められている。しかし、私には何の心当たりがない
33、パート。社員からのセクハラ。「おっぱい揉んであげようか」「妻と何年もしてないんだ、僕の○○をぶち込んであげようか?」と吐き気がでる言葉のセクハラ。上司に「一緒に仕事はできない」と相談したら「あなたの我儘」と言われた。悔しい
35、ローソンでアルバイト。茶髪。入社時の面接の時には派手な色(金や赤)でなければ構わないと言われていたのに、新店長がきたら髪の毛を黒くしろ、黒に染めたくなければウイッグ(付けかつら)を付けろと言う
36、残業代は一律1000円しかでない。有給休暇もないと言う会社
37、広報部の社員全員に某テストを会社費用持ちで受けさせる。テストの結果、点数が低かった社員は、受験料を会社に返せという
38、喫煙室からもれるタバコの煙の苦しさに耐えきれない
39、ピザ屋のアルバイト。3年もいるのに有給休暇をくれない。残業手当もないのに
40、病気休職から復職の試し出勤中に上司からの嫌がらせの誹謗を受け、産業医も復職を認めてくれない
41、うつ病で5日間休んだら、会社に念書を書かされた。内容は「今後、うつ病など精神的な理由で休んだ時は進退は会社に任せる」というもの。日ごろ上司から「お前なんかパートでいいんだ」「今度何かあったら真っ先にクビを切るからな」と言われている
42、病院の職員。看護部長がスタッフの異動配置換えの権限を濫用して不満を言う者や気に入らない人をすぐに異動させてしまう。そうやって看護部長は病院を私物化してきた
43、郵便配達の会社。支店長など全員のスタッフにいじめられている。ついにノイローゼとなり2カ月の病気休職
45、退職するので有給休暇取得を申請したら「全部消化してやめるなど社会人として非常識だ」と言われた
46、「会社を辞めて自分で独立するか残るなら賃金の見直しをする」と言われて、どちらも拒否してやむなく退職したら、会社からの嫌がらせが始まった
48、日ごろ「死ね」等の罵声を浴びせるパワハラ上司から取引先の接待の席で「髪の長さが気に入らない」とはさみで髪を切られ、顔に黒のペンで落書きをされ、体には女性の乳房を書かれ乳首を黒く塗りつぶされる。会社に訴えたが上司への罰はなし。結局はこちらが退職をさせられた
49、看護師。上司は部下を「お前」と呼び捨てにして、大声でみんなの前で怒鳴る。機嫌が悪いと話があると別室に連れ込まれて30分以上も説教。最後には退職強要

1月定例カフェ

2011年1月の定例カフェは、東九条の<マダンセンター>を借りて行ないました。
メニューは、ずばり「うどん」
熊本のかたに送っていただいた、長崎(島原)のうどんです。
たくさん茹でて、お揚げ・水菜・牛しぐれ煮・ねぎ味噌などをトッピングしていただきました。
たまにはこういうシンプルなものも新鮮ですね。
次回もお楽しみに。

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雇用不安と賃金 ♪有期をやめて~・賃金あげて~♪

1年ごとに契約を結び直す。採用された時、「1年更新は形式。ずっと働いてくださいね」って言われた。
「だったら、なんで『有期』やねん!」と心の中で突っ込んだ。
確かに形式的で、期限の3月31日までに書類を交わした試しがない。たいてい、4月に入ってからだ。それでも3月末が近づくと、パート同士、なかば冗談口で、でも、若干の不安を込めて「更新されるやろか」と話題になる。
 どんなに仕事を覚えても、時給はぜんぜん上らない。毎日フルに働いても年収200万円にはほど遠い。
政府は、最低賃金について「2020年までのできる限り早期に全国最低800円」を目標(ただし、経済成長率の条件付)としているらしい(「新成長戦略」)。
時給800円って。盆も正月も休みなしで法定どおりに働いても年間で150~160万ぐらいにしかならないよ~。もう干上がりそうだ
 今、厚生労働省で「有期雇用」についてどうしようか相談をしているらしい。「まぁ、長く働いてもらいたいけど、都合によっちゃぁ、簡単に雇止めという名の首切りができるから便利」なんていう「有期雇用」は制限してもらおう。
2011年、最低賃金の大幅アップと「有期雇用」の制限を!
ユニオンとしても取り組む
、よね。
【ももゆ】
★★★★★★
雪の海

”あたりまえじゃない”生き方実践講座のお知らせ

”あたりまえじゃない”生き方実践講座のお知らせ
日時:2011年1月20日(木)19:00~21:00
場所:中京青少年活動センター
京都市ユースサービス協会とユニオンぼちぼちが協力して開講している講座です。
毎月ユニークな生き方をしているゲストを呼んで、参加者も交えて生き方や働き方についておしゃべりしています。
不安定な社会情勢だからこそ、<正社員>や<結婚>などの「あたりまえ」からこぼれ落ちることへの不安が高まり、プレッシャーも大きくなります。
しかし、世の中には「あたりまえじゃない」生き方の人もたくさんいて,苦労もありつつけっこう楽しく生きています。そんな「あたりまえじゃない」生き方のゲストの話を聞いて、自分の生き方・働き方を考えたい人たちにヒントや気づきを提供したいと思っています。
1月のゲストは,
みかおちゃんとみやびちゃん
二人は,美術系の大学時代,左京区にあった「畑カフェおいしい」の日替わりマスターとなり,野菜作りに目覚めました。来年からは京北町で自給自足の暮らしを目指す予定です。現在は自分たちで作った野菜を使ったケータリングサービスも。自分でできることをどんどん増やしたい,という彼女たちの話を聞いていると,前向きな気持ちをもらえます。
参加希望の方はできるだけ,中京青少年活動センターへ申し込みをお願いします。
http://www.ys-kyoto.org/nakagyo/b/10jigyo/y01atarimae.htm
(オカアキコ)
 

[労働相談]

相談を受けていると、困って相談してくるんだからあたりまえかもしれないけど、法律違反や普通ないやろ!って思うことが、たくさんあります。
一ヶ月やすみなしです。
気に入らないからといって辞めさせられそう。
ミスしたら殴られました。
求人票と条件が全然ちがう。
こんなのは序の口。
仕事って、そんなんばっかりなんかな。
夢が持てないなぁ。
おはな@求職中

ユニオンぼちぼち1月学習会

ユニオンぼちぼち1月学習会
「労働組合ってなんだろう」
日時 1月20日(木)19:00
場所 ユニオンぼちぼち大阪事務所(釜ヶ崎医療連絡会議気付)
講師 橋口 昌治(ユニオンぼちぼち副委員長)
アクセス 大阪市営地下鉄動物園前駅9番出口すぐ
      JR新今宮駅東口南へ徒歩10分
 ここ数年私たちの組合を含む多くの労働組合が、各地で労働運動に取り組む中で、労働組合への注目が少しずつ増えてきています。しかし、労働組合への組織率(すべての労働者に対して、労働組合に加入している人の割合)はいまだ低く、労働組合の役割はおろか、存在すら知らない人もまだまだ多いのではないでしょうか。
 私たちの組合の仲間も例外ではありません。私たちの仲間の多くは、職場や生活で問題を抱えて、労働相談にやってきて組合に加入しました。必ずしも労働組合の理念や活動を理解、共感して集まっているわけではありません。私たちが何のために活動しているのか、今一度振り返る機会が必要ではないかと考えました。
 そこで、今回の学習会では、当組合副委員長であり、労働問題についての研究者としても活躍している橋口昌治さんに、そもそも労働組合というものは何なのか?ぼちぼちが何のために活動しているのかなどについて分かりやすく解説してもらいます。皆さん、お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。
 非組合員の方も参加できます。組合員の方には交通費が支給されます。

「脱成長」について

最近、一部で「脱成長」が注目されています。成長のどん詰まり感があることに加え、セルジュ・ラトゥーシュ『経済成長なき社会発展は可能か?』(作品社)が出版されたことがその一因です。
それに対して私の見解を書きました。
伊田広行「脱成長と労働時間の短縮」(『人民新聞』 2011年 1月5日号第1400号)
そこでは、これが学者の研究材料になるだけに終わらないように、根底から今のシステムに従属する生き方を問い直すものにしていく必要を提起しました。以下はその一部。
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今のシステムは強力で、それに取り込まれないのは難しい。日々、不断の実践として振りほどいていくゲリラ的な営みが希望と思う。目の前の現実の人の痛みや傷つきに敏感に反応し、どういう立場をとっていくかの問題だ。
という文脈で、各個人が、自分の生きる時間配分において、「今の社会での“勤勉”的なもの、つまり組織・企業に従属して縛られる的な時間」「テレビを見たり、商品を買ったり消費したりする時間」をどれだけ減らすかが鍵だといいたい。具体的に、週30時間以内ぐらいで、なんとか生きちゃうということ。
 個々人が自発的に質素な生活を心がけるというだけでの主張は、システムの対案を提起しないからダメだという意見もあるが、多くの人の意識と生活を変えていくことには大きな意味があり、また個々人の生き方のスタイルの変更と、社会全体の改革は両立させればいい。
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『人民新聞』2011年 1月5日号は、私の論考以外も載った「脱成長」特集ですので、ぜひご覧ください。
これに近い議論として、幸福度、新しい公共などの話もあります。口先だけで終わりそうです。環境問題と絡めて、大きな話だけで終わると、所詮「話題」だけになります。
私たちは、もっと地に足のついたものとして、自らがお金をあまり使わずに、スローかつ創造的に生きるという実践をしていくことだと思います。それをしないものの議論は、ベーシック・インカムもそうですが、いんちきだと思います。
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以下関連情報。
○『朝日新聞』2011年1月15日「『成長』を相対化する」記事
ティム・ジャクソン「消費頼みモデルを変えよ」など
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○ 「脱成長」のディスカッションクラス
世界の収奪システムを解体せよ ─ キーワードは脱成長! 
 「経済成長なき社会発展」をマジメに考える
 1月15日(土)11:00am-1:00pm 担当講師:Kimberly Hughes
  
日本社会の諸問題を解決し、閉塞感を打破するのは「経済発展、そしてそれによって生み出される(ハズの)雇用」しかないのだと大手のメディアも大合唱──本当にそうか?? 
近年注目を浴びている「経済成長なき社会発展」を提唱するフランスの経済学者、セルジュ・ラトゥーシュの書いた短いエッセイを読んで、経済成長しない社会を考えましょう。書かれた時期は2003年とちょっと古いけど、内容は全然古くありません。まさに2011年の私たちが直面している現実への提言。
私たちにできる大きな一歩は、自己中心で、仕事第一で、競争心理をかかえる
アタマを切り替えること! 
Would the West actually be happier with less? The world downscaled
 実は西側はもっと持たないことでもっと幸せでは? 縮小された世界。
http://www.hartford-hwp.com/archives/27/081.html
時 間 午前11時~午後1時(月1~2回 全て土曜日)
場 所 国立かけこみ亭(南武線谷保駅から徒歩2分)
環境とフェミニズムの英会話寺子屋
石原みき子
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○幸福度に関する研究会
http://www5.cao.go.jp/keizai2/koufukudo/koufukudo.html
「幸せ」尺度、開発本格化=研究会が提言へ-政府
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201012/2010122300208
@ 時事ドットコム(2010/12/23-14:21)
 国民の「幸福度」を測ろうとする政府の取り組みが本格化している。豊かさの代表的指標である国内総生産(GDP)で中国に追い越されようとしている中、多様な統計を駆使して満足度を捉え、政策立案に生かす試み。専門の研究会が来年6月までに具体的な測定方法の案を示す予定だが、人の幸せには「いろいろな側面がある」(内閣府の和田隆志政務官)だけに、議論は多岐にわたりそうだ。
 内閣府によると、経済指標を超えた尺度を求める動きは世界的に広がり始めている。ノーベル経済学賞受賞者らを集めてサルコジ仏大統領が設置した委員会は昨年、社会的発展を測る指標として幸福度の重要性を提言した。中国とインドに挟まれたブータンは既に「国民総幸福量」を指標として政策に活用。英国も幸福度の計測を検討中だ。
 国内で幸福度への注目が高まったのは、昨年9月の政権交代後だ。鳩山由紀夫前首相が、官民一体で公共サービスを担い、幸せを享受できる社会の実現を目指す「新しい公共」を提唱。菅直人首相は「最小不幸社会」を理念に掲げる。
 政府は今年6月、幸福度に関する統計の整備方針を「新成長戦略」に盛り込み、2020年までに「幸福感を引き上げる」との目標を掲げた。これを受けて内閣府は、経済学や社会学などの有識者らで構成する研究会(座長・山内直人阪大大学院教授)を設置し、22日に初会合を開いた。今後の議論では、諸外国や国際機関での取り組みを調べながら、日本特有の家族観なども考慮し、測定方法を開発する。

〈LGBTと労働 第四回〉報告

〈LGBTと労働 第四回〉報告
大阪府人権協会の助成・QWRC主催〈LGBTと労働 第四回〉「弁護士に聞いてみよう、法律でできること、できないこと」が終了しました。労働組合(ユニオンぼちぼち)が実際に扱ってきた事例をもとに、QWRCスタッフと弁護士さんたちが、法律の解説を交えながら、模擬相談をしました。
事例は四つ。法律による解決になじむものと、なじまないものとがあり、その両方ともが難しい問題です。
①同性愛者であると面接で伝えたら採用拒否された事件
②トランスジェンダーであることを採用時点で伝えなかったせいで経歴詐称とされ契約解除された事件
③レズビアンであると同僚にカミングアウトしたら日々のコミュニケーションをセクハラと感じるようになり上司に訴えた事件
④異性愛男職場での結婚圧力でしんどくなりメンタルヘルスを崩してしまったレズビアンの人。
その他…。

QWRCからは、外部に相談できる場所を確保することや、他団体・専門家との連携をとる必要性が語られました。また、結婚圧力をかわすには、パートナーが苗字を変えたくないので同居して事実婚を選択している、といったプロフィールを準備しておく等、職場の圧力を乗り切る工夫が紹介されました。
弁護士さんからは、セクシュアリティを理由にした解雇権の濫用は法律違反、セクハラ・パワハラは上司に環境配慮義務があるからほったらかしは法律違反など、均等法や判例を参照して、わかりやすく解説してくださいました。また、裁判という手段を使う前に必要な、証拠あつめの仕方、労働組合との連携の仕方等を、具体的に提示してくださいました。
労働組合からは、法律的にはグレーでも労働組合に加入して会社と話し合いがすることができる、話し合いの拒否や組合に加入した後の当事者への不利益は法律違反になる等、法律の後ろ盾をもって会社を振り向かせることができる、と語られました。
お来しいただいた弁護士のみなさんは、いまLGBTと法律家のゆるやかなネットワークを立ち上げて、活動しておられます。今回の企画で、QWRC、労働組合、法律家のネットワークづくりのきっかけをつくることができたのではないかと思います。裁判にしても、しなくても、一人で孤立しないように、相談者・組合・法律家のネットワークが機能していけたらいいなと思います。フロアからもたくさん意見をよせていただき、おにぎりを食べながら交流も進みました。本当にありがとうございました。
次回は、2月5日16時より、場所はQWRCで、食事は鍋です☆
ふるってご参加ください!
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12月ぼちぼちカフェ

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 12月はカレーパスタでした。余っていたパスタをゆでて、上からカレールーをかけるだけのいたって単純なメニューです。機関紙の発送作業と平行して準備したこともあり、多少混乱も見られましたが、まあ、それもご愛嬌ということでにぎやかに作りました。
 カレールーがあまったので、残りはきょうとユニオンの奥田副委員長が提供してくれた、ヘタパン(食パンの耳の部分。安くてうまい人民の味方。)につけて、最後までおいしく頂きました。