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なんとかBAR  京都でもそんな場所を

先日,東京高円寺の「なんとかBAR」で一日店番をしてきた。
「なんとかBAR」は,「素人の乱」(http://trio4.nobody.jp/keita/)の16号店である。
普段はローテーションで高円寺界隈の人たちが店番をしているのだが,外からやってきた人も店番をやって,おこづかいを稼いだり,泊まったりもできる「革命的な場所」(5号店店主談)である。
初めての場所でBARなんかできるだろうかと不安を抱えていたが,昼間にそこでカフェを開いているハルカさんが,やり方や買い物の場所などいろいろ親切に教えてくれた。私の友達も,一見さんも,素人の乱の常連さんも一緒にわいわいして,京都から一升瓶を担いで行った甲斐があったとほっとした。
ユニオンぼちぼちの事務所は,京都ユニオンさんの間借りで,京都ユニオンさんに色々お世話になれる点でとても良いが,自分たちの場所もほしいなと私はときどき思っていた。
自分一人でお店ができるとは思わないけど,「なんとかBAR」みたいな形で,複数人で回していく形だったら,少しずつの経費を負担してやれるんじゃないか!ぜひやりたい!
京都で,ここ行ったらぼちぼちの人とか面白い人が集まっているよ,という場所が欲しい!
私の中で妄想と野望が膨らんだので,いつか会議で提案してみようと思う。とりあえず次号の機関紙のレイアウトを終えてからね…。
オカアキコ

HTSの「取材に応じたから解雇」が断罪される

2月4日,東京都労働委員会で「阪急トラベルサポート」の組合側労働者に対する不当労働行為が断罪されました。組合側が勝利命令を勝ち取ったということです。
以下、その情報を紹介しておきます。
旅行会社の派遣労働者のひどい待遇を変えようと運動を始めた労働者を見せしめに解雇したと言う卑劣な会社が、批判されたということです。
「阪急トラベルサポート」って、ナサケナイ会社ですねぇ。
できればみなさん、ここを使うのをやめましょう。
「阪急トラベルサポート」の社員の皆さん、内部からも声を上げてください。
自分の職場を恥ずかしくしないために。
自分が加害者側に加担しないために、ね。(へのる)
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「阪急トラベルサポート」(HTS)に働いていたSさん(登録型派遣労働者)は、何時間働いても定額の日当しかもらえない「みなし労働時間制」の撤廃などをもとめて労働組合を結成して会社と交渉していました。
「阪急トラベルサポート」(HTS)は、「週刊金曜日」の取材に応じたということで、Sさんを事実上解雇(アサイン停止)しました。
それはおかしいということで、組合側は、09年5月、東京都労働委員会(都労委)に不当労働行為の救済申し立てを行い、職場復帰を求めてきました。
HTSは09年3月、取材に応じただけの、文責もなく発行主体でもないSさんに対して、執筆者、発行主体を飛び越え、「週刊金曜日」同年2月20日号に掲載された「シリーズ 生きている労働組合」の記事を「内容は虚偽の事実」とし、事実上の解雇処分を通告してきました。
一方、会社は現在に至るまでライターの野村さんと出版社の金曜日に対して抗議などはしていないばかりか、会社が問題にしている部分は「地の文」、つまりライターが執筆した部分(Sさんの発言はカギ括弧の中の部分)であり、ましてや会社のことを書いている部分ではないのです。その意味で、会社のやり方は、支部の委員長であるSさんを狙い撃ちにし、それにより組合つぶしを狙ったものでした。
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都労委は2011年2月4日、以下のような「命令」(=判決)を交付しました。
Sさんへの事実上の解雇が不当労働行為であると認め、Sさんを添乗業務に復帰させること、Sさんに対し、アサイン停止日から業務に復帰するまでの間、Sさんが受けるはずであった金員相当額を支払うこと(バックペイ)、組合に対し「今後、このような行為を繰り返さないよう留意します」との謝罪文を交付すること、
を会社に命じました。
バックペイについては、塩田さんが事実上の継続雇用にあったとして、当時の日当×20日(当時の稼働実績)をひと月分とせよ、と認定しています。
登録型派遣労働者の継続雇用性が認定されているという点で、この命令は画期的なものであるといえます。
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都労委の判断-「会社の行為は不当労働行為」
都労委はこのような会社のやり方を、Sさんに対する事情聴取の場であらかじめ用意したアサイン停止を通知する文書を渡しているなど、「Sを職場から排除するアサイン停を既定の方針として既に決めていた」と断じました。
そして、「会社は、虚偽の事実を掲載したとか、重大な名誉毀損があったなどといいながら、週刊金曜日に対しては本件雑誌記事の訂正、撤回を申し入れるなどのことをしていない。むしろ会社は、Sにのみ責任を転嫁」した、と判断したのです。
 
そして、会社の狙いは「Sが野村の取材に応じたことを奇貨として、派遣添乗員の労働問題、とりわけ事業場外みなし労働時間制の撤廃を巡って激しく会社と対立していた組合の支部執行委員長である同人を職場から排除することによって、組合の会社における影響力を弱体化することにあったと判断せざるを得ない」と明確に会社の不当労働行為意思を認定しました。
「言論の自由の侵害」-社会的な包囲と支援
インタビューに応じた労働者を「処分」するということは、企業への批判の声をあげることと、これを報じるメディアに対して「告発したらこうなるぞ」という見せしめでもありました。
この点から、雨宮処凛さん、宇都宮健児さん、佐高信さん、中島岳志さん、湯浅誠さんの5人を呼びかけ人とする「Sさんへの事実上の解雇を許さない!文化人・言論人アピール」運動、MIC(日本マスコミ文化情報労組会議)の抗議声明、「週刊金曜日」を発行している株式会社金曜日とライターの野村さんもHTSに対して損害賠償を求める訴えを起こすなど、社会的包囲が形成されていきました。
 
同時に、「週刊金曜日」主催のSさん支援岩手ツアーの開催、たくさんのカンパが寄せられるなど、支援態勢も確立されていきました。
 
このように、今回の勝利命令は、支部の団結、そして社会的な包囲・支援の中で勝ち取られたものと言えます。
組合は、勝利命令を受けただちに厚労省記者クラブで週刊金曜日との共同記者会見を行い、Sさんは「職場復帰を強く求める」と訴えました。
組合は会社に対し、都労委命令を守り、Sさんをただちに添乗業務に復帰させるよう、強く求めていきます。
新聞各紙のWEBに記事が掲載されています。
朝日新聞<asahi.com>
「記事掲載後に業務外す 派遣社員への不当労働行為認める」
http://www.asahi.com/job/news/TKY201102040195.html
東京都労働委員会は4日、阪急交通社関連の添乗員派遣会社、阪急トラベルサポート(本社・大阪市)が、登録添乗員で労働組合幹部の男性に仕事を与えなくなったのは不当労働行為に当たるとして、同社に男性の業務復帰と、復帰までの賃金相当額(日当約1万8千円)の支払いなどを命じた。男性は労組活動について週刊誌の取材を受け、2009年2月の記事掲載後に業務から外されていた。
 命令書によると、労組は何時間働いても定額の日当しかもらえない「みなし労働時間制」の撤廃をめぐって同社と対立。同社はこの問題を扱った記事に対し、「虚偽で業務妨害」などと主張し、男性に仕事を与えなくなった。しかし、都労委は、この目的は男性を職場から排除し、労組を弱体化することだったと結論づけた
毎日新聞<毎日.jp>
「不当労働行為:阪急トラベルサポートに救済命令 都労委」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110205k0000m040047000c.html
読売新聞<YOMIURI ONLINE>
「労組幹部の業務外しは不当、都労委が復帰命令」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110205-OYT1T00279.htm
「週刊金曜日」きんようブログにも掲載されました
「Sさんに勝利命令」
http://www.kinyobi.co.jp/blog/?p=2804
松原さん撮影の記者会見の動画がユニオンチューブとYouTubeにアップされてい
ます。
↓ユニオンチューブ
http://video.labornetjp.org/Members/akira/videos/0204hts.wmv/view
↓ユーチューブ
http://jp.youtube.com/uniontube55

「職場のいじめ」に泣き寝入りするな

2010年11月にNPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「職場のいじめ」相談メールのまとめがまた来ましたので、その一部を紹介しておきます。
「きょうと労働相談まどぐち」「ユニオンぼちぼち」など各地の相談窓口や個人加盟ユニオンでも相談を受け付けています。
「職場のいじめ」「パワハラ」に泣き寝入りせず、ちゃんとやり返しましょう。
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「会社で嫌がらせを受けており、残業代も払ってくれません。腹が立つので、こっちから何も言わずに急に辞めてやろうかとおもっています。あんな人たちにもう会いたくありません。でも、友人がそれはダメだといいます。どういうことでしょうか? 勝手に辞めたらダメでしょうか?」
という問いもあるでしょうが、それには、以下のように思います。
精神衛生上、悪い所から離れたい気持ちはわかります。辞める自由はあるので、辞めたいならやめる方向で決心するのはいいです。基本的に2週間前に言うのが必要ですが、どうしても行きたくなければ、電話だけで「パワハラなどひどいことがあってもう会社にいけないので、やめます」といってもいいです。
ただし、日本中にひどい会社があって、多くの人が黙ってやめていっているために、その状態が続き、また次の労働者もその会社で同じような苦痛をこうむっているということが起こっています。
ですから、できれば「職場のいじめ」「パワハラ」に泣き寝入りせず、ちゃんとやり返しましょう、と言いたいと私は思います。
以下のような事例は全部、ユニオンに加入したり、まともな弁護士を付けたりすれば、闘って勝てる事例ばかりです(個人で労働基準監督署に行くのは、よほど知識があって交渉力があればいいですが、そうでないなら、ユニオンに入って誰か詳しい人に同伴してもらいましょう)。
損害賠償をとるなどの違法な脅しに騙されずに、正々堂々と言えば、会社にはなにもできません。知識がないから騙されて、やられっぱなし、というのを減らしていきましょう。
ひどい会社だから辞めたくなるでしょうが、辞めるとしても辞める前に、〈ユニオン〉に入って、交渉して、謝罪や未払い賃金や解決金・生活保証金をとってからやめるようにしましょう。有給休暇も全部使い切りましょう。
「こっちから辞めてやる!」と啖呵をきるのは、実は会社にとって好都合だということを知っておいてください。
悔しい思いを抱えていても、何もいえないままだといつまでも引きずります。
あなたが自分から辞めると、ひどいことをした会社(ブラック会社)の思う壺です。
自分から辞めると自己都合退職になってしまい、雇用保険のけ取りも3ヶ月待たなくてはならず経済的にいっそう苦しくなります。
辞める前にぜひ相談してください。そして一番いい「辞め方」を話し合ってください。
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1、コンビニのアルバイト。店長から「お前は頭が悪い」「お前はカタワか」「誰もお前なんか必要としない」等々の罵声や暴言を連日浴びせられる。またささいなこと(店内の汚れや備品のズレ)で罰金を度々とられている
2、コンビニのアルバイト。クリスマスケーキ販売のノルマとして、ひとり17個以上の達成が強制。一個3000円もする物を家族や親せき、友人にも売れという。売れないと自腹で買わされる。お歳暮期間にも同様なノルマが課せられる。まだ勤めて半月なのに自腹で2万円も払うのは納得できない
3、フルタイムでもパートとして7年間勤めたのに、いざ退職するので初めての有給休暇を申請したら嫌がらせで認めてくれない
4、配達の仕事。仕事で転んで肋骨を骨折して痛いから辞めたいとお願いしたのに辞めさせてくれず、休むことも認めてくれない。助けてください
5、会社から「正社員からパートに変える」と一方的通告。賃金も大幅ダウン。これでは生活が出来ないので辞めさせてくれと頼んでも辞めさせてくれない
6、退職届けを出して、残っている有給休暇の消化取得を申請したら拒否されたあげく、退職日を勝手に前倒しされた
7、徹夜を含む長時間残業や土日の休みもなく働かされ腰痛や体調不良になり、退職届けを出したが、「お前は責任を全うしない」と辞めさせてくれない。残業代もない
8、派遣社員、派遣先の仕事終了時間が早いことを理由に、毎日「早退」とされ賃金カットされる
9、正社員。今までの賃金22万を、「正社員のままなら20万6千円に減らす。契約社員になるなら28万円にする。どちらか選べ」という会社
10、自分の結婚式の時以外有給休暇を取れない。名ばかり係長なのに、管理職だから残業代はでないという会社
11、有給休暇取得を申請したのに、「公休休日の振り替え」を強制され、いつまでも有給休暇を使用できない
12、理事長が映画のチケットを社員ひとり30枚売れと渡してきた。売れないとチケット代3万円を自腹でださないといけない
13、パート。正社員には休憩時間があるのにパートにはない。祝日にゴミ捨て日が重なった場合、ゴミ捨てだけのために出勤
14、就学前の子供を抱えているスタッフが多い職場。育児や子どもの病気でも簡単に休ませてくれない。高熱の子供を連れて来て仕事をしながら看病しろというが、休憩室もなく物置き場に子供を入れとけという。スタッフの不満爆発寸前(デイサービス)
15、職場のQC発表会で他のスタッフの悪口を言いあわせる。私への悪口や暴言もでる。嫌で嫌でたまらない
16、10年勤続女性。「退職したら損害賠償で訴える」と脅して辞めさせてくれない
17、12年勤続、毎日夜11時まで残業。夕飯もない。残業代は固定残業代の6万5千円だけ。これで基本給12万・手取り20万。労基署に相談したら、会社は「労基署に告げた犯人探し」をして一向に反省する気はなし
18、退職届けと残りの有給休暇消化を求めたら、有給休暇消化を「そんな会社聞いたことがない」と拒否されたあげく、すぐに辞めろと言われた
19、退職願いを出したら、減給された
20、コンビニのアルバイト。清算の不足分を盗んだと疑われ弁済も求められている
21、孫娘が毎日16時間もの長時間労働。裁量労働制だからと残業代はゼロ。出勤簿には嘘の労働時間の記載。孫娘の健康状態がおかしくなってきている。辞めさせたいが、本人は就職活動時の辛い経験があり頑張っている
22、何年も前から退職届けを出しているが受理されず辞めさせてくれない
23、職場で第1級有機溶剤トリクレンの中毒にされたのに、「会社は一切関係ない」と労災を認めてくれない。自殺まで思いつめている
24、内臓疾患で身体障害者1級。毎月500時間拘束労働で徹夜や泊まり込みも多い。2カ月間休みなしで働かせられている。体重も10キロも減った。残業代も一部しかでない
25、日野自動車日野工場内の○○部○○課○○班の職長は期間工に対して大声で暴言を吐いたり嫌がらせをするパワハラを行い、多数の期間工を退職に追い込んでいる
27、吸収合併された会社の社員。新会社から虫けらのように扱われ、嫌がらせを受けたため、みんなで退職を決意。会社は「同業他社への転職はしない」との誓約書を書けと迫ってきた。「書かないと裁判を起こす」と脅してくる
29、アルバイト。店長が短時間しかシフトを入れてくれないので生活できない
31、病院看護師長。看護師の退職者が増えた原因が私にあり「レッドカードだ」と責められている。しかし、私には何の心当たりがない
33、パート。社員からのセクハラ。「おっぱい揉んであげようか」「妻と何年もしてないんだ、僕の○○をぶち込んであげようか?」と吐き気がでる言葉のセクハラ。上司に「一緒に仕事はできない」と相談したら「あなたの我儘」と言われた。悔しい
35、ローソンでアルバイト。茶髪。入社時の面接の時には派手な色(金や赤)でなければ構わないと言われていたのに、新店長がきたら髪の毛を黒くしろ、黒に染めたくなければウイッグ(付けかつら)を付けろと言う
36、残業代は一律1000円しかでない。有給休暇もないと言う会社
37、広報部の社員全員に某テストを会社費用持ちで受けさせる。テストの結果、点数が低かった社員は、受験料を会社に返せという
38、喫煙室からもれるタバコの煙の苦しさに耐えきれない
39、ピザ屋のアルバイト。3年もいるのに有給休暇をくれない。残業手当もないのに
40、病気休職から復職の試し出勤中に上司からの嫌がらせの誹謗を受け、産業医も復職を認めてくれない
41、うつ病で5日間休んだら、会社に念書を書かされた。内容は「今後、うつ病など精神的な理由で休んだ時は進退は会社に任せる」というもの。日ごろ上司から「お前なんかパートでいいんだ」「今度何かあったら真っ先にクビを切るからな」と言われている
42、病院の職員。看護部長がスタッフの異動配置換えの権限を濫用して不満を言う者や気に入らない人をすぐに異動させてしまう。そうやって看護部長は病院を私物化してきた
43、郵便配達の会社。支店長など全員のスタッフにいじめられている。ついにノイローゼとなり2カ月の病気休職
45、退職するので有給休暇取得を申請したら「全部消化してやめるなど社会人として非常識だ」と言われた
46、「会社を辞めて自分で独立するか残るなら賃金の見直しをする」と言われて、どちらも拒否してやむなく退職したら、会社からの嫌がらせが始まった
48、日ごろ「死ね」等の罵声を浴びせるパワハラ上司から取引先の接待の席で「髪の長さが気に入らない」とはさみで髪を切られ、顔に黒のペンで落書きをされ、体には女性の乳房を書かれ乳首を黒く塗りつぶされる。会社に訴えたが上司への罰はなし。結局はこちらが退職をさせられた
49、看護師。上司は部下を「お前」と呼び捨てにして、大声でみんなの前で怒鳴る。機嫌が悪いと話があると別室に連れ込まれて30分以上も説教。最後には退職強要

”あたりまえじゃない”生き方実践講座のお知らせ

”あたりまえじゃない”生き方実践講座のお知らせ
日時:2011年1月20日(木)19:00~21:00
場所:中京青少年活動センター
京都市ユースサービス協会とユニオンぼちぼちが協力して開講している講座です。
毎月ユニークな生き方をしているゲストを呼んで、参加者も交えて生き方や働き方についておしゃべりしています。
不安定な社会情勢だからこそ、<正社員>や<結婚>などの「あたりまえ」からこぼれ落ちることへの不安が高まり、プレッシャーも大きくなります。
しかし、世の中には「あたりまえじゃない」生き方の人もたくさんいて,苦労もありつつけっこう楽しく生きています。そんな「あたりまえじゃない」生き方のゲストの話を聞いて、自分の生き方・働き方を考えたい人たちにヒントや気づきを提供したいと思っています。
1月のゲストは,
みかおちゃんとみやびちゃん
二人は,美術系の大学時代,左京区にあった「畑カフェおいしい」の日替わりマスターとなり,野菜作りに目覚めました。来年からは京北町で自給自足の暮らしを目指す予定です。現在は自分たちで作った野菜を使ったケータリングサービスも。自分でできることをどんどん増やしたい,という彼女たちの話を聞いていると,前向きな気持ちをもらえます。
参加希望の方はできるだけ,中京青少年活動センターへ申し込みをお願いします。
http://www.ys-kyoto.org/nakagyo/b/10jigyo/y01atarimae.htm
(オカアキコ)
 

〈LGBTと労働 第四回〉報告

〈LGBTと労働 第四回〉報告
大阪府人権協会の助成・QWRC主催〈LGBTと労働 第四回〉「弁護士に聞いてみよう、法律でできること、できないこと」が終了しました。労働組合(ユニオンぼちぼち)が実際に扱ってきた事例をもとに、QWRCスタッフと弁護士さんたちが、法律の解説を交えながら、模擬相談をしました。
事例は四つ。法律による解決になじむものと、なじまないものとがあり、その両方ともが難しい問題です。
①同性愛者であると面接で伝えたら採用拒否された事件
②トランスジェンダーであることを採用時点で伝えなかったせいで経歴詐称とされ契約解除された事件
③レズビアンであると同僚にカミングアウトしたら日々のコミュニケーションをセクハラと感じるようになり上司に訴えた事件
④異性愛男職場での結婚圧力でしんどくなりメンタルヘルスを崩してしまったレズビアンの人。
その他…。

QWRCからは、外部に相談できる場所を確保することや、他団体・専門家との連携をとる必要性が語られました。また、結婚圧力をかわすには、パートナーが苗字を変えたくないので同居して事実婚を選択している、といったプロフィールを準備しておく等、職場の圧力を乗り切る工夫が紹介されました。
弁護士さんからは、セクシュアリティを理由にした解雇権の濫用は法律違反、セクハラ・パワハラは上司に環境配慮義務があるからほったらかしは法律違反など、均等法や判例を参照して、わかりやすく解説してくださいました。また、裁判という手段を使う前に必要な、証拠あつめの仕方、労働組合との連携の仕方等を、具体的に提示してくださいました。
労働組合からは、法律的にはグレーでも労働組合に加入して会社と話し合いがすることができる、話し合いの拒否や組合に加入した後の当事者への不利益は法律違反になる等、法律の後ろ盾をもって会社を振り向かせることができる、と語られました。
お来しいただいた弁護士のみなさんは、いまLGBTと法律家のゆるやかなネットワークを立ち上げて、活動しておられます。今回の企画で、QWRC、労働組合、法律家のネットワークづくりのきっかけをつくることができたのではないかと思います。裁判にしても、しなくても、一人で孤立しないように、相談者・組合・法律家のネットワークが機能していけたらいいなと思います。フロアからもたくさん意見をよせていただき、おにぎりを食べながら交流も進みました。本当にありがとうございました。
次回は、2月5日16時より、場所はQWRCで、食事は鍋です☆
ふるってご参加ください!
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グラニフ!

 11月23日(火)(勤労感謝の日)東京のフリーター全般労組傘下、アパレルユニオンからの依頼で、デザインTシャツを販売する会社グラフィス(ブランド名はグラニフ)の販売員の皆さんにビラを渡しに行きました。全国で取り組まれた行動で、私たちユニオンぼちぼちは京都の2店舗と、大阪の鶴見緑地店に行きました。
 アパレルユニオンの仲間は待遇改善を求めて労働組合を結成し、会社と交渉してきましたが、職場を配送センター(商品を発送するための倉庫)からプリント工場に配置転換され、ほかの販売員と接触して仲間を増やせないようにされています。そこで、全国の友好労組に依頼して、各地の販売員にアパレルユニオンの声を届けようということで、今回の行動となりました。
101123_1209~01アパレルユニオンのビラ。センスいいねぇー。
 各店舗とも、皆さん快く受け取ってくれました。東京でも好評だったとのこと。問い合わせがあるといいですね。
101123_1210~02

東九条マダンに「ユニオンぼちぼち」参加

11月3日、「ユニオンぼちぼち」の事務所のすぐそばで、東九条マダンがおこなわれ、「ユニオンぼちぼち」も参加しました。
この地域には、「在日コリアン」の方が多く、そこに根付いた運動があり、障がい者運動、労働運動なども絡まっての人権運動のひとつとしてのお祭りの面もあるものです。
「ユニオンぼちぼち」ののぼり旗が、初おめみえしました。
PICT0001.jpg
コーヒー販売、書籍や古着のフリマ、などがあり、いろいろ売れました。
多くの組合員が知り合いと歓談しました。
「ユニオンぼちぼち」の何人かは、この祭りの実行委員会・スタッフとして活躍していました。
労働相談というほどではなかったですが、『<働く>ときの完全装備──15歳から学ぶ労働者の権利』を買ってくださった方が、息子さんが失業中ということで、少しお話をし、その後その息子さんを連れてこられて、「ユニオンぼちぼち」の数人といろいろ話をしました。若い人が働く場所が少ない、非正規がひどい扱いをされているよねというような話をし、良かったらいつでも遊びにきてねということで終わりました。 新旧の組合員が朝からフリマの販売などにがんばり、みなが交流できてよかったななんておもいました。

空き缶回収禁止条例反対のハンスト

「ユニオンぼちぼち」の仲間が、明日から、京都市の空き缶回収禁止条例に反対するためのハンストを行います。
27日の委員会採決に向けて、明日の午前8時から京都市役所前でやります。
毎日朝八時から夜八時まで市役所前にいますので、少しでもいいので、ぜひ応援に来て下さい。
*********転載転送歓迎*************
★★京都市「空き缶回収禁止条例」案に反対し、ハンガー・ストライキを決行しま
す!!★★

私たちは市会9月定例会で審議中の「空き缶回収禁止条例」案に対して反対する
ため、デモや人間の鎖などを行ってきました。
こうした批判を受け、10月20日、門川大作京都市長は総括質疑で、来年度より、
野宿者向けの就労支援政策を行うと発表しました。また、市の保健福祉局は、既
存の野宿者支援策と社会保障制度の周知の徹底を図ることですべての野宿者にサ
ポートを届けると言っています。その新しい「就労支援」は、内実も見込める効
果も非常に不透明なものです。
また、従来の支援策が多くの野宿者に受け入れられていないのは、支援策や支援を行う側の姿勢に問題があるからであって、周知が徹底されていないからでは必ずしもありません。
上記の施策案が、野宿者にとって唯一の生きる糧となっている現実があるアルミ缶回収の仕事と引き換えるのに十分たるものではないことは明らかです。
このような中でこの条例案を可決させるようなことがあれば、それは人の命と尊厳に対する甚だしい軽視の表れであると考えざるをえません。
今回、市会に対し、同28日の本会議採決まで命と向き合った真剣な議論を続ける
ことを求め、京都市役所前でハンガー・ストライキを決行します。ハンストには
多くの方の現場での支援が必要です。また、ハンストと並行し、ビラ撒き情宣も
行います。一人でも多くの方にお立ち寄りいただき、空き缶回収禁止条例案の可
決を止める今期市会での最後の闘いにご参加をお願いいたします。
◆ハンスト開始日時◆
10月25日8時~
◆場所◆
京都市役所前
※ハンスト決行中、各日8時~9時、12時~13時、17時30分~18時30分に市役所前でビラまき情宣を行います。
※ブログ
http://blog.livedoor.jp/akikankyoto/
※ツイッターのアカウント
http://twitter.com/akikandemo
※連絡先
空き缶回収禁止条例反対デモ実行委員会
akikandemo[at]yahoo.co.jp
 空き缶回収禁止条例案は、議員会を経て27日に討論が結了し、28日の本会
議で正式に採決されることになっています。私たちは、市会に対して、残された
短い時間の中で命の重みに向き合った真剣な議論と判断を行うことを求めます。
どうか命の「声」に応えて下さい。リサイクル行政の真に望ましいあり方も、こ
れから議論する時間は十分にあるではありませんか。
 京都で学ぶ一学生の私が今期市会においてできることは、あとは結論が下され
るまで議論の行方を市役所の前でささやかに見守ることのみとなりました。ささ
やかながら、しかし命がけで、しかるべき結論が下されるのを待ちたいと思いま
す。
空き缶回収禁止条例反対デモ実行委員会
関根隆晃

「人間の鎖」成功!要請書を採択

以下、転載いたします。
京都市役所を囲む「人間の鎖」が、350名以上の参加をもって成功いたしました。
また集会で門川大作京都市長、京都市議会に向けた要請書を採択したので、明日渡しに行きます。
こうした反対の声にもかかわらず、市議会での議論は厳しい状況です。
今後もご注目とご支援をよろしくお願いいたします。

空き缶回収禁止条例反対デモ実行委員会
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空き缶回収禁止条例案を可決させないことを求め、
野宿者への十分な生活支援を行うことを求める要請書

京都市長 様
自由民主党京都市会議員団 様
日本共産党京都市会議員団 様
民主・都みらい京都市会議員団 様
公明党京都市会議員団 様
京都市の空き缶回収禁止条例反対「人間の鎖」参加者一同
私たちは、京都市会9月定例会に提出された空き缶の回収を禁止する条例改正案に反対します。
京都市は改正案提出の理由に、「持ち去り」に関して市民から苦情がきており、リサイクル意識の低下を招いているということを挙げています。しかしそれは、野宿の仲間が生存のための貴重な収入源としている空き缶回収まで禁止するほどの理由にはなりません。「苦情」の具体的な内容や件数も、市は明らかにしていません。
そもそも、生活保護の適正な運用など十分な生活支援を行ってこなかったことに、現在の貧困問題の原因があるはずです。野宿の仲間への支援策に関して言えば、「京都市自立支援センター」の予約はいっぱいであるなど、とても十分な施策が行われているとは言えません。また、働くことが生きがいになっている野宿の仲間もたくさんいます。
支援が不十分ななか、残された数少ない働き口である空き缶回収さえも奪い、京都市は一体どうしろと言うのでしょうか?
環境のために人を殺すな。観光のために人を殺すな。京都が、命を大切にした上での「美しいまち」であってほしいと私たちは強く訴えます。
私たち「人間の鎖」参加者一同は、以下のことを要請します。
・空き缶の回収を禁止する当該条例改正案を可決しないこと
・まず第一に、野宿問題をはじめとする貧困問題の実態を理解し、生活や就労に関して個々の実情に合ったサポート施策を実施すること
・生活保護の適正な運用を行うこと
以上
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Demand to Support People on the Streets and to Object against a Municipal Ordinance of Kyoto City Prohibiting to Collect Recyclables
To
The Honorable Daisaku Kadokawa Mayor of Kyoto City;
The Honorable the Liberal Democratic Party of Kyoto City Assembly Members;
The Honorable the Japanese Communist Party of Kyoto City Assembly Members;
The Honorable the Miyako Mirai (Democratic Party of Japan) of Kyoto City Assembly Members;
The Honorable the New Komeito of Kyoto City Assembly Members:
Ladies and Gentlemen――We object against adopting a resolution of a Municipal Ordinance of Kyoto City prohibiting to collect recyclables submitted to the City Assembly on the September Meeting.
The Environmental Policy Bureau of Kyoto City has been reasoned with the assembly members on the Amendment disclosing civilians’ complaints about “carried away” recyclables, though never shown the number of claims, and eventually disrupting prevailed consciousness into recycling renewable resources. These reasons, however, can not support prohibiting for people on the streets to collect recyclables and make themselves alive.
The suggested Amendment tried to dismiss problems relating life supporting polices; for instance, the Kyoto Self-Support center for homeless people Managed by Social Service Foundation Work Center subcontracted by Kyoto City has been constantly overbooked. Thus, EPB intended to usurp least subsistence of the people on the streets without enough supports. We strongly demand not to kill people for social environment or tourism. Kyoto must stand on sanctity of lives as well as historical environment.
Resolved――We demand that the assembly members do not adopt the resolution of a Municipal Ordinance of Kyoto City prohibiting to collect recyclables, City departments introduce suitable job assistance and life support programs appropriate for individuals with figuring out poverty problems including the issue of people on the streets, and to ensure proper operation of welfare.
Very respectfully,
All the participants of
“Chain of Human” to Object against a Municipal Ordinance of Kyoto City Prohibiting to Collect Recyclables

★★京都市の空き缶回収禁止条例反対「人間の鎖」!★★

当日は急遽湯浅誠さんが来てくださることにもなっています。21日委員会に合わせ、市当局、市会に強烈な一撃を加えるべく大々的に打って出たいと思っています。
輪を作るためには最低250人の参加が必要です。
下記の案内を可能な限り広めてください。どうぞよろしくお願いします!
****************転送転載大歓迎************
★★京都市の空き缶回収禁止条例反対「人間の鎖」!★★
—10月20日17時半、京都市役所前に集合して下さい—

◆20日は「くらし環境委員会」の前日という山場のため、東京から湯浅誠さんが応援に駆けつけてくれることになりました!
◆全国で広がっている回収禁止の動きを、ぜひ京都で止めましょう!
◆9月28日、空き缶の回収を禁止する条例の採決が延期されました。
しかしこれは、条例案への批判が高まるなか、賛成する与党会派が拙速な態度の表明を避けたにすぎません。このまま条例案に対する関心が弱まれば、10 月 21 日の 「くらし環境委員会」 で議論が賛成の方向に流れ、 27 日委員会で可決の結論が出されてしまいます。
空き缶回収禁止は野宿の仲間の生活を脅かし、社会的排除を助長するものです。
そこで反対の意思を表明するために、10月20日に京都市役所を囲む「人間の鎖」を行います。
■スケジュール
10月20日(水)
17:30 京都市役所前(御池通側)に集合開始
18:00 集合完了、趣旨説明のあと整列開始
18:30 鎖を完成させ、シュプレッヒコール
→再集合、アピールなど

主催:空き缶回収禁止条例反対デモ実行委員会
連絡先:akikandemo[at]yahoo.co.jp
京都市は、京都市会9月定例会に家庭から出された空き缶などのゴミを持ち去ることを禁止する条例改正案を提出しました。理由は「缶を持ち去る音がうるさい」という苦情が来ていることと、市民のリサイクル意識を向上させるためということです。
しかしそれは、野宿者の貴重な収入源になっている空き缶回収を禁止するほどの理由にはならないと考えます。ほとんどの野宿の仲間は、音や残るゴミに気を使ってアルミ缶回収をしているのです。
確かに行政は、乱雑な持ち去りを行う悪質な業者に対し、何らかの対策をする必要があると考えているのかもしれません。しかし今回の条例改正案のように、一律に全ての回収を禁止してしまうことは非常に暴力的であり、人命を脅かすものです。
現在、貧困問題への社会的な関心が高まり行政の施策が広まりつつある一方、空き缶回収禁止の動きも全国で広がりつつあります。私たちは、行政に対して十分な野宿者対策、貧困対策を求めると同時に、行政に頼らずに、頼れずに生きている野宿者の生活が脅かされることのない状態も求めます。それが今回、空き缶回収禁止条例に反対する「人間の鎖」を行う理由です。